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介護人材の中でも、訪問系の人材確保が困難?

介護人材の中でも、訪問系の人材確保が困難?

採用が難しく、人手不足が常に問題となっている介護業界ですが、その中でも特に、訪問系の人材確保が困難となっているようです。

正直なところ、私たちケアリッツの介護事業は訪問介護が中心となっていることもあり、ちょっと他人事ではありません。ということで、今回はこんな記事を取り上げます。

増えない介護人材 厳しい訪問系 (シルバー産業新聞)

記事の内容

記事の元データとなっているのは、9月5日開催の社会保障審議会介護給付費分科会。

ここで示されたデータによると、介護される側の人口は前年比2.3%増の622万人。順調に高齢化が進んでいることがわかります。
逆に介護する側である、介護人材の数はというと、介護人材は183万人。問題は昨年比で、0.1%増(2,000人増)に留まることがわかりました。

そして一番の問題は訪問系の人材。訪問系介護人材は、51万4,000人でこの人数は前年比で2.7%減(1万4,000人減)とのこと。

このデータからわかるのは、介護人材の数自体は横ばいだが、増える需要にはとても追いついていない、ということがひとつ。世の中的には介護人材が減っているような印象もあるようなので、それよりはまだマシだが、高齢化にはとても対応しきれていない、といった感じでしょうか。

そして、もうひとつわかることが、全体の1/3弱を占める訪問介護系の人数が減り、一方で施設系の人数が増えている、ということ。
ちなみに今回のデータは、介護予防・日常生活支援総合事業の介護従事者を含まない数字、とのことなので、もう少し実際は人数がいる可能性もありますが、逆に総合事業の基準緩和型や住民主体型サービスは伸びていないことは知られているので、やはり訪問系サービスに従事する人数は減少している、というのが正しいように思えます。

また記事にあるように、2025年問題、とよく話題に上がるデータによれば、2025年時点で253万人の介護人材が必要とのことなので、もはや絶望的な水準であるように思えます。

さらにデータを細かく見ると、訪問、通所、入所すべてにおいて、伸び率は徐々に下がってきて来ていることがわかります。

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介護福祉士の数は?

また、記事内では以下のようなグラフも紹介されています。

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介護福祉士が介護人材のどれくらいの割合を占めるのか、というデータですが、介護福祉士の率はどんどん増えてきていることがわかります。
2016年より先の時点で、介護福祉士試験の受験資格が変わったため、おそらく伸びは減少していると思いますが、それにしても、もはや5割に届こうというレベルになっています。

このデータからだけだと、介護福祉士資格のなかった介護人材がどんどん介護福祉士を取っている、ということなのか、専門学校等の直接介護福祉士になるルートが活性化しているのかはわかりません。ただ、介護福祉士を持っていない介護人材の数をしっかり増やしていくことがまず重要のように思えます。

今後外国人人材の話も盛り上がってきていますが、そうした抜本的な解決策がない限り、2025年を乗り越えるのは難しいように思えますね・・・

CURATOR
ケアリッツマガジン運営者 Yuri
普段の業務に加えて、いろいろと記事を書いて情報発信しています。プライベートでは女子力高めなことが好きです。