CareTEX2019を回ってみました– 後編

前編だけをアップして、後編書くのをすっかり忘れてしまっていました、CareTEX2019のレポート(前編はこちら)。

もうあれから3か月近くが経つんですね・・・ 時がたつのは早いものです。

というわけで、私の書く記事としては平成最後となりますが、後編レポートをお送りいたします。

CareTEXとは、介護関連業界では最大級のBtoB展示会で、毎年東京BIGサイトで開催されています。

ロボット系

まずは、いくつかいわゆるロボット系を見てきたのでご紹介します。

こちらはユカイ工業さんのBocco。ロボットっぽいけれどちょっとほっとするような見た目が特徴です。
留守番中の子供などにも活用できるものですが、ここでは高齢者見守りを目的として紹介されています。
スマホと連動し、このロボットを経由してスマホで家族としゃべれたり、様々なセンサーと連動することで見守り機能を発揮します。

ちなみに、同じくユカイ工業さんのこちらのロボット?も気になりました。

ちょうどよい抱き心地と手触りで、撫でるとしっぽを振ってくれるだけのクッション型しっぽロボットなのですが、とにかくかわいくて癒されます 笑
一見くだらなくも見えるアイテムですが、かなり研究を尽くして開発されたものなんです。(Qooboのページ)

また、夜間廊下などを巡回する見回りロボットとして、ちょっと変わった近未来的なものもありました。名前はCare-jiro(ケアジーロ)。敢えてロボット型にこだわらず、テレビ電話のタブレットに車輪を付けたような斬新な発想が気に入りました。iPresence合同会社さんの製品です。

そして相変わらずかわいいSotaくん。ヴイストン株式会社とNTTが共同開発しています。
カラバリも豊富で、レクなどでは活躍してくれそう。昔弊社でもデイサービスでデモをやったところ好評でした。

いわゆるコミュニケーション系のロボットはこんなところです。

マッスルスーツ系

今回気になったのは、マッスルスーツ系です。
マッスルスーツと言えば、やはり何よりサイバーダイン社のHALが有名です。(HALの商品ページ)

一時期はさまざまな施設に注目され、導入されたりもしたのですが、いくつか問題もあるようです。まず、値段。1台当たりの料金が総額で200万、といったような金額感なので、かなり高価であるのは間違いありません。また、装着に時間がかかることや部屋移動する際には重いので大変、という難点も耳にします。
そして、体型が違う場合にフィットしないため全スタッフが同じものを使うわけにはいかない、という点も挙げられています。

そんな中で、画期的なマッスルスーツがこちら。

東京理科大学発のベンチャーであるイノフィス社が開発し、PALTEK社が販売するその名も「マッスルスーツ」。
いろいろとラインナップがありますが、何より注目すべきはその価格。
販売価格も一番安いラインであれば50万で、レンタルだと月に6万程度。

そして重さもたったの5kg程度と、装着しても簡単に移動が可能です。

なぜこういったことが可能かというとその原理にあります。HALはもちろん電動なわけですが、こちらは人工筋肉を使った空気圧駆動というのが特徴。そのおかげで軽量化が図れ、安価になったというわけです。
また、そのおかげで基本的に防水であり、また故障しにくい、というメリットもあるようです。

なかなかHALの導入が進まず、いろいろなところが煽っていますが、正直こちらの製品の方が汎用性が高いのではないか、と個人的には思いました。

 

また、もっと単純なもので、有限会社アトリエケーさんの製品で、要はバネの入ったサポーターである、パワースーツというものもありました。
こちらはもっと単純な仕組みで、ひざや腰のサポーターのようなものでバネが入っている、というもの。もちろんパワーは少ないですが価格は30000円と個人でも手の出るレベル。

高性能で高価なものより、こういったものを普及させる方が、業界全体の効率化や作業軽減につながるのではないでしょうか。

その他の製品

その他いくつか気になった商品をご紹介します。

こちらは、リハビリ器具なのですが、下のペダルを漕ぐと球が射出されるパチンコです 笑
単純ではありますが、確かにこれなら必死でパチンコ好きの高齢者なら運動しそう。楽しんで運動できるという意味では、単純ながら素敵な発想です。

 

 

また、一時期話題になったD Freeという排尿のタイミングがわかる という商品も展示されていました(製品ページ)。

元々は施設用で、排尿のタイミングをグラフ化したり、ケアの履歴と連動させたり、といったアイテムだったのですが、個人用も出たようです。

個人用はもう少しシンプルで、尿の溜まり具合が自分でアプリで確認できるため、外出時などに漏らしたりしてしまう心配がない、といったものです。

最後に・・・

いかがでしたでしょうか。

こういった展示会に行くと、実はかなり介護分野でいろいろと仕事を楽にしてくれるアイテムに遭遇します。
効率化のチャンスはこんなところにも転がっているのかも・・・

それでは、よい令和元年をお迎えください!

CURATOR
ケアリッツマガジン運営者 Yuri
普段の業務に加えて、いろいろと記事を書いて情報発信しています。プライベートでは女子力高めなことが好きです。