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【介護コラム】利用者プロフェッショナル⑥ 「外出を行う方法」

【介護コラム】利用者プロフェッショナル⑥ 「外出を行う方法」

日々の暮らしのなかで、身体介護(居宅介護)も必要ですが、通院などに利用するサービスで「通院等介助」について、今回はお話します。

僕の場合は、主に定期受診と歯科通院で利用することが多いです。定期的な問診と処方が必要な為、病院の予約とヘルパーさんの確保が必要になります。今年度は、月に16時間支給されています。外出に慣れていて、長時間付き添い可能なヘルパーさんの手配が毎回の課題です。なるべく早めの相談が必要です。また特殊な例ですと、選挙の投票、役所の手続きなども「通院等介助」に含まれます。

通院には待ち時間も発生し、院内の車いすの介助も僕の場合は必要になります。トータルの時間が読めない分、内科が比較的早く終わったり、歯科では待たされることもしばしばあります。そのため、あらかじめ役所に多めの時間を申請するのが良いですが、実績として月に利用する時間が極端に少ないと、翌年度から時間を減らされてしまう可能性も、自治体によってはあるので、注意が必要です。

自分で行うスケジュール管理はもちろん、申請手続きや病院の予約、ヘルパーさんの確保等、ややこしい手続きが多いので、役所の相談員さんとその都度話をするようにしています。ただ、代行してくれるケアマネジャーさんがいたら、もっとスムーズに制度を使えるのになと思います。また、自治体によって、制度や対応が異なる点がなくなれば、積極的に活用しやすくなるサービスだと思います。

 

【イメージソング】

King Gnu -Stardom(2022年)-

 

コラム原案/安部隼人
障害者の目線から、社内での研修講師をしたり、啓蒙活動のためのレポート作成等を担当しています。
晩酌のお供はカニカマ派です。
Illustrator/エム・コウノ

利用者プロフェッショナルの様子