介護職の夜勤と健康~夜勤は除草剤並みのリスク??? | 介護のプロ。株式会社ケアリッツ・アンド・パートナーズ
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介護職の夜勤と健康~夜勤は除草剤並みのリスク???

介護職の夜勤と健康~夜勤は除草剤並みのリスク???

介護というとどうしても付きまとうのが、「夜勤」というイメージ。
実際、施設系の介護職にとっては、夜勤なしで正社員として働くのは非常に難しいのが現実です。
でも、そこで気になってくるのが健康の問題。

では、夜勤をやることによって、健康にはどのような影響があるのでしょうか?
様々な角度から調べてみました。

発がん性のリスク

発がん性のリスク
2019年に国際がん研究機関(IARC)は、様々な「発がん性リスク」について、そのレベルによって以下4つのグループに分け、発表しています。

グループ1(発がん性がある)120種類
グループ2A(おそらく発がん性がある)82種類
グループ2B(発がん性の可能性がある)311種類
グループ3(発がん性について分類できない)500種類

 

「サーカディアンリズムを乱す交代勤務」というものが、この中で「グループ2A」という、2番目にリスクが高い群に分類されています。
サーカディアンリズムというのは、概日リズム、すなわちいわゆる体内時計のことを意味しており、これを乱すような交代勤務というのは、つまりは夜勤のことを指しています。

他に同程度の発がんリスク群のものとしては、グリホサート(除草剤)などが挙げられており、1段リスクの低い「グループ2B」には「ガソリンの排気ガス」や「鉛」など、一般的には発がん性リスクが高そうと思われているものが分類されています。

こう見ると、夜勤というのは思った以上に、発がんリスクが高い、と言えるのではないでしょうか?
ちなみにこの発表を受けてデンマークでは「20年以上、週に1回以上夜勤に従事」し、その後に乳がんを発症した看護師に対しては、国が労災認定する形で金銭的補償を行っています。

メタボリック症候群や睡眠障害も!

メタボリック
その他に、どのような健康への影響があるのでしょうか。

メタボリック症候群の指標とされる「総コレステロール」「トリグリセリド」「体脂肪率」に関して、日勤従事者と夜勤従事者で比較したデータが存在します。
なんと、そのデータによると、3つの数値すべてにおいて、夜勤従事者は日勤者より高い数値が出ているのです。

その要因としては、以下のようなことが考えられます。
・最も太りやすい22時~2時の間に食事をとりがち
・エネルギー補給のため、炭水化物が多めになりがち
・夜勤明けに、寝る直前に食事をしがち

さらに、やはり睡眠障害についても、多くの方が悩まされているようです。
睡眠薬の処方状況を日勤従事者と夜勤従事者で比べたデータによると、夜勤従事者の方が睡眠薬を処方されている割合が約2倍も多いという結果が得られています。

健康維持の対処方法

では、健康を維持しながら介護職で働き続ける方法はないものでしょうか。

しかし残念ながら、夜勤にベストな対処方法というものは存在しない、というのが現代の通説になっているようです。
とは言え、被害を最小限に抑える対処方法は存在しますので、可能な範囲で以下のことを実践してみてください。

・体内時計を安定させるため、できるだけしっかりと仮眠をとる。
・夜勤の回数は、できるだけ週1回程度に抑える。
・22時~2時の間は、食事をとらない
・お菓子などの間食は控えめに

健康維持の対処

究極の対処法?

とはいえ、夜勤の健康リスクは継続して5年以上行うと高まっていく、と言われています。
介護の仕事は好きだけど、自分の健康を犠牲にしてまで続けるのは・・・。そう思っている方も多いはず。
そうなると、やはりどこかのタイミングで日勤帯の仕事に切り替える、というのが究極の選択肢です。

正社員で夜勤をせず、介護の仕事をするなんて難しいのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、訪問介護、という手があります。
訪問介護は日勤帯のみであり、1対1でしっかりとお客様に向き合って介護の仕事ができます。
移動は電動自転車、ということも多いですが、その分適度な運動にもなりますので、ダイエットにも効果的 笑
デイサービスなどと比べて給与も高いので、是非検討してみてください。

正社員での募集が少なくて・・・という声もあると思いますが、ケアリッツの場合には、正社員の割合が9割です。
宣伝になってしまうのですが、ケアリッツでは給与水準も業界最高水準の実績があり、介護職でもしっかり稼げる環境を整えております。
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日勤のみの介護職

WRITER
ケアリッツマガジン運営者 Yuri
普段の業務に加えて、いろいろと記事を書いて情報発信しています。プライベートでは女子力高めなことが好きです。
ペーパー薬剤師。