【イラストで解説!介護の知識】認知症ってなに?vol.3-徐々に進行 アルツハイマー型認知症-

徐々に進行 アルツハイマー型認知症の特徴

現在、一番発症数が多いとされているアルツハイマー型認知症。
最大の特徴は発症から数年~十数年をかけて徐々に進行していくことです。
また、脳血管性を伴う認知症と併発することもあり、症状に個人差があります。

■どんなことが脳に起きているのか?

実は、アルツハイマー病がどのように始まるのかは、まだわかっていません。
簡単に説明すると、脳内のいたるところに神経原線維変化が生じ、もともとは健康であったニューロンが、効率よく機能しなくなってきます。
時間の経過とともに、ニューロンは、相互に機能して連絡し合う能力を失い、最終的には死滅します。

やがて病変は、脳内で記憶を形成するのに必要不可欠な、海馬と呼ばれる構造体に広がり、ニューロンがさらに死滅するにつれて、影響を受けた脳領域は萎縮し始めます。アルツハイマー病の後期までに障害は広範囲に及び、脳組織は著しく萎縮します。

■アルツハイマー型認知症は治るの?

現在は、残念ながらこの病気が完治する治療法はありません。
死滅してしまった脳細胞は復活することはありませんので、一度失われてしまった機能は失ってしまいます。
介護現場ではよく、前は〇〇ができていたのに、また戻るかもしれない!と期待されるご家族などを拝見することありますが、機能の復活を願うより、失ってしまったことを理解し、残っている能力を失わないように協力してあげることが重要ではないでしょうか。

しかし、進行を遅くする薬やリハビリ療法などが開発されています。早期に発見されることで、予後を豊かに暮らすことも可能です。
もしかして?と思ったら早めに物忘れ外来や脳神経科などの受診をおすすめします。

 

CURATOR
ケアリッツマガジン運営/キュレーター WACHI
福島県生まれ。ケアリッツ・アンド・パートナーズの広報担当。編集したり、レポートしたり、たまにイラストも描きます。