昨今の日本人の傾向

介護ともITとも関係のない記事ではありますが、興味深い記事がありました。

近年の日本人「冷笑主義」の傾向強まる…ブランドコンサル会社調べ

過去10年間の、日本人の社会的価値観を分析したもので、15-64歳が対象とのこと。

2008年から2009年以外は一貫して、徐々にグラフ上では右下に向かっていることがわかる。
ちなみに、2008年にはリーマンショックがあったことが原因では?と記事では述べています。

このグラフ上で、日本人の価値観が右下に移動しているということは、つまりどういうことかというと、「社会や権威などに対して冷めた目線を持ち、長期的な視点ではなく今を楽しむことが重要」という価値観が日本人の間で増えている、ということです。

日本人の価値観の要因は?

何が要因で、こうした変化が起きてきているのでしょうか?

まず、社会への関与ですが、おそらくこれは昨今の政治の情勢なども関係しているのではないかと推測されます。災害や人口減少、財政不安など、全体的に社会不安が世を覆う中、安倍政権は問題が噴出しつつも長期政権を築き、それに対する野党は目も当てられないほどひどい状態。国会の論争もモリカケばかリで正直くだらない。

こんな背景から、世の中そう簡単に変わらない、変えられない、といった無力感が蔓延しているのではないでしょうか?

そして、横軸に関しても似たことが言えます。先のことを考えると暗くなるが、今現在はスマホも便利だし楽しいっちゃ楽しい、そんな気持ちから、深く考えるよりも刹那的に今を楽しむ、といった思考になっているのでしょう。

詳しく細かい項目まで見てみると、記事によると、

1. 他人への無関心:3割強(12ポイント)増加
2. 信頼関係の希薄化:13%(4ポイント)増加
3. 感動の希薄化:17%(10ポイント)減少
4. リスクは取らない:24%(9ポイント)減少
5. 今さえ楽しければそれで構わない:4割強(8ポイント)上昇
6. 贅沢の日常化:約3割(5ポイント)上昇
7. 冷めた目線:2割(5ポイント)上昇

という7つのポイントが今の日本人の特徴と言えるようです。

このように具体的に見ると、あまり他人に関わらずドライな視点で今を楽しむ、という今の日本人像が見えてきますね。

そして、この人間像を想像してみて、どう思いますか?
特に、介護という仕事に必要なものとは、かなりかけ離れた内容に思えます。
やはり介護を行う上では、他者への関心や信頼、感動といったものが重要ですし、その日その日のケアのことだけを考えるのではなく、長期的な視点でケアに当たる必要があります。

介護業界の人材不足に関しては、こういった日本人の特性が変わってきてしまったことも一因なのかもしれませんね・・・

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ケアリッツマガジン運営者 Yuri
普段の業務に加えて、いろいろと記事を書いて情報発信しています。プライベートでは女子力高めなことが好きです。