【介護コラム】 目と目を合わせて - 第1回 - 一期一会にならないために

僕は脳性麻痺の影響で、首から下を思うように動かすことができません。
なので、生活していくために、6つの会社から30人前後のヘルパーさんを派遣してもらって、サポートを受けています。

一人一人の名前、印象、趣味趣向や興味のあること、そんな情報収集をすることから、ヘルパーさんとの関係作りは始まります。
誰だって、話題に詰まって無言で向き合うのはしんどいですからね。いつでも話を振れる状態にしておくのが、サポートを受ける側として、そして人間としてもマナーだと思っています。

呼び方、呼ばれ方も30人30様。苗字に「さん」を付けるのが定番ですが、人によっては下の名前で呼び合ったり、時にはニックネームなんてこともあります。

サポートの方法も人それぞれなので、様々なカラーの空気に部屋の中が包まれます。
合う空気、合わない空気はありますが、合わない時は合わせることも大事。
合わせることは疲れるけれど、「疲れた甲斐があったな」と後で思えればそれでOK。

長く続く良い関係を願いながら、皆さん、本日もよろしくお願いします。

コラム原案/安部隼人
障害者の目線から、社内での研修講師をしたり、啓蒙活動のためのレポート作成等を担当しています。
晩酌のお供はカニカマ派です。
Illustrator/エム・コウノ