【介護コラム】 目と目を合わせて - 第4回- お互いを知り続けること

お世話になっているヘルパーさんたちの中で一番多いのは、僕(障害)に対しての興味はあるけど、それを表に出さないタイプです。
多分これが世の中的には「普通」のヘルパーさんなのだと思っています。

公私の区別をきちんとつけて、私的な興味は押さえて仕事に励むといったところでしょうか。ただ、あまりにも仕事感が出すぎていると、少々窮屈な感じがしてしまうので、バランスが大事ですね。

ただ当然、中には普通からはみ出している方もいます。そちらは中々の個性派揃い。

タイプで分けるなら、興味が強く、それを前面に押し出してくる人、です。
なぜ強く興味が湧くのかは人ぞれぞれですが、それを抑えずに前面に出す理由は共通しています。

曰く、「書類上の情報は限られているから、足りない部分は自分で聞き出さないといけない」だそうです。その人に興味を持って、より深く知ることを、専門的にはアセスメントと言うそうです。でも、事業所のファイルに綴じられているアセスメントは、全て過去のものばかり。今日の僕の状態は書かれていません。

だから聞いて、感じて、知ろうとするのだそうです。

気持ちは僕も同じ。今日のヘルパーさんの状態は、会ってみないと分かりません。だから、沢山コミュニケーションをとります。

声や表情、仕草や目線など、今日の調子はどうかなと、アセスメントします。お互いに今日はどんな調子かを知ろうとし合うことで、一緒に今日のベストを尽くしましょう。

コラム原案/安部隼人
障害者の目線から、社内での研修講師をしたり、啓蒙活動のためのレポート作成等を担当しています。
晩酌のお供はカニカマ派です。
Illustrator/エム・コウノ