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【新卒ブログ】すべてのことがきっかけ(中山)

【新卒ブログ】すべてのことがきっかけ(中山)

こんにちは!
成増事業所の中山です。

写真はご利用者さまの外出支援をしたときのものです。
のびのびの影が6本。
そう、全部で3人います!
訪問介護は基本的にはヘルパー1人でケアを行いますが、
安全のため必要と判断されたときは二人体制のケアになることがあります。
私は二人体制のケアが結構好きです。
写真のケアではいつも三人で延々とお話していました。女子会ですね~。

ある事件との出会い

さて今回は、私が介護業界を選んだきっかけの1つについてお話ししようと思います。
ネットの海をぐるぐるしてたとき、下記の事件について知りました。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

『京都伏見介護殺人事件(きょうとふしみかいごさつじんじけん)とは、2006年(平成18年)2月1日、京都府京都市伏見区の桂川の河川敷で、当時54歳の男Aが生活苦から親子心中を図って認知症患者の86歳の母親を殺害した介護殺人事件。』
(引用元https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E4%BC%8F%E8%A6%8B%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6)

何より悲しかったのは、お母さまのことを大切に思う気持ちがありながら起こってしまったということでした。
これだけ技術が発達して便利になっている一方で、大切に思う人との最期がこうなってしまう人がいる。
なんてアンバランスなんだろう。
足元がぐらつくような感覚でした。

そして、こういった事件が起こったということは、他にも玄関扉の奥で悩む人がたくさんいるということです。
何を今さら、ということなのかもしれませんが、私にとってはこの事件がきっかけで、高齢化社会の暗さを思い知りました。

このことが決定的な理由ではなかったけれども、
衝撃はずっと私のなかに残っていたのだと思います。
いろんな業界をみたり受けたりしましたが、最終的に介護職を選びました。

不安な人がいるなら、少しでも安心して過ごせるようになってほしい。
またそういう社会になることは自分のためでもあるように思いました。

私にできること

介護をするご家族の負担は大きいです。
ヘルパーの訪問は一日のうち限られた時間ではありますが、
ほんの少しでも肩の力を抜く時間になればと思っています。

ご利用者さまやご家族が笑顔で語らう姿を見るとやっぱり嬉しくなります。
ちょっと孫の気分でここにいさせてもらっていいですか、と思います。
私の方が元気をもらっています。

同じ30分、1時間のケアでも、経験と知識の量で違うものになってくるはずです。
少しでも力になれるよう、これからも精進します!

冬が来ますね。
かぜなどひかぬよう、お体に気をつけて。
ではまた!

中山