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【介護コラム】利用者プロフェッショナル④ 「外出準備」

【介護コラム】利用者プロフェッショナル④ 「外出準備」

さて、ここまで外出に至るまでに必要な手配等についてお話をしてきましたが、外出の予定が組めるのも日常生活が整っていればこそ。普段の暮らしが滞りなく回っていくように、僕がどのような調整を図っているかについて説明をしていこうと思います。

自宅での生活を支えてもらうためのサービスのことを「居宅介護」と言います。以前ご紹介した移動支援とは別に受給者証が発行され、そこに「月に何時間までヘルパーさんに身の回りのことを手伝ってもらっても良いですよ」といった情報が記載されています。僕の場合は身体的なお手伝いを月に229時間(臨時の対応も想定して、今は260時間確保しています)、通院のお手伝いを月に16時間お願いすることが出来るようになっています。

最初にお願いした内容は、朝、昼、夜の一日3回で、トイレのこと、食事のこと、内服、着替え、歯磨きといった内容をそれぞれ一回90分で対応してもらうことでした。複数の事業に連絡をし、何曜日のどの枠であれば対応可能か、何分程度ずらせば調整できるのか等を確認し、一週間のスケジュールを埋めていきました。

 

【イメージソング】

ReoNa -ライフ・イズ・ビューティフォー(2022年)-

 

コラム原案/安部隼人
障害者の目線から、社内での研修講師をしたり、啓蒙活動のためのレポート作成等を担当しています。
晩酌のお供はカニカマ派です。
Illustrator/エム・コウノ

利用者プロフェッショナルの様子