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【ROOTS】仕事も家族も両方を大切に!

【ROOTS】仕事も家族も両方を大切に!

【ROOTS】は、当社で働いている社員の方を紹介するコーナーです。

ケアリッツ明大前 山口 いずみ さん

2018年7月入社。大学を卒業して以来、様々な介護現場でのご経験をお持ちの山口さん。これまでの経緯やどのようなことを大切にされているのかなどを伺ってきました。

 

ターニングポイント

-なぜ介護に興味を持つようになったのですか?-
介護の仕事に興味を持つようになったそもそものきっかけは、物心がついて少し経った頃に参列した祖母の葬儀でした。葬儀に参列すること自体初めてだったのですが、その時に覚えた、何とも言葉では言い表せない独特な感情というか、人が亡くなるということの衝撃というか、心にズンとくるものがあって、そこから徐々に興味が膨らんでいって、福祉を学べる大学に進むことにしました。

専門職としてのこれまで

-ケアリッツに入社される前にも介護職のご経験があると伺いましたが?-
介護職として初めて勤めたのはホスピス(末期がんの方などの緩和ケアを主に行う施設)でした。大学時代に専攻していたターミナルケアについて学ぶゼミの先生が、かつての教え子さんや知人の方と一緒にホスピスを立ち上げることになり、卒業を控えていた私にも声をかけてくださったんです。祖母の葬儀以来、ターミナルケアに対してはずっと興味があったので、実際の現場を見てみたいという気持ちもあり就職することに決めました。実際に働いてみると、新卒未経験の介護士とベテランの看護師とでは患者さんからの信頼度が全然違っていて、呼ばれて病室に伺っても「看護師さんに来て欲しい」と言われてしまうことも多々ありました。なので当時は、自分の中で介護士の存在意義を見つけることが出来ないまま、ひたすら頑張っていた感じですね。それから3年ほど経って、経営不振からホスピスが閉鎖されることになったんです。次の仕事をどうしようか考えているときに学生時代の友人からの誘いがあって、夜間専門の訪問介護事業所に転職することになりました。ホスピス時代の理事長さん達は在宅療養の支援もされていて、日頃から「在宅介護は面白い!やっぱり家は『最期はここで穏やかに暮らしたい』って思う場所なんだよね」という話をよく聞いていたので、「いつか訪問介護に携わってみたい」と思っていました。夜間の訪問介護は拘束時間が長く、15時から翌朝9時半くらいまでの勤務で、間に2時間ほど休憩はありましたが、あとはひたすら車で回ってケアをしていました。それでも仕事は楽しかったですし、眠っているところを起こされているにも関わらず「ありがとう」と声をかけていただけると更にやりがいを感じることが出来ました。5年ほどが過ぎ、結婚を機に引っ越したタイミングで、通うには遠かったこともあって退職をすることにしましたが、とても貴重な経験をさせてもらったと今でも思っています。退職後は、出産も視野に入れていたこともあり、正社員ではなく非常勤で近くの総合病院の看護助手として働くようになりました。病院の方針で非常勤職員はかなり厳しく勤務時間を定められていたので、「もう少し働きたいな」と思っても叶わず、給与面での不安が常にありました。それから一人目の子を出産し一度は同じ病院に復職したのですが、二人目を妊娠したタイミングでやはり給与の面が心もとなくて、正社員で働ける環境を探してケアリッツへの転職を決めました。

 

ケアリッツへの転職

-ケアリッツに転職してみていかがですか-
大学時代はラグビー部のマネージャーをするくらい、もともと人を支えたり手伝ったりすることが好きで、そんな私の性格に介護の仕事はぴったりはまっていると思うんです。それでも、結婚をして子供が生まれて家族になって、介護の仕事でしっかり収入は得たいけれどさすがにもう夜勤は難しいなと考えていました。その一方で、訪問介護にもう一度戻りたいという思いもずっと拭えずにいたので、正社員として夜勤のない訪問介護に携われる環境に転職することができて、本当に嬉しく思っています。非常勤時代に比べれば当然勤務時間は増えていますが負担に感じることは全くなくて、むしろ運動会や授業参観など、保育園や学校関係のことで相談すればシフトの調整をすぐにしてもらえるので、とても満足しています。ご利用者からかけられる感謝の言葉は何度言われても嬉しいですし、年齢を気にせず何でも気軽に話せる事業所のメンバーは本当に心強いですし、人にも環境にも恵まれて毎日が充実しています。

これから

-今後の目標を聞かせてください-
今はまだ子供たちが小さいので、仕事をする上での目標を考える暇もないくらいに一日があっという間に過ぎていっていますが、家族との生活が毎日つつがなく過ぎていって、仕事では自分に与えられたことに責任をもって取り組むことが出来ているので、十分に満足しています。日曜日は家族全員が揃うので、みんなで出かけてみたり、子供たちがやっているゲームをルールもよく分からずに眺めてみたりしながら一緒に過ごせる時間を大切にしています。これからも、仕事と家族の両方を大切にしながら過ごしていきたいと思います。

 

人と接することが大好きな山口さん。ご利用者のこともご自身の家族のことも、話しているだけでついつい笑顔がこぼれてしまうようです。これからもその笑顔で、関わる人みんなを幸せな気持ちにしてください!貴重なお話をありがとうございました!