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【ROOTS】訪問介護は天職!一人一笑!?を心がけ、毎日楽しく訪問に出ています!

【ROOTS】訪問介護は天職!一人一笑!?を心がけ、毎日楽しく訪問に出ています!

【ROOTS】は、当社で働いている社員の方を紹介するコーナーです。

ケアリッツには毎月大勢の方が入社されています。どのような方がどのように活躍しているのか、インタビュー形式で紹介します。これから介護職へ転職を考えている方や、経験は無いものの介護に興味がある方々は、是非参考にしてください!

今回紹介するのは 分倍河原事業所 石川好美(いしかわ よしみ)さん

2018年9月から登録ヘルパーとして稼働を始め、2021年6月から正社員として入社。ご家族の介護をしながら様々な職業を経験されたのち、介護業界へ転身。訪問介護に対しての思いや今後の目標などについてお話を伺ってきました。

 

ターニングポイント

-なぜ介護に興味を持つようになったのですか?-

病弱だった母が、私が10代後半の頃から車椅子生活になって、住宅改修や福祉用具を活用して室内をバリアフリーにしたりリフトを設置したり、すごく身近なところで福祉の世界に触れる機会が多かったので、興味のきっかけみたいなものは、そのころから芽生えていたと思います。10代後半って、本当は自分のことを優先したい年頃ではあったんですが、母から「具合が悪いから今日はお弁当買ってきて」とか「あれが食べたい」とか、急に連絡がくることも多かったので、自分のことに構っている暇はなかったように思います。そういう経緯もあって、社会に出てからはずっと正社員ではなく、時間に融通が利きやすいアルバイトでの雇用を、職種に限らず選んできました。ちょうどコンビニエンスストアでのアルバイトをしていた時、年配の方が一人で小さな手押し車を押して買い物に来る姿を見て、すごく大変そうだなって感じたんです。一緒に商品を探したりすることはできましたが、配達してあげたり、ご自宅まで一緒に付き添ってあげたりとかまでは自分の裁量では当然行えなかったので、何とも言えない歯痒さを感じました。自分の家族の介護経験に加えて、あの時コンビニエンスストアで出会ったお客さんとのエピソードが、介護の道に進む決め手になったんだと思います。

 

専門職としてのこれまで

-実際に介護の世界に飛び込んでみてどうでしたか?-

母が亡くなってから10年ほどして子供が二人生まれて、シングルマザーとして仕事と育児に追われる日々を過ごしていました。登録ヘルパーとしてケアリッツでも働き始めていたんですけど、一人で育児も仕事も両立するのは本当に大変で、かといって長時間保育園に預けると今度はびっくりするくらいの費用が掛かってしまうので、父と一緒に暮らすことにしたんです。父は病気の関係で片足を切断していて、車いすでの生活を余儀なくされていたんですが、それでも義足を付けて歩く練習をしたり、すごく頑張っていたので、私が夜中まで掛け持ちの仕事があるときなんかは、代わりに子守をしてもらっていました。そんな折に父が脳出血を発症してしまって、後遺症で麻痺が残ってしまったんです。生活の色々な場面で介護が必要になった時に、ヘルパーとしての経験が生かせたのはすごくありがたかったですね。例えば入浴を手伝うときに、本当に全介助でやらなければならなかったので、どこにつかまってもらえばいいかとか、経験がなかったらあたふたしていたと思うことも冷静に対応することが出来ました。

 

ケアリッツへの転職

-ケアリッツに転職してみていかがですか-

仕事をしながらも子供たちと過ごす時間は絶対に作りたかったので、保育園に預けていられる時間内で働くことが出来るというのが、ケアリッツを選んだ一番の理由です。職業として介護をするのは初めてでしたが、「行きたくないな」と思うお宅とか、拒否が強くて全く手が出せないとか、そういったご利用者に出会ったことがなくて、どこに行っても皆さん笑顔で迎え入れてくださるので、毎日楽しく訪問させてもらっています。実は私人見知りで、初対面の方とお話しするときとかはすごく緊張するんですけど、「ご利用者さんだってそうかもしれない」って思ったら、とにかく一笑い取って、緊張という壁を取っ払ってしまおうって思えるようになったんです。今では一人一笑を心がけて、訪問したら必ず一回はご利用者を笑わせるようにしています。それもこれも人に恵まれているお陰ですね。時々「汚いのにごめんね」とか、すごく恐縮される方がいますけど、そういう方には「近くの親戚のおばちゃんが手伝いに来てるくらいに思っていていいから」とか「食べたら出るのはみんな同じなんだから汚くなんかないよ」って言ってお手伝いするようにしていますけど、これもきっと人見知りを見せないようにするために自然にやってる工夫なのかも?しれませんね。一緒に働いている人たちの中には施設での勤務経験がある方も多いんですけど、その時の話を聞いていると、人を人として見る余裕のない環境が多いんだなって感じています。私は自分がそうされたら嫌だなって思うことを人には絶対したくないので、施設に勤めていたらつぶれてしまっていたと思います。訪問介護はご利用者が今まで生活してこられた場所で、一対一で向き合うことが出来るので、本当に毎日が楽しくて、天職だなって感じています。看取りに立ち会うと、ご家族のどうにもできない歯痒い想いに触れることもあって切ない気持ちになることもありますが、一つ一つが専門職としての糧になるので、経験を積ませてもらえることに感謝を覚えるようになってきました。すべての出会いがあって今の私がいるので、どんな状況にも向き合っていけます。なかなかゆっくりお会いする機会はないですが、「よくぞこの訪問介護事業に着手してくださいました!」と、社長にも感謝感謝です!

 

これから

-今後の目標を聞かせてください-

できる限り上を目指して、それこそ管理者も目標として見据えていたいと思っているんですけど、今やらせてもらっているサ責(サービス提供責任者)という役職にまだまだ到達できている気がしないというか、まだ胸を張って「サ責です」って名乗れるところまで来れていない気がしているんです。例えばケアマネジャーさんが立てるケアプランに対して、「もっとこうした方が良い」とか「これも追加して欲しい」とか、頭では何となく伝えたいことが浮かんできていてもそれを上手に言語化することができなくて、結局伝えるタイミングを逃してしまったり、管理者経由で伝えてもらったりすることが多いんです。そういう不得手な部分を一つずつしっかりと解消していきながら、焦らずに一歩ずつ上に向かって進んでいければと思っています。

 

どのような状況でも、楽しみ方を見つける名人の石川さん。全身からあふれるポジティブなオーラと、誰とでも自然体で向き合うことが出来る姿勢に、ついつい笑顔がこぼれてしまう方も多いことでしょう。貴重なお話をありがとうございました!