【イラストで解説!介護の知識】認知症ってなに?vol.1-認知症の症状(中核症状)

はじめに

日本では、現在65歳以上の5人に1人が認知症を発症しているといわれています。
一昔前だと、痴ほう症、なじみのない方だと「ボケた」など言われてきた症状のことですね。

認知症は脳の障害であり「病気」です。
誰しもがかかりうる病気ですので、知識を身に着けて適切な対応ができるといいですね◎

今日は、日本で多い認知症の種類とどういう障害が起きるかをご説明します!

認知症における4つのタイプ

一口に認知症と言っても、実は4つのタイプの認知症が存在しています。
一番多いのは、アルツハイマー型と言われる認知症。認知症の半数以上がアルツハイマーによるものと言われており、早いと50代などから発症することもあります。女性に多いことや遺伝の影響が知られています。

次に多いのは、レビー小体型と言われる認知症です。こちらは男性の方が女性より2倍以上発病率が高く、認知症全体の15%ほどがあてはあると言われています。

これら二つについてはまた改めて特集させていただきますね!

そして10%ほどの方が当てはまるのが、脳血管性による認知症。いわゆる小さな脳梗塞などが頻発した結果、脳内の一部が死んでしまい、症状が現れます。
症状の変動が激しく、脳のどの部位がダメージを負ったかによって症状が変わるため、できることできないことが明確です。また、記憶障害がひどくとも中期まで比較的判断力が残っている「まだら認知」ちう状態になることも多いと言われています。
脳梗塞を起こすたびに症状は悪化していき、また日によって症状の差があることも特徴です。

3%ほどしかいない、珍しい認知症が、前頭葉型と言われる認知症です。
ピック病、という名前で知られ、40-60歳といった若年から発症しゆっくり症状が進みます。
前頭葉は感情を司る部位でもあり、ここが阻害されてしまうことで様々な変わった症状が現れます。

意味のない同じ行動を繰り返す常同行動、集中力の欠如、見たものに脊髄反射してしまう症状(見えたものをすべて口にする、オウム返しをする、行動を無意味にまねる、など)に加え、万引きなどの反社会的行動を起こしてしまうこともあり、周りの理解が非常に重要な疾患です。

中核症状とは?

中核症状は、イラストにある通り、短期の記憶が失われたり、時間や場所の感覚がなくなる、判断力がなくなる、会話ができなくなる、といったいわゆる認知症として世間で認知されているような症状を指します。
一方で、BPSD(周辺症状)という症状も認知症の患者に見られ、こちらは統合失調症や鬱にも似た症状を示します。

BPSDについてはまた次回解説することにします☆彡

CURATOR
ケアリッツマガジン運営/キュレーター WACHI
福島県生まれ。ケアリッツ・アンド・パートナーズの広報担当。編集したり、レポートしたり、たまにイラストも描きます。

編集・加筆 Yuri