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【ROOTS】「吉祥寺」「介護」「転職」がつないだご縁。

【ROOTS】「吉祥寺」「介護」「転職」がつないだご縁。

【ROOTS】は、当社で働いている社員の方を紹介するコーナーです。

 

ケアリッツには毎月大勢の方が入社されています。どのような方がどのように活躍しているのか、インタビュー形式で紹介します。これから介護職へ転職を考えている方や、経験は無いものの介護に興味がある方々は、是非参考にしてください!

 

今回紹介するのは 、永福町事業所 中原 健太朗(ナカハラ ケンタロウ)さん

 

2021年11月から登録ヘルパーとして稼働を始め、翌12月に正社員入社。結婚を機に介護の道に踏み出した中原さん。直感を頼りに右も左もわからない世界に飛び込んでみてから3年。ここまでの歩みや、これからについて色々とお話を伺ってきました。

 

ターニングポイント

-なぜ介護に興味を持つようになったのですか?-

30代からリラクゼーションセラピストとしてずっと働いてきたんですが、業務委託のようなスタイルで、施術した分が給与に直結する仕組みになっていたので、収入を安定させるためにはまた来てもらえるように回数券を勧めたりしないといけなんですけど、性格的にそういうのが肌に合わなくて、収入が不安定な状態が続いていました。それで結婚を機に転職することにしたんですけど、安定した収入が得られて、かつ、自分ができることで人に貢献している感覚も得られる仕事がいいなあと思って、そこでピンと来たのが、「介護」だったんです。おじいちゃんおばあちゃんが好きとか、身近なところで介護やっている人がいるとかそういうのは全くなしに、ただピンと来たんですよね。で、そうと決まれば後は求人を探すだけなので、今住んでいる「吉祥寺」に「介護」と「求人」をくっつけてキーワード検索して、一番給与が良かったケアリッツに応募したというわけなんです。介護については右も左も全く分からなかったので、訪問介護がどうとか施設介護がどうとかで選ぶというよりも、いかに収入を安定させるかというところで会社を決めた感じですね。それにどこに行っても需要がある仕事っていうのも、僕には魅力的でした。根が旅行好きなので、旅先で気に入った土地が見つかって移住したいってなったとしても、介護の仕事なら食いっぱぐれることはないですから。結婚をして子供もいるので、今はそんなに自由にあちこち飛び回れるわけではないですけど、いつかそんな日が来くるかもしれませんからね。

 

専門職としてのこれまで

-実際に介護の世界に飛び込んでみてどうでしたか?-

ケアリッツでは初任者研修の取得からお世話になりました。そこで基本的な技術や知識はしっかりと教えてもらってはいましたが、いざ実際に要介護者の方と向き合ったときは、一つ一つが全部ショックでしたね。例えば排泄介助一つとっても、オムツを交換するイメージはできていましたが、オムツから溢れるくらいの失禁までは想定外でしたし、排泄物の匂いも想像以上でした。それでも3ヶ月もしたら慣れてきて、いちいちショックを受けるようなことはなくなり、今度はご家族の苦しみや大変さが見えるようになってきました。寝たきりのご利用者相手に、イライラからきつい言葉を投げてしまう同居のご家族とか、心配だけど自分の家庭や仕事の事情でなかなか顔を見せに来られないご家族とか、そういう家庭ごとの事情に触れて、それを自分に置き換えて考えることができるようになってきたので、僕らよりもご家族の方が何倍も大変な思いをしてるんだなって感じるようになってきました。介護の仕事でとるコミュニケーションって、自分が話す量よりも傾聴の時間の方が長くて、ご本人の声やご家族の声を改めて咀嚼していくと、僕らが望んでいるほど「もっとこうなりたい」っていう思いはあまりなくて、どちらかというと「こんな状態だしね」って現実をまっすぐ受け止めている方が多い気がするんです。だからそこに「一緒に頑張りましょう!」みたいなテンションで関わろうとしても相手の気持ちが追いついてこられなくなってしまうので、「今自分はどこまで何をしたらいいだろう」ってすごく考えるようになりましたね。どうしてもプラスアルファの達成感みたいなものを僕らは望んでしまいがちですけど、ご利用者にはご利用者の価値観があるので、ご本人が今本当に望んでいることは何なのかを引き出せるように、もっともっとなっていきたいと思っています。

 

ケアリッツへの転職

-ケアリッツに転職してみていかがですか-


全然ストレスなく働けているので、転職して良かったなって思います。あと訪問介護っていうのもすごく性に合っています。僕が一番ストレスを感じるのはやっぱり人間関係の煩わしさなので、一緒に働く人に恵まれている上に、現場では一対一で親身になってケアをできる今の環境はありがたいですね。前職のような収支管理も今はないですし、給料そのものは上がったし、気持ちよく働けています。強いて言えば、チームプレーをもっと実感することができたらなと思うことはありますかね。みんなで何かを一緒にやるっていう経験を、特に20代の頃は沢山積んできたので、情報共有とか事業所でのちょっとした会話のやり取りだけじゃなくて、時にはみんなで一緒に集まるような機会があったら嬉しいなとは思います。でも本当に強いて言えばくらいのことなので、日々満足度高く働かせてもらっていますよ。「吉祥寺」「介護」「転職」で検索して大正解でした。

 

これから

-今後の目標を聞かせてください-

介護の世界に入った時から変わっていない目標としては、3年勤めてしっかり介護福祉士の資格をとることですね。来年がちょうど受験年なので、しっかり勉強して、国家資格の肩書を持った専門職になりたいと思っています。そこから先は正直今は未定ですね。数字を追ったりするのは性に合わないので、サ責(サービス提供責任者)や管理者(管理責任者)になろうというのは今のところ考えてないです。ただ、介護福祉士になったらまた意識も変わるでしょうし、仕事に対しての見え方も違ってくると思うので、先ずはケジメとして介護福祉士を取ることを直近の目標に据えています。あと、旅行が好きなのでトラベルヘルパーの働き方も個人的には興味がありますね。将来的にはそういったサービスにも関われたら面白そうだなって思っています。

 

お会いした瞬間から「なんて明るくて元気な人なんだろう」という印象に終始した中原さん。飾らない言葉で誠実に語ってくださる姿勢に、とても頼もしさを感じました。ご利用者も中原さんが来てくれたら安心ですね。貴重なお話をありがとうございました!