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介護福祉士国家試験に挑戦!「発達と老化の理解」編

介護福祉士国家試験に挑戦!「発達と老化の理解」編

「発達と老化の理解」から出題します。

<問①>エリクソン(Erikson,E)の発達段階説に関する次の記述のうち、最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 誕生から 1 歳頃までは、自分の行動のコントロールを身につける段階である。
2  3 歳頃から 6 歳頃までは、自発的行動を通して主体性の感覚を学ぶ段階である。
3 12 歳頃から 20 歳頃までは、勤勉性を身につける段階である。
4 20 歳頃から 30 歳頃までは、心身共に自分らしさを身につける段階である。
5 30 歳頃から 60 歳頃までは、社会全体や他者への信頼感を持つ段階である。

<問②>加齢の影響を強く受ける記憶として、最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 個人の生活の中で生じる出来事や体験に関する記憶
2 学習や経験によって獲得された知識の記憶
3 スポーツなど、自分の体で覚える記憶
4 過去の社会的事件など,自分の体験とは直接関わらない記憶
5 人の顔や風景など、自覚せずに残されている記憶

<問③>Bさん(82 歳、男性)は、脳梗塞の既往があり、右片麻痺がある。以前から食事中にむせることがあった。半年前には、肺炎で入院したこともある。昨日から元気がなく、食欲もなくて普段の半分も食べられない。呼吸数は 1 分間に 24 回、体温は 37.4 ℃だった。Bさんに起こっていることとして、最も可能性の高いものを 1 つ選びなさい。

1 脳梗塞の再発
2 急性腸炎
3 感冒
4 誤嚥性肺炎
5 胃潰瘍

第28回試験問題より出題

 

◆解答◆
問①
1:×
2:○自分で考えて行動しようとする「自主性の獲得」の時期とも言えます。
3:×
4:×
5:×

問②
1:○エピソード記憶は日々の記憶ですので、加齢や注意による影響を強く受けます。(エピソード記憶は、その人の個人的な経験の記憶のこと)
2:×意味記憶のことを説明した設問です。「覚えようと意識して覚える知識」であり、体験ではなく学習によって得られる記憶のことです。
3:×
4:×
5:×

問③

1:×
2:×
3:×
4:○高齢になると誤嚥が起こりやすいため、誤嚥性肺炎は別名「老人性肺炎」とも呼ばれています。具体的には、以下のような症状が続く場合は誤嚥性肺炎が疑われます。
・乾いた咳、息切れ、発熱がある ※高齢者は無い場合もあります
・食事中に咳込むことが多くなった
・食事に時間がかかるようになった
・唾液が上手く飲み込めない
・常に喉がゴロゴロと鳴っている
・元気がなく、息切れが多くなった
5:×

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