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介護福祉士国家試験に挑戦!「コミュニケーション技術」編

介護福祉士国家試験に挑戦!「コミュニケーション技術」編

「コミュニケーション技術」から出題します。
普段、何げなく行動していることだったりしますね。相手の立場になってどんな声かけやコミュニケーションをとることが大切か考えてみましょう

<問①>傾聴の技法として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 最初に客観的事実を確認してから聴く。
2 相手の言葉を妨げないで,じっくり聴く。
3 相手の目をじっと見つめながら聴く。
4 早い動きでうなずきながら聴く。
5 解決策を提案しながら聴く。

<問②>Kさん(72 歳、女性)は、アルツハイマー型認知症である。認知症対応型共同生活介護(グループホーム)で暮らしているが、いつも「夫に迷惑をかけて申し訳ない」と言っている。ある日、面会に来た夫に対して、「いつもお世話様です」と挨拶しながら、誰なのか分からないで不安そうな様子であった。Kさんへの介護福祉職の最初の言葉かけとして、最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 「誰でしょうか、覚えていますか」
2 「顔は覚えているけど、名前を忘れたのですね」
3 「頑張って思い出してみましょう」
4 「ご主人ですよ。来てもらってよかったですね」
5 「迷惑をかけて申し訳ないと伝えましょう」

<問③>箱型補聴器を使用する利用者と介護福祉職のコミュニケーションに関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 介護福祉職は、イヤホンを装着した耳に向かって話しかける。
2 介護福祉職は、できるだけ大声で話す。
3 利用者は、比較的聞こえる側の耳にイヤホンを装着する。
4 利用者は、箱型補聴器を会話のときに限って使用する。
5 利用者は、雑音の多い場所では箱型補聴器の音量を上げる。

第28回試験問題より出題

 

◆解答◆
問①
1:×最初に客観的事実を確認してしまうと、先入観を持ってしまいます。
2:○じっくりお話を聞くことが最も
3:×見つめすぎると相手が緊張してしまいます。
4:×ゆっくりとうなずぎ、傾聴の態度を示すことが大切です。
5:×

問②
1:×
2:×
3:×
4:○誰なのか分からないで不安そうな様子だとあるので、その心情をうけとめ優しく接します。
5:×

問③
1:×箱型補聴器については集音機能は箱部分にあります。
2:×音量は補聴器機器で調整します。
3:○基本的には比較的聞こえる側の耳にイヤホンを装着します。
4:×活動時は常時使用状態とします。
5:×環境雑音を抑制する機能があるので音量をあげなくともよい。

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