【ROOTS】みんな1回は介護やってみて欲しい

【ROOTS】は、当社で働いている社員の方を紹介するコーナーです。
ケアリッツには毎月大勢の方が入社されています。どのような方がどのように活躍しているのか、インタビュー形式で紹介します。これから介護職へ転職を考えている方や、経験は無いものの介護に興味がある方々は、是非参考にしてください!
今回紹介するのは 福岡中央事業所 田中 七海(タナカ ナミ)さん
2025年4月に正社員入社。福岡出店の立ち上げから関わってくださっている田中さん。訪問介護が楽しすぎて仕方ないと語る彼女のこれまでの歩みや価値観、これからの目標等についてお話を伺ってきました。
ターニングポイント
-なぜ介護に興味を持つようになったのですか?-
もともと介護には全く興味はなかったですし、身近なところでそういった経験をしたこともありませんでした。ただ、学生時代に心血を注いできたソフトボールを、社会人になってからも続けたいという一心で企業を探して、新規でソフトボール部を立ち上げたっていう会社に就職をしたら、そこがたまたま訪問介護の会社だったっていうだけだったんです。入社した最初の月は資格(初任者研修)を取得するために研修の毎日でしたが、「私にオムツ交換なんてできるのかな」と不安を覚えることも多かったですね。
専門職としてのこれまで
-実際に介護の世界に飛び込んでみてどうでしたか?-
初めて伺ったお宅が、身体的な介護ではなくて、掃除をしにいくケアだったんです。すごく人懐っこいおしゃべり好きな方で、こっちは一所懸命に掃除機掛けとかをしてるんですけどずっと話しかけてくるんで、何度も手を止めて、お話を聴いて、一緒に笑って、なんていう時間を過ごしていくうちに、「あれ、訪問介護楽しいぞ」って思い始めてました。ただ、しばらくしてソフトボール部がなくなってしまうことが決まり、紹介されたソフトボール部がある病院に転職するために、地元の兵庫から大分に移り住むことになりました。救急外来のある病院で看護助手をしていたのですが、それまでの訪問介護とは全く環境が違って、入院されている方の急変やご逝去が頻繁に起きるので、精神的につらい思いを沢山してきました。時期的にコロナ禍ということもあって、なおさらそうだったのかもしれません。それに、夜勤もあったので、体力的にもしんどい中でそのままソフトボールの練習という日々にすっかり疲弊してしまい、「本格的なソフトボールを続けるのはもういいかな」と見切りをつけて、介護を取ることにしたんです。病院に残る選択肢もありましたが、入院されている方々が毎日のように、「帰りたい、帰りたい」っていうのを聴き続けることは、私にはとても耐えられなくて、何度、「このまま連れて帰ってあげようかな」って思ったか知れません。これから先のキャリアを考えた時に、自分の家で生活されている方を支えてきた訪問介護こそ、私が一番やりたいことだという思いに至り、訪問の現場に戻ることにしました。前職から戻っておいでと声をかけてももらっていたんですが、非常勤で働いている職員が多くて、事務所に帰ってくる人が少なかったので、コミュニケーションの取りづらさを感じていた面があったことと、地元に戻るという気持ちになれなかったこともあって、九州で転職活動をすることにしたんです。そこで新規立ち上げの求人を見つけて、車で3時間かけて面接に来たのがケアリッツでした。
ケアリッツへの転職
-ケアリッツに転職してみていかがですか-
正社員がメインの会社なので、事務所に職員がちゃんと戻ってくるから、コミュニケーションをとる量が多くなりました。以前訪問介護をやっていたときは、急なシフト変更や手順変更とかの共有がきちんとされていなかったので、訪問してからバタバタするようなことが多かったのですが、今はきちんと情報が下りてくるのでありがたいです。それに同僚も話しやすい人ばかりなので、働きやすいですね。ただ、九州のグルメみたいな話は同僚というよりもご利用者から教えてもらうことの方が多くて、こないだも、「この店美味しいよ」って言われたパン屋さんに行って、カレーパン食べてきました。まだまだ入社して2ヶ月といったところですが、やっぱり訪問介護は楽しいなって感じていて、みんな1回は介護やってみて欲しいって、本当にそう思います。私みたいに想像以上にハマってしまう人も多いと思うので、楽しい仕事なのか大変な仕事なのかは、実際にやってみて判断して欲しいですね。
これから
-今後の目標を聞かせてください-
今は常勤の介護スタッフとして働いていますが、来年の1月に介護福祉士を受験する予定でいるので、しっかりと合格して、今の管理者を超える管理者になることが目標です!超えてみせます!最初の就職先で感じていたのが、「話しづらい職場だな」ってことだったので、誰もが気兼ねなく話ができる環境づくりをしたいなってずっと思っていました。今お世話になっている管理者さんは見習うことが沢山あるので、いっぱい学んで、吸収して、ちゃんと追い越したいと思います。訪問介護は本当に楽しいので、もっともっと流行るように尽力していきたいです!
満面の笑顔で、本当に楽しそうに訪問介護のことを語る田中さん。心底この仕事が好きで仕方がないという気持ちが、言葉以上に伝わってきました。そんな田中さんが作っていく環境であれば、一緒に働く方々もついついつられて笑顔になってしまうことでしょうね。未来の大物管理者に期待が膨らみます。貴重なお話、ありがとうございました!