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「自分の家に帰ってきたみたい」施設で暮らす人々を笑顔にした素敵なアイディア

「自分の家に帰ってきたみたい」施設で暮らす人々を笑顔にした素敵なアイディア

出典:true doors

施設で暮らす、おじいさんやおばあさんたち。施設のスタッフや自分と同じ境遇の仲間と楽しい時間を過ごしても、時に家が恋しくなることもあるそうです。
そんな中、オランダからスタートしたあるアイディアが、多くの入居者を笑顔にしました。そのアイディアがこちら。

施設の中に並んだ、個性に溢れたドアたち。このドアを見て、入居者の方たちはとても喜んだのだそう。

それもそのはず。実はこれ、入居者の方がもともと住んでいた家のドアを再現したものなのです!

以前、自分が暮らしていた家のドアが自分の部屋のドアになっていることにより、入居者の方はまるで自分の家に帰ってきたような気持ちになれるのだとか。

また、認知症の入居者が自分の部屋がどこかわからず迷子になってしまうことがあったそうです。しかし、このドアに変えた後はピタリと迷子はいなくなりました。

このドアは自宅から持ってきたわけではなく、自宅のドアを撮影して作ったシートタイプ。それなので、気軽に今のドアに貼り付けて使うことができます。

このシートは壁などにも貼ることができ、ドアだけでなくさらに思い出の風景なども再現できるようになっています。

このドアを見て、多くの入居者は昔の思い出を楽しそうに語り始めるのだとか。

ちょっとしたアイディアが、多くの方の心を癒やし、昔話に花を咲かせるなんて、とても素敵なことですね。

今はまだヨーロッパだけの活動のようですが、このドアシートが日本の施設にも取り入れられたら、利用者の笑顔が沢山生まれそうですね!