介護福祉士国家試験に挑戦!「認知症の理解」編

「認知症の理解」から過去問を出題します。
認知症の理解は介護するうえで大変重要なポイントです!

<問①>回想法に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 記憶力の改善が最も期待できるのは、中等度の認知症の人である。
2 認知症の人に豊かな情動をもたらすことが期待できる。
3 過去の苦痛や困難な体験を思い出す手がかりを準備すると効果的である。
4 毎回異なる場所で行うと効果的である。
5 回想法に参加した家族介護者は、発症前を思い出してつらくなることが多い。

<問②>Cさん(89 歳、女性)はアルツハイマー型認知症で、 1 年前から
料理の手順を間違えたり、家計の管理や買物が難しい状態であった。
1 か月前から大声をあげるようになった。季節に合った衣服を選べ
なくなったが、家族が準備すれば適切に着ることはできる。排泄は
自立している。Cさんのアルツハイマー型認知症のFunctionalAssessment Staging
(FAST)の分類として、最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 年齢相応
2 境界状態
3 軽度
4 中等度
5 やや高度

問③
在職中に若年性認知症になった人とその家族の支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 支援の主な対象は、介護負担が集中する子ども世代である。
2 高齢者の認知症と対応に違いはないことを家族に説明する。
3 雇用保険制度や障害福祉サービス等を組み合わせて利用できるように支援する。
4 本人の年齢に関係なく、初回の面談で介護保険の利用を勧める。
5 本人が退職して治療に専念できるように支援する。

第28回試験問題より出題

 

◆解答
問①
1:×重度の認知症でも記憶の改善は可能です。
2:○
3:×過去の楽しい体験などを準備したほうが、回想法には効果的です。
4:×いつもの場所で行うとリラックスできて効果がでます。
5:×
参考:回想法
回想法は1960年代にアメリカの精神科医、ロバート・バトラー氏が提唱した心理療法です。過去の懐かしい思い出を語り合ったり、誰かに話したりすることで脳が刺激され、精神状態を安定させる効果が期待できます。

問②
1:×
2:×
3:×
4:○
5:×
参考アルツハイマー型認知症のFunctional Assessment Staging(FAST)の分類
http://www.geocities.jp/xxgxsd/img/nintikubun.jpg

問③
1:×若年性認知症者本人
2:×高齢者に比べると脳の委縮のスピードが速いなどの違いがあります。
3:○若年性認知症の対象者は、一家の大黒柱として働き盛りの年代であるので、雇用、経済的な支援の相談、障害福祉サービスの利用が支援できるようにします。
4:×
5:×働きながら治療を受けている若年性認知症者も大勢います。

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