足浴の目的や手順・観察項目などを詳しく解説!【家族・介護士向け】

足浴をすることになったものの「方法に自信がない」「ポイントを詳しく知りたい」とお悩みの方はいませんか?
足浴には重要な目的があり、正しい方法や注意点を守る必要があります。
理由は、誤った方法で実施すれば、要介護者の体調を悪化させたり、異常を見逃してしまったりするリスクがあるためです。
そこで本記事では、目的や実施方法、注意点などを解説します。
片麻痺がある要介護者のケースも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
足浴とは?
足浴は温かいお湯に足をつからせ、洗浄や体調チェックを実施するケア方法です。
手浴や座浴、陰部洗浄といった部分浴の一つで、全身浴が難しい寝たきりの方や疾患を持っている方を対象に行います。
介護士は、ケアプランに組み込まれている場合に実施し、自己判断での実施はできません。
家庭でも実施でき、自宅で介護しているご家族が行うことも可能です。
ただし、身体状態によっては負担になる場合があるため、介護士以外が実施する場合は、実施タイミングの見極めや正しい方法をしっかりと身に付けておく必要があります。
足浴は、幅広くよい効果を得られるのに加え、利用者の体調や身体状態の異常を早期発見するのに有用です。
そのため、体調がよければ毎日実施してもかまいません。
足浴の目的や効果とは?
足浴はただ足をつからせるだけではありません。
重要な目的やさまざまな効果があり、要介護者・利用者にとってもメリットが大きいといえます。
目的と効果を知った上で実施すれば、実施者の意識が変わり、より効果的になります。
ここでは、目的と効果を詳しく解説するため、理解を深めていきましょう。
清潔な足を維持する
実施目的の一つは、全身浴が難しい方の足を、清潔な状態で維持することです。
足の裏や指の間などを洗浄するため、足を清潔に保つ効果があります。
足の裏には汗腺がたくさんあるため、夏や高湿度の時期など、環境によっては靴下や布団の中、靴の中が蒸れることがあります。
蒸れた環境は雑菌やカビの繁殖が盛んになるため、洗わず放置すると水虫になる可能性があります。
水虫は強いかゆみを伴い、不快感を覚えるためストレスが蓄積する原因の一つです。
清潔な足を維持できる足浴は、体と心の健康を保つためにも重要といえます。
また、別の部分浴と組み合わせれば、足だけでなく全身の清潔を維持することも可能です。
その結果、感染症の予防にもつながります。
足に異常がないかをチェックする
足に異常がないかをチェックすることも、重要な目的の一つです。
マッサージや洗浄の際に、足の爪や指の間、裏など細かく見るため、同時に異常がないか観察できます。
足は布団の中や靴下に隠れて普段は見えにくい部分です。
加えて、人は前を向いていることが多いため、足元の異変には気づきにくい傾向があります。
足をまじまじと見る機会がなければ異変を見逃しやすいため、それらを見つけるためにも足浴の実施は大切です。
例えば、痛風や糖尿病などを患うと、関節の腫れや爪の異常、壊死などの病状が足に現れます。
足浴を実施すれば、これらの病気にかかっている場合に症状にいち早く気付けます。
また、寝たきりや冷え性による血行不良により、足の痺れや血色の悪さに気づくことも可能です。
血行を促す
足浴は、血行を促す目的でも実施されます。
マッサージによる血行促進効果や温浴効果があるため、滞った血流を促すのに効果的です。
寝たきりの方は運動ができない上に、同じ姿勢が長く続くため、全身の血行が悪くなる傾向があります。
そのため、むくみや末端の冷え、痺れなどの症状が現れる可能性が高くなります。
足をお湯につからせ温めれば血行が促されるため、血流不足による諸症状を改善する効果が期待されます。また足浴は、血行促進による疲労回復にも有効です。
要介護者は、リハビリの疲労や体を動かさないことによる疲労など、心身に疲れがたまる場合があります。
血行が促されると疲労物質の排出が促されるため、疲れを軽減できます。
リフレッシュしてもらう
リラックス・リフレッシュしてもらうことも目的の一つです。
温浴効果には副交感神経を優位にさせ、心身の緊張や筋肉をほぐす効果があります。
心身がリラックスできるとストレスや疲労が緩和されるため、気分転換ができます。
リフレッシュ効果は、汚れを落とすことでも得ることが可能です。
人は、毎日入浴できない状況になると汚れがたまることによりベタつきを感じ、不快感を覚えます。
そのため、汚れを落とすと肌のベタつきがなくなり、心身ともにリフレッシュにつながるのです。
リフレッシュ効果を高めたい場合は、アロマを垂らすのがおすすめです。
ラベンダーや檜は気持ちを落ち着かせ、柑橘系の香りは爽快感を感じさせる効果があります。
リラックスやリフレッシュ効果は安眠にもつながるため、寝つきが悪いと感じた場合にも実施するとよいでしょう。
足浴で準備するもの
足浴を実施するためには、まず以下を準備する必要があります。
- 40℃程度のお湯
- バケツまたは洗面器
- 汚水用バケツ
- 防水シート
- 石鹸
- タオル2枚
- バスタオル
- クッション
- 膝かけ
- 保湿クリーム
- 爪切り
お湯は、季節や体調に合わせて40℃前後のお湯を準備します。
42℃を超えると熱すぎてしまい体調を崩すため、注意しましょう。
冬は、38℃以下だと足が温まらず寒く感じやすいため、最低でも39℃を保ちましょう。
バケツまたは洗面器は、浴槽代わりに使用します。
足首までつかるのがベストなため、少し大きめのサイズを用意するのがおすすめです。
汚水バケツは、汚れを洗浄して汚れたお湯を捨てる際に必要です。
準備して足元の近くに置いておきましょう。
防水シートも、周りに水分が飛散しぬれるのを防止するために必ず用意しましょう。
石鹸は泡ポンプタイプがおすすめです。
泡立てる手間が省けるため、スムーズに洗浄に入れます。
タオルは、汚れを洗うための1枚と、水気を拭き取るための1枚を用意します。
体勢のサポートが必要な場合は、クッションもしくはバスタオルを用意してください。
また、バスタオルは膝かけの代わりに体を冷やさないために使用することも可能です。
保湿クリームも必ず用意しましょう。
高齢者になるほど乾燥しやすくなり、肌のバリア機能が低下します。
爪切りは必要に応じて、爪が伸びている場合に準備してください。
足浴の観察項目
足浴を実施する際は、足の状態を観察する必要があります。
観察する項目はある程度決まっており、以下の異常が見られないかチェックしていきましょう。
- においがしないか
- 乾燥していないか
- 皮膚の変色はみられないか(黄色・赤黒いなど)
- 浮腫がないか
- けが・赤み・腫れ・あざ・水ぶくれなどがないか
- 爪が長く伸びていないか
- 爪の状態は正常か(爪の割れ・反り・内出血など)
- 痒みはないか
観察する際は、見た目からの確認に加えて、要介護者自身が感じる不快感を聞くことも大切です。
質問して聞いたり、触った際に痛みを感じないかを確認したりしましょう。
状態によっては診察や治療が必要です。
異常を見つけた場合は、実施者が家族の場合はかかりつけ医や担当の介護士に相談してください。
介護士の場合は、事業所に相談して指示を仰ぎましょう。
通常時の足浴の手順・ポイント
通常時の足浴は、姿勢に応じて工夫が必要です。
端座位と仰臥位では準備の流れや注意点が違うため、状況に合った方法を取ることが重要です。
端座位は自立度が高い人に適しており、会話を楽しみながら進めやすい特徴があります。
一方で仰臥位はベッド上で行えるため、体を起こせない人や安静が必要な人に有効です。
足浴は清潔保持だけでなく血流促進やリラックス効果にもつながるため、安全で快適に進められるように配慮しましょう。
端座位の場合
端座位は、利用者が椅子に腰かけた安定した姿勢で行うことです。
体を起こしていられる方に向いており、介助する側も正面から声をかけやすいため安心感を与えやすい方法です。
【手順】
- 椅子の高さを調節し、足の裏が床につく姿勢にする
- 必要に応じてバスタオルやクッションで姿勢を安定させる
- 足元に洗面器や足専用の浴槽を置く
- 38~40℃程度のぬるま湯を準備する
- 衣類がぬれないように膝から下にタオルを掛ける
- 片足をゆっくりお湯に入れ、3~5分ほど温める
- 石けんを泡立てて足の甲・裏・指の間を丁寧に洗う
- 汚れた水を汚水用バケツに流す
- きれいなお湯で流し、乾いたタオルで水分をしっかり拭き取る
- 保湿クリームを軽くマッサージするように塗布する
- 必要に応じて爪を切る
【ポイント】
足をお湯につからせる前に、必ず温度を確認しましょう。
温度計や自分の手を入れて確認します。
また、足をつからせた際に「気持ちいいですか?」と声をかけ、要介護者にも問題ないか確認してください。
洗浄する際は、汚れやすい指の間やかかとを念入りに洗いましょう。
また、水分が残ると皮膚トラブルの原因になるため、洗浄後の拭き取りもしっかりと行います。
水虫が見られる場合は、指の間を洗った後にお湯を捨て新しいお湯に交換しましょう。
新しいお湯に交換してから別の箇所を洗うことで、感染を予防します。
端座位は足浴がしやすく比較的進めやすい姿勢ですが、利用者が疲れないよう時間配分にも気を付けましょう。
仰臥位の場合
仰臥位とは、ベッド上で寝たままの状態で行う方法です。
体を起こせない方や安静が必要な方でも足浴ができます。
ただし、シーツがぬれる可能性があるため、防水対策を徹底しましょう。
【手順】
- ベッド上に防水シートを敷き、その上にバスタオルを重ねておく
- 足元に足専用の浴槽を置く
- 洗面器を用意する(持ち上げにくい場合はピッチャーでも問題ない)
- 38~40℃程度のお湯を準備する
- 介助者が足首を軽く支え、ゆっくり浴槽に入れる
- 石けんを使用してかかとの角質や足指の間を入念に洗う
- 足全体をやさしく洗う
- 汚れたお湯を汚水バケツに流す
- 新しいお湯で泡を洗い流す
- タオルで水分をしっかり拭き取る
- 保湿クリームをマッサージするように塗布する
- 必要に応じて爪を切る
【ポイント】
関節が硬い方は無理に曲げず、浴槽を近づけて調整しましょう。
無理に曲げると痛める原因です。
端座位と同様に、かかとの角質や足指の間は特に丁寧に清潔にします。
また、ベッド上は湿気がこもりやすいため、シーツや衣類をぬらさないよう防水シートを必ず準備してください。
もし、ベッドシーツがしけていたりぬれていたりする場合は、新しいシーツに交換しましょう。
仰臥位では、要介護者が受け身になるため、声かけを丁寧に行うことが安心につながります。
洗う場所を変更する際や、足を動かす際など、細やかなタイミングでの声かけが最適です。
片麻痺がある方の足浴方法とポイントについて
片麻痺がある場合は、通常時と比べて介助の工夫が求められます。
動かしにくい側の足は血流が滞りやすく、皮膚トラブルも起こりやすくなります。
そのため、衛生状態の維持に加えて、リハビリやリラクゼーションの一環として丁寧に進めることが大切です。
以下では具体的な方法と手順、安全面での配慮、そして片麻痺がある場合の注意点について詳しく解説します。
方法と手順
片麻痺の方への足浴は、基本的な流れは通常と同じですが、麻痺側と健側で介助の仕方を変えます。
【手順】
- 端座位か仰臥位かを、状態に合わせて選ぶ
- 防水シートやタオルを敷き、衣類や寝具がぬれないようにする
- 38~40℃程度のお湯を準備する
- 姿勢の安定化を図る(椅子であれば足が床につく高さに調整する)
- 麻痺のない側から足をお湯に入れる
- 麻痺側の足は介助者が支えながらゆっくり浸す
- 石けんを使い、足の甲、裏、指の間を丁寧に洗う
- 汚れた水は汚水用バケツに捨てる
- 清潔なお湯で泡を流し、タオルで水分を完全に拭き取る
- 保湿クリームを塗布し、軽いマッサージを行いながら血流を促す
- 必要に応じて爪を切る
片麻痺がある方は、必ず最初に足を入れる際は麻痺がない側からにしてください。
麻痺していると温度感覚が鈍っているため、やけどや冷えのリスクを負います。
安全に温度確認をするためにも、麻痺がない側の足から入れることを徹底してください。
関節可動域が大きく制限されている場合は、無理に動かしてはいけません。
ケガにつながらない範囲で動かし、足浴を行ってください。
麻痺側の洗浄は、感覚が鈍いことが多いため皮膚を観察しながら丁寧に行います。
安全に進めるためのポイント
片麻痺の方に実施する場合、より安全に配慮した工夫が欠かせません。
まず、重度の麻痺や感覚障害がある方には足浴をしてはなりません。
どうしても洗浄ケアが必要な場合は、方法を医師に相談してください。
次に、椅子に座って行う場合は背もたれを活用します。
体幹が安定するように支え、転倒を防止しましょう。
お湯につける時間は長くならないようにし、目安は10分以内とします。
介助者は足を動かす前に「足をお湯に入れますね」などと必ず声をかけ、要介護者が安心できるように進めてください。
タオルや保湿剤など必要な物品は、あらかじめ手の届く場所に配置しておくと、スムーズです。
片麻痺がある場合の注意点
片麻痺がある場合、麻痺の特徴に合わせて行うのがポイントです。
まず感覚障害についてですが、麻痺側は熱さや痛みを感じにくい特徴があります。
やけどに十分注意する必要があり、突然お湯に足を入れるのはよくありません。
自分の手でも確認した上で、健側の足先からゆっくりお湯に入れて確認することが大切です。
次に、血流が悪いため皮膚トラブルも起こりやすく、むくみや赤みが出たり、靴擦れの傷が見つかったりすることがあります。
そのため、麻痺がある側の観察はより入念に行いましょう。
さらに、長期間の片麻痺では足首や指が硬くなる傾向があります。
無理に動かすと痛みや損傷につながるため、関節を支えながら自然に動く範囲で動かしましょう。
足浴をする際の注意点
足浴は心身のリラックスや清潔保持に役立つケアですが、方法を誤ると体調を崩したり皮膚トラブルを招いたりする可能性があります。
特に高齢者や持病のある方は体温調節や皮膚の回復力が低下しているため、実施時には十分な配慮が必要です。
以降では、どのシチュエーションでも共通していえる注意点を解説します。
体を冷やさないようにする
注意点として、まず体が冷えないように対策しながら行うことが欠かせません。
足だけをお湯につけていると血流が下肢に集中し、体幹部が冷えやすくなります。
特に高齢者は体温調整機能が低下しているため、冷えは風邪や循環不良の原因です。
例えば、冬場に毛布やタオルケットなしで行うと、足元は温かくても肩や背中から冷える可能性があります。
また、汗をかいたことで体が冷えるパターンもあるため、つかる時間も注意しなければなりません。
実際の介護現場でも「膝かけやバスタオルをかけながら」「部屋の室温を25℃にする」などの工夫で冷えを防ぎます。
このように、実施する際は体全体の保温を意識し、冷えを防ぐ準備を整えてから行いましょう。
お湯の温度設定に気を付ける
高すぎる温度はやけどのリスクがあり、低すぎると血流促進やリラックス効果が得られないため、温度設定はこだわりましょう。
また、高齢者や糖尿病のある方は感覚が鈍くなっていることが多く、自分で「熱い・冷たい」を正しく感じ取れない場合があります。
例えば、感覚障害のある方が42℃以上のお湯につかると、自覚のないまま低温やけどを起こし、皮膚に水ぶくれや壊死が起こる危険性があります。
介助者の手で必ず温度を確認してから、健側の足先で温度を確認してもらうことが大切です。
もしぬるくなってきた場合は、差し湯で温度を維持しましょう。
実施タイミングを考える
足浴のタイミングは、体調や生活リズムに合わせて調整しましょう。
なぜなら、誤ったタイミングに行うと体に負担をかけ、効果が半減するためです。
食後直後は消化器に血流が集中しているため避けるべきですし、体調不良時に行うと余計に疲労を招きます。
例えば、夕方や就寝前に足浴を行うと副交感神経が優位になり、自然な眠気が訪れやすくなるため睡眠の質が向上します。
一方で、食後30分以内に行うと、消化不良を起こす可能性があるため、避けるべきです。
このように「いつ行うか」によって得られる効果が大きく変わります。
足浴は「食後を避け、体調が安定している時間帯」に行いましょう。
タオル・爪切りの使い回しをしない
タオルや爪切りは個人専用のものを使いましょう。
皮膚や爪は小さな傷からも感染する場合があり、タオルや爪切りを共用して使用すると水虫や細菌感染のリスクが高まります。
特に、免疫力が低下している高齢者にとっては重症化の危険もあり、徹底的に感染症を予防することが重要です。
例えば、同じタオルを複数人で使用すると、水虫(白癬菌)が一気に広がることがあります。
衛生管理の基本として、タオルや爪切りは必ず個別に用意し、使用後は洗浄・消毒を徹底する必要があります。
手早く済ませる
足浴は10~15分以内を目安に、手早く済ませましょう。
長時間お湯につけると皮膚がふやけて傷つきやすくなり、皮膚炎や感染のリスクが高まります。
また、時間が長すぎると体力を消耗し、体力や免疫力が低下している高齢者には負担です。
健康状態によっては、30分程度でも問題ない場合があります。
とはいえ、足浴は必要以上に長引かせず、短時間で終えることが基本です。
手早く済ませるには、自分の足元や手が届く範囲に必要なものをそろえておくのがコツです。
また、準備を徹底し、用意を忘れて取りに行くことがないようにしておきましょう。
体調が悪い場合は別日にする
体調が悪い場合は別日に変更し、ゆっくり過ごさせましょう。
体調不良時は免疫力や体温調整機能が低下しています。
そのため、足浴を無理に行うとかえって疲労が強くなったり、体調が悪化したりするおそれがあります。
例えば、熱がある状態で実施すれば、発汗や体温変化で体力を奪われ、症状が悪化するケースがあります。
体調が優れない場合はケアを延期し、安心して行える日に改めましょう。
体に異常を見つけた場合は主治医に相談する
足浴中に皮膚や爪に異常を見つけた場合は、必ず主治医に相談しましょう。
小さな傷や赤みを放置すると感染や潰瘍に進行し、重大な合併症につながる可能性があります。
特に糖尿病や動脈硬化を持つ方は、血流障害のため治りにくく、壊疽(えそ)に進むこともあり危険です。
少しでも早く異常を見つけたら主治医に相談し、正しい処置を済ませて進行を防ぐことが大切です。
まとめ
足浴は清潔保持だけでなく、血行促進やリラックス効果、皮膚の異常を早期に見つける機会にもつながります。
正しい方法で行えば、生活の質を高めるケアが可能です。
温度や時間、体調確認を怠ると、体調悪化や皮膚トラブルの原因となるため、注意しましょう。
特に片麻痺のある方では、感覚障害や関節の硬さに配慮しながら、声かけを忘れずに進めることが大切です。
成功のポイントは「準備・観察・声かけ・スピード」です。
足浴を通して、ご本人が「気持ちいい」「リラックスできた」と感じられる時間をつくれることが、何よりも大切です。
日常の中に取り入れ、清潔と健康、そして心の安らぎをサポートしていきましょう。





