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【ROOTS】きっかけは世界卓球でした

【ROOTS】きっかけは世界卓球でした

【ROOTS】は、当社で働いている社員の方を紹介するコーナーです。

 

ケアリッツには毎月大勢の方が入社されています。どのような方がどのように活躍しているのか、インタビュー形式で紹介します。これから介護職へ転職を考えている方や、経験は無いものの介護に興味がある方々は、是非参考にしてください!

 

今回紹介するのは 用賀事業所 須藤 修一(スドウ シュウイチ)さん

2025年1月に正社員入社。30代後半から一念発起して飛び込んだ介護業界で、長らく有料老人ホームでキャリアを積んだ後に訪問介護に転職された須藤さん。元々は、全く毛色の違う業界にいながら、「モチベーションややりがいの方を選んでしまった」という須藤さんの、今までやこれからについて等、色々とお話を伺ってきました。

 

ターニングポイント

-なぜ介護に興味を持つようになったのですか?-

今でも、年に一度は国内外問わずに色々なところに足を運ぶくらいの旅行好きが高じて、新卒で最初に就職した先は旅行会社でした。そこで9年ほど勤めたんですが、いつも航空券の手配等でご利用いただいていたスポーツ団体事務局の方から、「良かったらうちに来ないか」とお誘いを受けて、日本のトップ選手の方々にもお会いできるというミーハー心もあって、転職をすることにしました。そこでも9年ほど勤めたんですが、独特の縦割り社会と言いますか、どこかお役所仕事のようなカラーが濃かったものですから、モチベーションとかやりがいということを感じることはあまりなかったように思います。そんな折、世の中が高齢社会になっていく現状と、自分の親も高齢になってきたということにふと意識が向いて、転職云々は抜きに、未来への備えとして、知識や技術を得るために介護の資格を取っておくのも良いかなと思い立ち、仕事が休みの日にスクールに通ってヘルパー2級(今の初任者研修相当)の資格を取得しました。座学では見聞きすることすべてが新鮮で、「へぇ!」と感心させられることが多く、とても楽しく学ばせてもらいました。カリキュラムには現場実習も組み込まれていたんですが、初めて実際の介護現場に立ち会ったときは、「臭いっ!」って衝撃を受けてことを覚えています。ただ、「汚い」とか、「嫌だ」っていう感情は湧きませんでしたね。どちらかと言うと、その時にお世話になった施設で生活しているおじいちゃんやおばあちゃん達が楽しそうに過ごしている姿の方が印象強く残って、「ああ、こういう仕事もありかな」って。ちょうどスポーツ団体事務局での働き方に迷いを覚えていた時期でもあったので、年収が下がることとかも色々とよぎったんですが、モチベーションややりがいの方を選んでしまったんですね。思い切って転職して、以来ずっと介護業界で働いてきました。

 

専門職としてのこれまで

-実際に介護の世界に飛び込んでみてどうでしたか?-

旅行会社時代の経験から、接遇面には自信があったものですから、「ご高齢の方が集まるホテルのようなところで働きたい」と思い、介護付き有料老人ホームに就職したのが介護業界での最初キャリアでした。とにかく綺麗な環境で、ホテルマンが介護サービスを提供するようなイメージを描きながら、同じ法人内で4箇所ほど、計11年に渡って勤めてきました。最初に配属されたのは新設の有料老人ホームで、オープニングスタッフとして入職したんですが、見た目はきれい、でも、「何をすればよいの?」、「後は何が必要なの?」ということが全く分からない状態でスタートしたので、介護経験のあるスタッフさんを頼りに入居される方を迎え入れる準備を手探りで進めていきました。初めて直接介護をするという時、それまでに看護師さんがやっている場面を散々見てきたにもかかわらず頭が真っ白になり、「お通じ出てるし、軟便だし、うわ、どうしよう」ってオムツを開いた状態でフリーズしてしまいました。見かねて、「私やってみますね」って動いてくれたスタッフさんが代わりに対応してくれたんですが、どんなにシュミレーションしていても動けないものなんですね。もちろん、そこから何度も何度も経験を重ねていって、自分だけでも大抵のことはこなせるようになって、徐々にマネージメントも任せてもらえるようなポジションに移っていったんですが、当初描いていた世界とは全然違って、常に一人で4、5人の方の対応に追われ、手が離せないのにコールが鳴って、スケジュール通りに生活してもらうように無理やりにでもお風呂やトイレに連れて行く毎日に段々と疲弊していくようになりました。本当はもっとゆとりをもって、ホテルマンらしい振る舞いでサービスしたいのに、いつでも常に小走りで、ポジションが上がるほどスタッフの方の機嫌取りにばかり気を回すようになっていったので、「どこかに理想的な場所はないものか」と、正社員ではなく派遣社員として、有料老人ホームを転々と巡ってみました。4年かけて、一箇所に半年から一年くらいずつ身を置いてみましたが、結局はどこも似たり寄ったりだったので、最終的には夜勤専門の派遣として、収入と生活リズムを安定させる方に働き方をシフトしていきました。それでも介護の仕事自体は続けたいと思っていたので、なにか良い環境はないものかと思案していたときに浮かんだのが訪問介護でした。それまでは訪問介護と言えば、主婦の方が空き時間に行うパート業務のイメージしかなかったんですが、調べてみたら、男性も結構活躍していて、正社員で勤めている方も多く、そして何より1対1でサービスができるということで、「合っているかもしれない」と思うようになりました。そこでインターネットで、「世田谷区」、「訪問介護」で検索して最初にヒットした訪問介護の会社に転職することにしたんです。一件当たり、せいぜい60分くらいの滞在時間で丁寧にサービスを提供し、自転車をこいで気分転換しながら運動不足まで解消できる。今までとは全然違った働き方に、ようやく居場所を見つけることができたような気がしました。また、その会社の上層部の方々は、ポジティブ思考の方ばかりだったので、基本ネガティブ思考というか、心配性な私にとっては、ものの捉え方の新しい側面を教えてもらったような気がしました。また、同法人が運営している初任者研修のスクールで講師業にも携わらせてもらえたので、教えることの面白さも改めて知ることができたように思います。ただ、収入面だけがどうしても折り合いがつかず、マンションのローンもあるしどうしようと思っていたときに、たまたま見ていた世界卓球のテレビコマーシャルで流れてきたのがケアリッツでした。「ん?今介護のなんちゃらって言わなかった?」とすぐに気になって調べてみたら、訪問介護の会社で、しかも給料が良い!今の会社が嫌なわけではないけれども、チャレンジしてみたいと思って面接を受け、そして今に至ります。

 

ケアリッツへの転職

-ケアリッツに転職してみていかがですか-

2024年の8月くらいに面接をしてもらったんですが、入社希望を2025年1月ということで相談していたので、配属先については、「希望に沿えるか分かりません」と言われていたにも関わらず、結果第一志望の事業所で打診をいただけたので、ありがたかったですね。働き始めたころは、正直ちょっと、「この事業所暗くない?」って感じることが多く、「ただいま戻りました!」って言っても誰も返事をしてくれなかったり、管理者が事務作業を一手に担っていて、誰もそれを手伝わないという構図に、「来るところ間違えたかな?」と思うようなこともありました。でも、そこから異動や入退職等があって、今では全然違う雰囲気の事業所になり、会話も笑顔も多い、居心地の良い事業所になっています。もちろんまだまだ成長課題はありますが、伝えれば響くメンバーと一緒に働くことができているので、ホッとしています。ご利用者のところに行けば成立する仕事ではありますけれど、そのためにどんなプロセス、例えばどんな書類を作らなければいけないのかとか、どんな調整をしなければいけないのかとか、そういったことはちゃんと知っておいて欲しいし、関わっていって欲しいなって思っているので、先ずは自分がそれをやって見せながら、「よかったらちょっと手伝ってもらって良い?」って周りに働きかけるようにしています。なんというか、訪問の空き時間に帰ってきたときに安心できる場所であって欲しいですからね。シーンとしているよりも、豊かなコミュニケーションにあふれている環境にしていきたいです。訪問介護の仕事自体はもともと性に合っていましたし、土地勘のある地域で稼働しているので、事業所づくりの方にも注力していきながら、これからを担ってくれる世代を育てていきたいですね。期待したい若手もいますし!

 

これから

-今後の目標を聞かせてください-

管理者だけが事務作業に追われていたころに、色々と手伝いをするようにしていたら、「サ責(サービス提供責任者)やってみない?」って言われて、給与も上がるし、一回くらい社内の登用試験受けてみようかなと、一回受けてダメだったら諦めようと思って、去年の夏の試験に臨みました。休みの度にしっかり勉強をした甲斐もあってか、無事に合格することができて、そこからサ責としても稼働させてもらっています。まだまだ業務内容でピンと来ていないこともありますけれど、管理者を始め、若手も色々と協力してくれるので、段々と習熟度を上げていきたいと思います。ケアマネジャーには全く興味がなくて、とにかく介護の仕事をするのであれば現場に出続けていたいというのが信念なので、体が動く限りは現役で頑張っていきたいと思います。サービス提供責任者の業務は興味深く取り組んでいるので、自分の待遇を上げるためにも社内における上位サービス提供責任者試験に合格できるように、まだ単独では経験しきれていない利用契約の説明とか、書類作成業務あたりの経験を積んでいければと考えています。あと、今女性のサ責がいないので、なり手が来てくれれば良いんですが、いないとしても女性ヘルパー限定のご利用者のところに、「須藤さんだったら良いよ」って関わらせてもらえるような、ご利用者からもご家族からも人としてもっと信頼してもらえるような専門職になっていきたいです。とはいえ、年齢も年齢なので、「いよいよ体が動かないぞ」ってなった際には、こじんまりした規模で出来る機会があれば、初任者研修の講師として、また次のキャリアを進んでいくのも良いかなって思っています。

ご利用者のことはもちろん大切にしながらも、一緒に働く人ファーストで俯瞰的に目の前の状況と向き合っていらっしゃる須藤さん。専門職だからこそ感じる大変さに寄り添いながら、専門職としての大事なマインドを相手の目線に合わせて丁寧に伝えていく姿勢は、一緒に働く人達に大きな説得力として届いていることでしょう。貴重なお話、ありがとうございました!