養護老人ホームとは?特別養護老人ホームとの違いやメリット・デメリットなどを徹底解説!

高齢者向け施設にはさまざまな種類がありますが、「養護老人ホーム」と「特別養護老人ホーム」は目的や対象者、提供される支援内容が大きく異なります。
違いを正しく理解していないと、本人の状況に合わない施設を選んでしまう可能性もあります。
本記事では、養護老人ホームの基本的な役割や特徴を解説するとともに、特別養護老人ホームとの違いやメリット・デメリットなどを紹介します。
施設選びのポイントも解説するので、自分や家族に適した施設を判断するための参考にしてください。
養護老人ホームとは?
養護老人ホームとは、経済的な事情や生活環境の問題により、自宅での生活が難しくなった高齢者を支援するための福祉施設です。
介護を目的とした施設とは異なり、生活の安定や自立した暮らしの維持をサポートする役割を担っています。
ここでは、養護老人ホームの基本的な役割や入所者の特徴、入所までの流れなどについて見ていきましょう。
自立支援と社会復帰を目的とした福祉施設
養護老人ホームは、経済的な事情や住環境の問題などにより、自宅での生活が難しくなった高齢者を支援するための福祉施設です。
主に65歳以上の高齢者が対象で、生活の安定を図ることを目的として入所が認められます。
特別養護老人ホームのように介護を主な目的とした施設ではなく、基本的には自立した生活が可能な人が利用する点が特徴です。
施設では食事の提供や生活相談、健康管理のサポートなどが行われ、利用者が安心して生活できる環境を整えています。
また、社会とのつながりを保ちながら生活できるよう、地域交流や生活支援などを通して自立した暮らしの維持を支援しています。
施設数・定員数の現状と推移
養護老人ホームの施設数は全国的に見ると、徐々に減少傾向にあります。
厚生労働省の調査によると、令和6年度時点で全国の養護老人ホームは910施設、定員総数は59,277人となっています。
前年度である令和5年度は937施設であり、施設数はやや減少していることが分かります。
高齢化が進む日本では高齢者施設の需要は年々高まっていますが、養護老人ホームは施設数や定員数が大きく増えていないのが現状です。
出典:厚生労働省「令和6(2024)年度福祉行政報告例の概況」
入所者の特徴
養護老人ホームに入所している高齢者は、経済的な事情や家庭環境の問題など、さまざまな理由で自宅生活が難しくなった人が中心です。
具体的な入所理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- 独居で生活が困難になった
- 住居を失った
- 経済的に生活が厳しい など
男女比では女性の割合がやや多く、全体の6割以上を占める傾向にあります。
出典:公益社団法人全国老人福祉施設協議会
「令和6年度 養護老人ホーム被措置者数等調査結果(報告書)」
入所までの手続きと利用の流れ
養護老人ホームへ入所するためには、一般的な高齢者施設のように本人が申し込むだけではなく、市区町村による審査や措置決定が必要です。
まずは本人や家族、福祉関係者などが自治体の福祉窓口に相談した後、生活状況や健康状態、経済状況などの調査が行われ、自宅での生活が難しいと判断された場合に入所が検討されます。
ただし、虐待を受けている場合や住居を失うおそれがある場合など、緊急性が高いケースは優先的に対応されることも少なくありません。
養護老人ホームと特別養護老人ホームとの6つの違い
養護老人ホームと特別養護老人ホームは、どちらも高齢者が入所できる施設ですが、目的や対象者、提供されるサービス内容などに大きな違いがあります。
施設の役割を正しく理解していないと、本人の状況に合わない施設を選んでしまう可能性もあるでしょう。
ここでは、両施設の特徴を比較しながら、目的や入所条件、費用などの主な違いを解説します。
施設の目的の違い
養護老人ホームと特別養護老人ホームは、施設が設立された目的そのものが異なります。
養護老人ホームは、経済的な困窮や家庭環境の問題などにより自宅で生活することが難しくなった高齢者を保護し、生活の安定を図ることを目的とした福祉施設です。
生活相談や健康管理、日常生活のサポートなどを通じて、できるだけ自立した生活を維持しながら社会復帰を目指します。
一方の特別養護老人ホームは、日常生活において継続的な介護が必要な高齢者を対象とした介護施設です。
自宅での生活が困難な人に対して、食事や入浴、排泄などの身体介護を提供しながら生活を支える役割を担っています。
入所後は長期間生活するケースが多く、終の棲家として利用されることも少なくありません。
入所できる条件の違い
両施設とも高齢者向けの施設ですが、入所できる条件には明確な違いがあります。
養護老人ホームの場合、対象となるのは基本的に65歳以上で、日常生活がある程度自立している高齢者です。
生活環境や経済的な事情などの理由により、自宅での生活が困難になった場合に入所が検討されます。
それに対し特別養護老人ホームは、要介護3以上の認定を受けている65歳以上の高齢者が入所対象です。
日常生活の多くの場面で介護が必要な人を受け入れる施設であり、食事や排泄、入浴などの介護を施設内で受けながら生活します。
このように、養護老人ホームは生活支援が中心であるのに対し、特別養護老人ホームは介護を前提とした施設である点が大きな違いです。
対象となる高齢者の違い
養護老人ホームが対象としているのは、主に生活環境や経済的事情により在宅生活を続けることが難しくなった高齢者です。
基本的に日常生活の動作が自立していることが求められるため、食事や排泄などの動作を自分で行える人が入所対象になります。
一方で特別養護老人ホームは、身体機能の低下や病気などにより継続的な介護が必要な高齢者を対象とした施設です。
前述のとおり、要介護3以上の認定を受けている人が基本条件となり、入浴や排泄、移動などの生活動作において介助が必要な人が入所します。
認知症のある高齢者が入所するケースもあり、日常的な介護や見守りを受けながら生活できる環境が整えられているのが特徴です。
入所基準の違い
養護老人ホームでは、入所の判断基準として経済状況や生活環境などの社会的事情が重視されます。
例えば、年金収入が少なく生活が困難な方や住まいを失っている方、家庭内で適切な生活環境を確保できない方などが該当します。
独居高齢者で生活が成り立たない場合や、家族から十分な支援を受けられない場合も入所対象となることがあります。
ただし、具体的な入所基準は自治体によって異なることもあるため、入所を検討する際は居住している市区町村の福祉窓口へ相談しましょう。
特別養護老人ホームでは、要介護認定の結果が主な入所基準となりますが、特定疾病がある40〜64歳の人が入所できる場合や、特例として要介護1〜2の人の入所が認められるケースもあります。
サービス内容の違い
養護老人ホームと特別養護老人ホームではサービス内容にも大きな違いがあり、養護老人ホームは生活の安定や社会復帰を目指した支援が中心となります。
食事の提供や生活相談、健康状態の見守りなどが行われますが、食事介助や排泄介助などの身体介護は基本的に提供されません。
施設によっては、機能訓練やレクリエーション活動、地域交流などを通して生活の質を高める取り組みが行われることもあります。
これに対して特別養護老人ホームでは介護サービスが中心で、入浴や排泄、食事など日常生活に必要な介護を24時間体制で提供し、利用者が安心して生活できる環境を整えています。
さらに、身体機能の維持を目的とした機能訓練やレクリエーションなども行われているのが特徴です。
費用の違い
養護老人ホームと特別養護老人ホームでは、入所にかかる費用にも違いがあります。
養護老人ホームは、生活に困窮している高齢者を支援する福祉施設のため、費用は比較的低く設定されています。
利用者の負担額は前年の収入などによって決定されますが、多くの場合は月額数万円から十数万円程度に収まるケースが一般的で、生活保護を受給している方などは、費用負担がほとんど発生しないこともあります。
一方で特別養護老人ホームの費用は、一般的には月額8万円から14万円程度になることが多いとされています。
中でも、個室タイプのユニット型居室は費用が高くなる傾向がありますが、相部屋の場合は比較的負担を抑えることが可能です。
また、施設利用料のほかに食費や医療費などが必要になる場合もあります。
養護老人ホームのメリット・デメリット
ここでは、養護老人ホームを利用する際に知っておきたい、主なメリットとデメリットを解説します。
養護老人ホームのメリット
養護老人ホームには、以下のメリットがあります。
- 低額で利用できる
- 常に職員がいるため安心できる
それぞれ詳しく解説します。
低額で利用できる
前述のとおり、養護老人ホームは生活に困窮している高齢者の支援を目的とした施設であり、利用料金は比較的低く設定されています。
一般的な高齢者施設とは異なり、養護老人ホームでは初期費用がかからないケースが多く、経済的な負担を抑えて利用しやすい点が特徴です。
月額費用は利用者の前年の収入や年金額などに応じて決定される仕組みで、収入が少ない場合は自己負担額も抑えられるよう配慮されています。
生活保護受給者など特別な事情がある場合には、費用が減額または免除されるケースもあり、経済的に厳しい状況でも利用しやすい制度が整えられています。
常に職員がいるため安心できる
養護老人ホームでは施設内に職員が配置されており、日常生活で必要なサポートを受けられる体制が整っています。
夜間も職員が常駐しており、急なトラブルが発生した場合でも対応してもらえる安心感があります。
生活上の悩みや困りごとも相談できる環境があるため、一人暮らしに不安を感じている高齢者にとって心強い存在です。
ただし、養護老人ホームの職員は介護スタッフではなく生活支援員が中心であり、身体介護を前提とした施設ではない点を理解しておきましょう。
養護老人ホームのデメリット
養護老人ホームには、メリットだけではなく以下のようなデメリットもあります。
- 審査が必要になる
- 長期間の入所ができない
それぞれ詳しく解説します。
審査が必要になる
養護老人ホームへ入所するためには、本人や家族の希望だけで利用できるわけではなく、市区町村による審査を受ける必要があります。
自治体の担当部署が生活状況や健康状態、経済状況などを調査し、入所の必要性があると判断された場合に施設利用が決定されます。
申し込みを行っても必ず入所できるとは限らず、状況によっては利用が認められないことも覚えておきましょう。
利用を検討している場合は、まず自治体の福祉窓口へ相談することが大切です。
長期間の入所ができない
養護老人ホームは、生活環境や経済的な問題によって自宅生活が難しくなった高齢者を保護し、自立した生活を支援することを目的とした施設です。
終身利用を前提とした施設ではないので、状況が改善した場合には退所を求められることがあります。
例えば、生活環境が整い自宅で暮らせるようになった場合や、要介護度が上がって専門的な介護が必要になった場合などは、別の施設へ移らなければいけない可能性があります。
同じ施設で長期間生活したいと考えている人にとっては、この点がデメリットに感じられるでしょう。
特別養護老人ホームのメリット・デメリット
特別養護老人ホームは、費用を抑えつつ長期間生活できる点が魅力であり、介護負担を軽減できる施設として広く利用されていますが、入所条件や医療体制など注意すべき点もあります。
ここでは、特別養護老人ホームの主なメリットとデメリットを解説します。
特別養護老人ホームのメリット
特別養護老人ホームには、以下のようなメリットがあります。
- 入所しやすい費用体系
- 終身利用も可能な入所体制
- 24時間体制の介護サポートが受けられる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
入所しやすい費用体系
特別養護老人ホームは、公的な介護施設であるため費用が比較的抑えられている点が大きな特徴です。
多くの民間施設とは異なり、高額な入居一時金を支払う必要がないため、初期費用の負担を軽減しながら入所できるのがメリットです。
施設サービス費の一部は医療費控除の対象で、申告することで税負担が軽減される可能性もあります。
また、利用者の所得状況に応じて居住費や食費の負担限度額が設定される制度もあり、収入が少ない場合には、費用が軽減される仕組みが整っています。
自治体によっては独自の負担軽減制度が設けられていることもあり、経済的な負担を抑えながら利用できる点が魅力といえるでしょう。
終身利用も可能な入所体制
特別養護老人ホームは長期間の入所を前提とした施設で、原則として終身利用が可能です。
一度入所すれば、健康状態の変化に応じた介護を受けながら生活を続けられ、住み替えを頻繁に行う必要がありません。
例として、介護老人保健施設の場合は自宅復帰を目的とした施設であり、入所期間が数カ月程度と限られていることが一般的です。
しかし、特別養護老人ホームでは長期的な生活を前提としているため、入所後は安定した生活環境を維持しやすいのが特徴です。
近年では看取り介護に対応している施設も増えており、人生の最期まで安心して暮らせる住まいとして選ばれるケースも多くなっています。
24時間体制の介護サポートが受けられる
特別養護老人ホームでは、厚生労働省が定めた基準に基づいて介護職員が配置されており、24時間体制で介護サービスを受けることが可能です。
食事や入浴、排泄など日常生活に必要な介助を受けながら生活できるため、介護度が高い高齢者でも安心して暮らせる環境が整っています。
施設内には介護用ベッドや手すりなど、高齢者の生活に配慮した設備が整えられており、安全に生活しやすい環境が確保されています。
専門知識を持った介護スタッフが対応するため、家庭での介護が難しいケースでも適切なケアを受けられる点は、大きなメリットといえるでしょう。
特別養護老人ホームのデメリット
特別養護老人ホームは費用面や介護体制の面で多くのメリットがありますが、利用する際にはデメリットもあります。
- 入所に時間がかかる
- 高度な医療対応には限界がある
- 入所条件が厳しい
それぞれのデメリットを詳しく解説します。
入所に時間がかかる
特別養護老人ホームは、公的な介護施設で比較的低い費用で利用できることから、入所を希望する高齢者は多い傾向にあります。
施設によっては待機者が多く、申し込みをしてもすぐに入所できないケースが少なくありません。
待機期間は地域や施設の人気度によって異なりますが、場合によっては数年待ちになることもあります。
特に都市部では入所希望者が集中しやすく、順番待ちが長期化する可能性があるので、将来的に特別養護老人ホームへの入所を考えている場合は、複数の施設へ申し込んでおくなどの準備をしておきましょう。
高度な医療対応には限界がある
特別養護老人ホームでは日常生活の介護サービスは充実していますが、医療機関のように高度な医療体制が整っているわけではありません。
施設には看護師が配置されていますが、24時間常駐が義務づけられているわけではなく、夜間などに医療処置が必要になった場合には、対応が難しいケースもあります。
頻繁なたん吸引や点滴など継続的な医療ケアが必要な場合、施設によっては受け入れが難しいこともあるでしょう。
その場合は、医療機関と連携した施設や介護医療院など、医療体制が整った施設を検討することも大切です。
入所条件が厳しい
特別養護老人ホームへ入所するには、原則として要介護3以上の認定を受けていることが条件のため、要介護度が比較的軽い高齢者は対象外となることが多く、入所できないケースもあります。
施設によっては入所希望者が多く、要介護度の高さや生活環境、家族の介護状況などを総合的に判断して優先順位が決められるケースもあるため、条件を満たしていてもすぐに入所できるとは限りません。
特別養護老人ホームへの入所を検討する場合は、要介護認定の状況や施設ごとの入所基準を事前に確認しておきましょう。
養護老人ホームの具体的なサービス内容
養護老人ホームでは入所者が安心して生活できるよう、以下のようなサービスが提供されています。
- 食事の提供
- 健康状態のチェック
- 機能維持のための訓練
- 社会復帰のサポート全般
それぞれのサービスを具体的に紹介します。
食事の提供
養護老人ホームでは、日常生活支援の一環として食事が提供されています。
施設では高齢者の生活を支えるため、食事や生活面の支援を通じて生活環境を整える役割があります。
食事内容や提供方法は施設によって異なりますが、利用者が安心して生活できるよう配慮されています。
健康状態のチェック
養護老人ホームでは、入所者が健康的に生活できるよう、定期的に健康状態の確認が行われています。
健康に関する相談を受け付ける体制も整えられており、体調面の不安や生活上の悩みについて職員に相談も可能です。
こうした健康管理のサポートによって、入所者が安心して生活できる環境づくりが行われています。
機能維持のための訓練
養護老人ホームでは、高齢者ができるだけ長く自立した生活を続けられるよう、身体機能の維持を目的とした活動が行われることがあります。
軽い体操やレクリエーション活動などを通して、身体を動かす機会を設けることで筋力の低下を防ぎ、健康的な生活を維持できるよう支援します。
こうした活動は体力維持だけでなく、ほかの入所者との交流の機会にもなり、生活の楽しみを増やす役割もあります。
継続的に体を動かすことが重要視されており、身体機能の維持につながる大切な取り組みです。
社会復帰のサポート全般
養護老人ホームでは、入所者が将来的に地域で自立した生活を送れるよう、社会復帰を意識した支援も行われています。
生活相談や福祉制度の利用に関するアドバイス、経済面の相談などを通して、生活基盤を整えるサポートが提供されます。
養護老人ホームと介護老人保健施設、どちらが適しているかを見極めるポイント
高齢者向け施設にはさまざまな種類があり、それぞれ目的や利用対象が異なります。
養護老人ホームと介護老人保健施設も役割が異なるため、本人の健康状態や生活状況に応じて適した施設を選ぶことが重要です。
ここでは、それぞれの施設に向いている人の特徴を紹介します。
養護老人ホームが向いている人
養護老人ホームは、経済的な困窮や生活環境の問題などにより自宅での生活が難しくなった高齢者を支援する福祉施設です。
そのため、身寄りが少なく生活を支えてくれる人がいない場合や、住まいの確保が難しい場合などに適しています。
日常生活の基本動作が自立している人であれば利用しやすく、生活支援を受けながら安定した生活を送れます。
介護度が比較的軽い高齢者で、生活環境の改善を目的として施設利用を考えている人に向いているでしょう。
介護老人保健施設が向いている人
介護老人保健施設は、病院を退院した後に自宅で生活できるよう、リハビリテーションや医療ケアを受けながら回復を目指す施設です。
長期入所を前提とした施設ではなく、在宅復帰を目標として一定期間利用する施設のため、リハビリや生活訓練を受けながら自宅での生活に戻ることを考えている人に適しています。
養護老人ホームや特別養護老人ホームに関するよくある質問
ここでは、養護老人ホームや特別養護老人ホームに関するよくある質問を、いくつか紹介します。
特別養護老人ホームと介護老人保健施設の違いは?
特別養護老人ホームは、介護が必要な高齢者が長期間生活できる施設であり、終身利用できる点が大きな特徴です。
入所後は日常生活の介護を受けながら暮らすことができ、看取りに対応している施設も多くあります。
一方の介護老人保健施設は、病院を退院した後に自宅へ戻ることを目標とした施設です。
医療ケアやリハビリテーションなどの支援が中心で、入所期間は原則として3〜6カ月程度とされています。
入所者の回転が比較的早い点も、特別養護老人ホームとの大きな違いです。
養護老人ホームの費用はいくらぐらい?
養護老人ホームの利用費用は、月額0円から14万円程度が目安です。
初期費用や入居一時金が不要なため、比較的利用しやすい施設といえるでしょう。
月額費用は利用者の前年の収入に応じて決定される仕組みで、収入が少ない場合は費用負担が軽くなる場合もあり、経済状況に応じて減額や免除が適用されるケースもあります。
費用面に不安を抱える高齢者でも、利用しやすい施設となっています。
養護老人ホームで働くには資格が必要ですか?
養護老人ホームでは、生活支援や相談対応などの業務が中心となるため、必ずしも介護系の資格が必要というわけではありません。
食事の提供や生活相談、入所者の見守りなどが主な業務で、未経験や無資格でも働ける施設もあるでしょう。
社会福祉士や介護福祉士などの資格を持っていると、より専門的な業務に携わることができる場合があります。
特別養護老人ホームにはすぐに入所できますか?
特別養護老人ホームは入所希望者が多く、すぐに入所できないケースも少なくありません。
満床となっている施設も多く、申し込み後に順番待ちになることもあるでしょう。
待機期間は地域や施設の状況によって異なりますが、場合によっては長期間待つこともあります。
入所を希望している場合は早めに情報収集を行い、複数の施設を検討しておくことが大切です。
特別養護老人ホームは体験入所できますか?
特別養護老人ホームでは、一般的に体験入所を行っていない施設が多いとされています。
特別養護老人ホームは介護保険施設であり、入所するためには施設の入所判定会議などを経て正式に入所が認められる必要があるからです。
ただし、多くの施設では見学を受け付けているため、施設の雰囲気や設備、スタッフの対応などを確認することは可能です。
入所を検討する際は、見学を通して施設の環境を確認しておくと安心でしょう。
信頼できる特別養護老人ホームの探し方は?
信頼できる特別養護老人ホームを見つけるためには、複数の施設を比較しながら慎重に検討することが重要です。
まず確認したいのは職員の配置人数やスタッフの対応で、職員が十分に配置されている施設では、入所者一人ひとりに丁寧なケアが提供されやすくなるでしょう。
施設見学の際にはスタッフが笑顔で挨拶をしているか、入所者とのコミュニケーションが円滑に行われているかなどもチェックすることを推奨します。
設備の充実度や費用の妥当性なども確認し、総合的に安心して生活できる施設を選ぶことが大切です。
まとめ
養護老人ホームと特別養護老人ホームは、どちらも高齢者が利用できる施設ですが、目的や対象者、サービス内容には大きな違いがあります。
施設ごとの特徴や入所条件、費用などを理解した上で、本人の健康状態や生活状況に合った施設を選ぶことが大切です。
家族や専門家と相談しながら、最適な施設を選びましょう。





