障がい者の働くハーブ園 - IBUKI

企業の抱える障がい者雇用の課題

来年の4月から、障がい者雇用の法定雇用率が2%から2.2%に引き上げられます。(厚労省発表資料)
つまり1000人の常勤社員を雇用している場合には、11-22人の障がい者を雇用する必要があるのです(障害程度区分によって1ポイント換算の場合と2ポイント換算の場合があるため)。

1人当たりの売上があまり大きくない多店舗型の労働集約事業で箱物を持たないようなタイプのビジネスでは、売上の割に雇用しなければいけない人数が膨れてしまい、また清掃などをお任せすることも難しいため、多くの雇用を創出することが難しく、悩みの種だったりもします。

そんな障がい者雇用について、企業のサポートをしてくれている会社さんがいくつかあるのですが、今回は、株式会社スタートラインさんの始めた画期的なサービスについて、ちょっと見学に行ってきたこともありご紹介させていただこうかな、と思ってます!

これまでは、バリアフリーで働きやすい郊外のオフィスに各社の障がい者を集め、各社の本社などで発生する業務などを切り出して働いていただくといった、サテライトオフィスという仕組みのサービスがメインの事業でした。しかし最近、新しいサービスとして、各社で雇用した障がい者が働くことのできる屋内ハーブ園の運営を始められたそうです。(サービスの詳細はこちら!)

農園型障がい者雇用サービスって?

元々、千葉などで野菜を育てるような、いわゆる障がい者が働ける農園を運営されている会社さんがあるのは知っていたのですが、

  • 飲食の業態を運営していればそこで消費することはできそうですが、普通の会社では、収穫されてくる大量の野菜は結構消費が大変
  • 場所が遠方で、定期的に視察に行くのも大変
  • 広大な土地を必要とすることもありコストが結構高くつき、働く環境もそこそこハード

こんなところが個人的には懸念でした。

しかし、こちらのハーブ園については

  • 出てくるアウトプットがハーブティーだったり観葉植物で、オフィスでも消費しやすくノベルティなどにも活用できる
  • 場所は都心に近く、定期的に視察しやすい
  • コストも比較的安価で、しかも屋内なので安定した環境で働いてもらえそう

ということから、今回見学をさせていただくことにしました!

ハーブ園の様子

場所は綱島からバスで10分程度と、アクセスも良好!

おしゃれな倉庫といった外観です。

中に入るにはこうしたクリーンルームを通り、専用の服を着てはいる必要があります。ちょっと理系のラボを思い出しました 笑 気温は常に一定を保たれています。

内部の室内には水耕栽培のプランターが並んでおり、ペパーミント、マジョラム、アップルミントなど様々なハーブに加え、お花や葉物野菜なども栽培ができるようです。

別室には水を汲んだり加工したりする部屋もあり、そこでハーブティーなどに加工を行っているそうです。

最後にマジョラムとミントで入れたハーブティーをごちそうになりましたが、とても美味でした♪

働く障がい者の方々からしても、通勤の便も良く働きやすい環境で、自身の働きが目に見える形で会社に貢献できる、という非常に画期的な仕組みだな、と感じました。

CURATOR
ケアリッツマガジン運営者 Yuri
普段の業務に加えて、いろいろと記事を書いて情報発信しています。プライベートでは女子力高めなことが好きです。