巷の水素水にはご注意を!

皆さん、今更ですが、巷でブームになっていた水素水、飲んだことありますか?

介護と関係ない話題のようではありますが、実は以前、介護の最大の展示会、CareTEXを見に行った際、かなりの数の水素水関係の会社がブースを構えておりました。

その様子を見る限りでは、高齢者向け施設などでも、水素水、結構取り入れられているのではないでしょうか。

しかし、それに対して、こんな記事がありました。

「水素水」で最も期待できる効果は「水分補給」。国民生活センターが注意喚起

記事によると、事業者に、自社の水素水の製品(あるいは生成器)の効能を聞いたところ、一番多かったのは、「水分補給」だった、とのこと 笑

冗談のような結果ではありますが、一応擁護すると、あくまで選択式なので、水分補給にチェックを入れるのは仕方ないと思います。水分補給ができるのは100%確実なわけですから。
要はこの結果からわかることは、各社とも、明確な機能については自信を持って言えるものがない、ということです。ダイエット、疲労回復、美容など、ふわっとした効能を各社適当に並べているようにも見えるのが現状、というわけです。

水素水の真実とは?

ちなみに、水素水、本当に根拠がないものなのでしょうか?

そもそも、水素水が世に広まったきっかけは、水素水の研究を行っている、日本医科大学の太田成男教授です。

太田教授のブログ

太田教授のインタビュー(水素水アカデミーより)

こちらを読むとわかる通り、実は水素水は、実際の効果などが医学的にも証明されており、エビデンスも豊富にある有用なものなのです。

消化管内の水素水から水素がどのように血中に入り標的細胞に達するのか、活性酸素消去とどのように水素の効果が関係があるのかなど、明らかにすべき課題は多いものの、結果としてはいくつかの病気の治療に有効である可能性が認められている、れっきとした科学的裏付けのあるものなのです。

では、なぜこうした今回の記事のように、効果が認められない、という話が出てくるのでしょうか?

その答えは、「水素水と言われて売られているものは、そもそも本当に水素水なのか?」ということです。

記事中にある文章を引用します。

 

・開封時の溶存水素濃度を測定したところ、容器入りのパッケージの溶存水素濃度表示に、充填時や出荷時と記載のあった5銘柄のうち3銘柄で、表示値より測定値の方が低い濃度でした。また、パッケージに表示のない3銘柄のうち、ペットボトルの2銘柄では溶存水素(水素ガス)は検出されませんでした。

・開封時に溶存水素が検出された容器入り8銘柄を、開封後に蓋を閉めて放置した場合には、溶存水素濃度が5時間後には30~60%程度に、24時間後には10%程度に低下しました。

・生成器で作った水をコップに移し替えると、1時間後に溶存水素濃度が約50~60%に低下しました。

 

ここからわかることはひとつ。
世の中で売られている水素水や水素の生成器で作った水には、実は飲むタイミングではすでに水素が含まれていない!ということなのです。つまり、飲むときにはすでにただの水になっている、というわけです。

つまり、水素水に効果があることはおそらく本当だが、そもそも水素水と言えるものが巷にはあまりない、ということなんですね。

水素というのは水に溶けにくく、すぐに溶出してしまうのがその原因と考えられます。

皆様ももし水素水に興味をお持ちの場合は、水素が実際どのくらい溶けているのか?という観点で、製品を比較・検討してみることをお勧めします。

そして、生成器の場合は作ってすぐに飲んだ場合に限っては、良い効果があるかもしれませんよ。

CURATOR
ケアリッツマガジン運営者 Yuri
普段の業務に加えて、いろいろと記事を書いて情報発信しています。プライベートでは女子力高めなことが好きです。