SOMPOとライザップがタッグで介護予防!

皆様もご存知の通り、政府は現在、介護予防に力を注いでいます。
以前取り上げた記事では、介護予防にスポーツジムと国がコラボ、というケースでした。

国が介護予防にスポーツジムを活用!

これに関連したニュースとして、今月の中頃、面白い話題があったので取り上げてみます。

SOMPO、ライザップとの業務提携を発表 介護予防サービスを共同開発へ

ライザップって?

ライザップは、皆さんご存知ですよね?

もはや知らない人はいない「結果にコミットする」ダイエットジムとして、一世を風靡しました。
あのCMを見たことがない、という人はおそらくいないのではないでしょうか?

実はライザップは、あのスポーツ事業からピボットして、「結果にコミットする」を軸にした様々なビジネス群の展開を手掛けています。

人間、追い詰められてやればある程度誰でも達成できるけど、なかなかやる気になれないもの、というのが結構あります。
ダイエットがその筆頭格だったわけですが、例えば、英会話、ゴルフ、料理、など・・・
ライザップの仕組みの肝は、「高いお金を払ってしまったから、もったいなくて頑張る」というものなので、こうしたものとの相性は抜群。というわけで、こうした教室の展開に打って出たわけです。

さらにはそれだけでは飽き足らず、経営不振の雑貨店や住宅メーカー、補整下着、アパレルメーカーなどあらゆる会社を片っ端から安値で買収しています(一応「自己投資系の事業」に投資している、とのこと)。3年で総数は優に50社を越え、社員数は連結では7500人を超える一大グループとなっているのです。

ただ、最新の決算では大赤字を出したことでも話題を呼びました。
これらの買収の真の狙いはわかりませんが、一説には、負ののれん(純資産以下の金額で買収できた場合、その差額を営業利益とする仕組み)による営業利益のかさまし(つまりは、それに付随する株価アップ)では?とも言われています。
ただ、元々安値で買い叩けるような企業ではあるので、立て直しは容易ではなく、その負債が足を大きく引っ張っての連結赤字、となったようです。

ただ、今年には元カルビー会長である経営のプロ、松本晃氏をナンバーツーとして招聘していたこともあり、今後はいったん買収の手を止め、ポートフォリオの整理や実業への集中を行う、との方針を出しています。

今回の業務提携の内容は?

そんな本業回帰が叫ばれる中での今回の業務提携、非常に狙いとしては面白い内容です。
健康寿命の延伸に向けたサービス・商品の開発や研究を行っていく、というのがざっくりとした方向性で、まずは第一弾の仕掛けとして、認知機能の低下を防げると期待される運動や食事、学習などのコンテンツを盛り込んだ新プログラムの確立を行っていくとのこと。

おそらくですが、SOMPO側が展開・運営している有料老人ホームなどの施設を利用し、そこでの運動メニューや食事などコンテンツについてライザップが全面的に提供する、といった内容になるのではないでしょうか?

このように、施設運営している大規模介護事業者については、他社と組んでユニークな取り組みを進めていける可能性があります。
今後もこうした異色のコラボレーションが増えていくかもしれませんね。

CURATOR
ケアリッツマガジン運営者 Yuri
普段の業務に加えて、いろいろと記事を書いて情報発信しています。プライベートでは女子力高めなことが好きです