介護施設向けお役立ち動画配信サービス「ふくくる」

今回は、株式会社LOCUSがリリースした、介護施設向けお役立ち動画配信サービス「ふくくる」をご紹介したいと思います。(プレスリリース)

サービスの概要

株式会社LOCUSは、株式会社ビー・スタイルという人材系の会社からスピンアウトする形で2010年に独立した、動画制作を行うベンチャー企業です。

今回「動画」という彼らの強みを生かす形で、何か他の業界に役立てないか、という模索の中で、「要介護者増加や介護人材不足」など日本が直面する社会的課題に目をつけ、介護業界をターゲットに立ち上げたのがこのサービスとなっています。

サービスの主な軸は3つで、「体操や介護レク」、「介護技術習得動画」、「経営支援動画」が月額定額制で見放題になる、というものです。

実はこの会社の代表である瀧社長と私が個人的な友人でもあることから、今回の構想についていろいろとディスカッションをさせていただいていました。

そして、いろいろと議論を進めていく中で、我々としては「介護技術習得動画」について全面的に協力させていただいています。

介護技術習得動画について

ふくくる – 介護技術動画

こちらの動画なのですが、LOCUSさんの動画撮影のプロフェッショナルであるクルーと、ケアリッツの研修チームのメンバーが一緒になり、様々な介護の場面で使えるコツや手順などが短時間にまとまった技術動画を作成したものです。

介護の技術には確かにいろいろなやり方がありどれが正解というわけではありませんが、そのほとんどが経験者による自己流だったりして、あまりしっかりと技術伝承がされていない印象があります。

目の前にいる利用者様が今置かれているシチュエーションに近いものをこの動画で探して確認することで、基本の動きやコツを確認することができるため、初心者でも安心してケアに当たることが出来ます。

例えば、「ベッドで寝ている状態から起こす」というケアであれば、いきなり抱き起こそうとするのではなく

  1. ベッドの高さを調整
  2. 両手を上で組んでいただく
  3. 両膝を立てることで、ベッドへの接地面を減らして摩擦を減らす
  4. 膝を降りる方向に倒すことで腰を浮かす
  5. 肩と腰を引き寄せて体を抱き寄せる
  6. 手で体を支えてもらいながら両足をゆっくりベッドの外側に下ろす
  7. 腕を肩甲骨の裏に差し入れ首を支える
  8. 上半身を自分の方へ引き寄せながら、もう片方の手で骨盤がぶれないように押さえ、そこを支点に起こす

と言った手順で、ボディメカニクスを使って負担なく起こす、といった具合です。

これが、動画を2分程度見るだけでマスターできる、というわけです。

これらの動画が、様々なシチュエーション別に計100本用意されています。

我々としては撮影に協力した代わりとして、この動画を実際の社内研修用に使わせていただいています。特に訪問介護ではなかなか先輩の手技を見る機会が少ないため、技術習得に非常に役に立っています。

LOCUSさんの動画は他にもレク動画、経営支援の動画、といったコンテンツもあります。
この業界、やはり教育がなかなか行き届いていない業界でもあるので、このサービスによって業界全体のスキルアップが図れると良いな、と思っています。

CURATOR
ケアリッツマガジン運営者 Yuri
普段の業務に加えて、いろいろと記事を書いて情報発信しています。プライベートでは女子力高めなことが好きです。