menu

【新卒ブログ】中山の知らない世界(中山)

【新卒ブログ】中山の知らない世界(中山)

こんにちは!成増事業所の中山です。

パソコンの電源をつけて、早1時間。
ついに書くことが決まりました。
この時点で、ブログ作成は半分終わったようなもの。

料理とかもよく、
メニューを考えるのが大変なのよ、決まっちゃえば楽なんだけど。
と言いますが、そんな感じです。

さて今回は、
「利用者さま宅で突如!始まる○○教室、印象に残ったベスト3!」です。

人生の先輩である利用者さま。
教えてもらうことがたくさんあります。
そんな、突如始まる習い事教室の中でも、
特に印象に残っているものをご紹介していきたいと思います。
それでは参りましょう!

第3位 料理

定番ですが、調理支援中に始まる料理教室。

初めの頃まだ料理が苦手で、
大根を輪切りにしたらこっち側の厚さとあっち側の厚さが倍くらい違ったりしました。

それを見た利用者さま、
「あんたこれ全然厚みが違うよ、ちゃんと真っ直ぐに切らなきゃダメよ」
「こうやってやるのよ」
と教えてくださり、

またあるときは
「アボカド、どうやって切るか知ってる?」と仰って、

まず縦半分に包丁を入れ、
両側を持って捻りパカっと開き、
半分埋まっている種に包丁の角を刺して、
種を捻りとる。

と見事な手捌きを教えてくださいました。

そのうちに料理が苦手から楽しいに変わりました。大革命です。
見捨てず面倒を見てくださった利用者様に感謝しかありません。

※ちなみに、家事についての支援は、
ヘルパーが主に行う「生活支援」と、
それとは別に、利用者様が主体となり、
負担になる部分や安全確認をヘルパーが行う「共に行う家事」というものがあります。
一人では難しいけど、一緒でなら安心してできる。自立支援の一つです。
自分でできると自信につながります。

第2位 俳句・和歌

俳句を嗜まれる方のお家に訪問していたことがありました。
あるとき「今度一句作ってきます!」と調子の良いことを言ったもんですから
作ってこなくちゃならなくなってしまって、毎週苦戦することに。

今思うと仕事で大変だったことベスト5ぐらいに入ってきますね。
前日の寝る前までうまく完成しなくて悶々としたまま寝て、
当日自転車で移動しているときに完成を思いついたりしてました。

人に読んでもらうのがいいんだよ。
私も句会に行って、色んな人から指導を受けて、
すっごく恥ずかしくて穴に入りたくなるけど
そうやっていい作品ができるようになるのが楽しいんだ・・・

と話しつつ私の句を添削してくださいました。
私も本当に恥ずかしかったのですが、
試行錯誤の末、よりいい感じになると嬉しかったですね。
せっかくなので作った一句、ここにお披露目しておきます。

垣根より 溢れんばかりの つつじかな

また別の利用者様は和歌を詠まれていました。
いつも退室時に「良かったら」と作品をくださいました。
ちょっと肩の力が抜けた、味のある作風です。
いくつか写真で紹介いたします。

デイサービスをいつも楽しみにしていらっしゃいました。
戦時中の和歌、その時の空気感が伝わってきます。

 

私を詠んでくれました。嬉しいです。

お二人ともご自身の感性を生かして素敵な作品を作られていました。
その一端に触れられて、とても楽しかったです。

第1位 麻雀

毎週のように、デイサービスの麻雀大会で優勝しているという利用者様。
つい最近、中山も麻雀を始める機会がありまして、
最近、挑戦してみたんです〜と話してみたら、

途端に目の色が変わり。

相手に上がられないようにするにはどうしたらいいか・・・
イー・スー・チー待ち、リャン・ウー・パー待ち、サブ・ロク・キュー待ち・・・
基本的にはあまり鳴かない方がいい・・・

などなど、色々と戦略を教えていただきました。
やはり麻雀は”勝負事”だからなのか、話す時もちょっとピリッとした雰囲気です。
いつもゆった〜りした方なのですが、その切り替わりに驚かされます。
さすが連続優勝者です。

いつか一緒にお手合わせしたいですが、できないのが残念です。
共に行う家事、もとい共に行う麻雀、
介護保険で認められたりしませんかね・・・?冗談です。

めくるめく利用者様ワールド

以上、ベスト3でした!
他にもお琴に歌にボディメイクなど挙げるとキリがないのでこの辺で。

自分の得意分野を話すときは皆様、
パァっと明るく(人によってはキリッと)なられて
こちらも引き込まれます。
その人自身の、経験や感性とともに展開される世界。
突如始まる、マツコの、ならぬ中山の知らない世界。

相手のワールドに入っていくという性質は
ご自宅に伺って支援する、訪問介護ならではだなあと思います。
そういうところも好きですね。

今回で最後のブログとなりました。読んでいただきありがとうございました!
介護職は長く、広く、深く追求していくことに耐える仕事であると思っています。
またケアリッツではそれができる環境です。
それが少しでも伝われば嬉しいです。

またどこかでお会いしましょう!
ではまた!