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【新卒ブログ】未経験からのスタート(安達)

【新卒ブログ】未経験からのスタート(安達)

こんにちは!
皆さんお久しぶりです。23卒で現在大阪鶴見事業所管理者の安達です。
ブログは3か月に一度なのですが、いつももう前回投稿から3か月!?と時間の速さに驚いてしまいます。

アイキャッチは大阪鶴見の営業範囲にある鶴見緑地の桜です。私は最近自然に触れることが好きなので近くを通る際にはよく癒されています!

今回は大学、アルバイトはおろか家族介護も経験がなく完全に介護未経験の状態でケアリッツに飛び込んだ私の話をできればと思いますのでよろしくお願いします。

未経験からのスタート

「介護の経験も知識も全くないですが、大丈夫ですか?」
正直に言うと、これが私のスタートでした。

2023年4月、大学の経営学部を卒業した私は訪問介護の常勤スタッフとして働き始めました。介護の現場に入るのは初めて。専門的な勉強をしていたわけでもなく、まさに“未経験中の未経験”。右も左も分からず、不安ばかりの毎日でした。
でも、そんな私を支えてくれたのは、常勤のスタッフさんや新卒で働く先輩方の存在でした。訪問前の準備のこと、利用者さんとの接し方、記録のあげ方、分からないことがあると丁寧に教えてくれ、「最初はみんなそんなもんだよ」と笑いながら励ましてくれたのが、本当にありがたかったのを覚えています。

訪問介護は、利用者さんのご自宅を訪問して、身体介助や生活支援を行う仕事です。人によって必要な支援も違えば、体調や気分も日によって変わります。その人それぞれの手順書はあるもののマニュアル通りにはいかない分、相手の気持ちを想像しながら動く力が求められます。最初の頃は緊張の連続でしたが、少しずつ「ありがとう」「助かったよ」と言ってもらえるようになり、「自分は人の役に立てているんだ」と実感できる瞬間が増えていきました。

一日の流れも慣れるまでは大変でした。その日のスケジュールを確認し、担当する利用者さんのご自宅へ向かいます。移動やサービス時間の管理も大切な仕事の一部です。ご自宅では、食事や排泄の介助、掃除、洗濯、買い物代行など、ご本人の生活を支えるさまざまなサポートを行います。それぞれのサービス終わりに記録を入力し、利用者さんの体調不良など異変があれば報告、連絡、相談も欠かせません。最初の頃は一つ一つに精一杯で、余裕など全くありませんでしたが、続けていくうちに自分なりのリズムが掴めるようになりました。

未経験からの再スタート

働き始めて7ヶ月後の2023年11月、私は鶴見区の管理責任者を任されることになりました。まだまだ現場のことでさえ完璧ではないのに、今度は営業やシフトの作成、ご家族やケアマネさん、デイや訪問看護など関係機関との連絡調整など、仕事の幅が一気に広がります。現場とはまた違った知識や視点が求められ、またしても「右も左も分からない」状態に逆戻りでした。

でも、この経験がさらに自分を成長させてくれたと感じています。現場で感じていた「人の気持ちを汲み取る力」は、管理の仕事でも非常に大切でした。スタッフさんの不安や悩み、利用者さんやご家族の想いに耳を傾けながら、一つ一つの課題に向き合う毎日。もちろん、失敗や反省もたくさんあります。それでも「どうすれば良くなるか」「自分にできることは何か」と考え続けることで、自分なりのやりがいや目標が見えてくるようになりました。

最初は周りに助けてもらうばかりだった私も、少しずつできることが増え、気づけば後輩スタッフに教える機会も出てきました。未経験で飛び込んだからこそ、何が不安で、どんなことでつまずきやすいのか、痛いほど分かります。だからこそ、これからは新しく入ってくるスタッフさんの気持ちに寄り添い、自分がしてもらったように支えられる存在になりたいと強く思うようになりました。

最後に

訪問介護は一人ひとりに合わせた支援が求められるため、マニュアル通りにはいきません。それでも、誰かの生活を支え、その人らしさを大切にできるこの仕事には大きな意味があると感じています。管理責任者としての立場になってからも、まだまだ学ぶことは山ほどあります。失敗もしますし、迷うこともあります。でも、成長するたびに仕事への理解が深まり、自分自身の視野も広がっていくのを感じています。これからも学びを続けながら、今度は誰かの背中をそっと押してあげられるような存在を目指していきたいと思っています。

介護の仕事というと「大変そう」とか「体力が必要」といったイメージを持たれがちですが、それだけではありません。人と人とのつながりを大切にしながら、「その人らしい暮らし」を支えるという深くてやりがいのある仕事です。特に訪問介護は、利用者さんの暮らしに寄り添い、人生の一部に関わることができる特別な仕事だと感じています。

今回はこのあたりで終わりたいと思います。長々と失礼しました、、
これからも初心を忘れず、一つひとつの出会いを大切にしながら努力と成長を続けていきたいと思います!