【ROOTS】ありがとうの重さが違うんですよ!

【ROOTS】は、当社で働いている社員の方を紹介するコーナーです。
ケアリッツには毎月大勢の方が入社されています。どのような方がどのように活躍しているのか、インタビュー形式で紹介します。これから介護職へ転職を考えている方や、経験は無いものの介護に興味がある方々は、是非参考にしてください!
今回紹介するのは つつじヶ丘事業所 金子 法子(カネコ ノリコ)さん
2024年11月に正社員入社。専門的に介護の仕事をするのは初めてという金子さん。毎日がとにかく楽しく仕方がないと嬉しそうに語る、その理由や背景についてなど、色々なお話を伺ってきました。
ターニングポイント
-なぜ介護に興味を持つようになったのですか?-
今までずっと祖母と一緒に生活をしてきて、祖母からも、そのお友達からも沢山可愛がってもらってきたので、ご高齢の方が大好きなんです。そんな祖母に介護が必要になって、母と姉と3人で交代しながらオムツを替えたりしたんですが、その時はまだ介護を仕事にするというイメージはありませんでした。祖母のことだからできるけれど、身内以外の人の介護には自信が持てなかったんです。当時は長く家政婦業をしていたんですが、介護士をしている母と姉からの再三の勧めもあって、仕事の合間で初任者研修を取りに行ったんです。それで、「せっかく資格も取ったし」と思って、週に1日、休みの日に数件だけヘルパーの仕事をしてみたんですけど、やってみたら思っていたよりも全然なんてことなかったんです。もっと抵抗を感じたりするのかなって思っていたんですけどね。なんでもやってみないと分からないものです。家政婦業の方も、介護の資格を持っているということで、それまでの家事全般のお手伝いに加えて、食事の介助とか排泄の介助なんかも依頼されるようになりました。掃除が好きで、家の中がきれいに片付いていくことにやりがいを覚えて家政婦の仕事を続けてきましたが、段々と介護をすることの方に魅力を感じるようになっていって、本格的にやってみようと思い、今に至っています。
専門職としてのこれまで
-実際に介護の世界に飛び込んでみてどうでしたか?-
ありがとうの重さが違うんですよ!家政婦時代のありがとうとは全然別物というか、ご利用者の皆さんが心からの、「ありがとう」を言ってくださっているのがすごく伝わってきて、ぎゅうってしみ込んでくるんですよね。こんな言い方したら失礼かもしれないんですけど、どのご利用者も皆さん可愛くて仕方がないんです。もちろん色々な方がいて、中にはなかなか心を開いてもらえないようなこともありますけど、全然嫌じゃないんですよね。逆に、そういう方に心を開いてもらえた瞬間なんて、平静は装ってますけど心の中では、「よっしゃ!」ってガッツポーズしてます。家ごとに、人ごとにこだわりどころが違うので、自分なりの常識を持ち込んでも上手くいかないことが多い仕事ではありますが、その点については家政婦時代に散々経験を積んできていますので、何の苦も感じないですね。あと、やっぱり人相手の仕事なので、コンディションの変化にも上手に対応していく必要があります。飲み込む機能が低下してくれば、食べやすい形態に食事の用意の仕方を変えたり、介助するときのペースを調整したりして、その瞬間ごとに合った方法を提案していくことも求められるので、常によく観察するようにしています。そういう色々な配慮とか工夫とかをやり切った先でもらえる「ありがとう」なので、大きさが全然違いますよね。本当に良い仕事だと思います。
ケアリッツへの転職
-ケアリッツに転職してみていかがですか-
ものすごく良い職場なんです!仕事って、職場内の人間関係が一番大事だって思っていて、どんなに良い仕事をしていても、人間関係が良くないと、仕事とは別の辛さが出てきてしまうと思うんです。なので、入社した初日からずっと笑っていられるここは、本当に恵まれているなって、心からそう思います。皆さんとにかく優しくて、明るくて、分からないことがあれば何でも教えてくれます。少しでも時間があれば事業所に立ち寄って、二言三言会話を交わして、「行ってきます!」、「行ってらっしゃい!」の声を掛け合っていますし、昼食のタイミングが誰かと一緒になると、食事をしながら自然とご利用者の近況報告会が始まったり、本当に良い環境で働かせてもらっています。そんな仲間と一緒に働けているからこそ、例えばどうも上手く対応できないご利用者がいたとしても、「上手くできている人がいるはず」っていう気持ちになれて、出来るようになるまであきらめずに向き合えています。おかげで、入社当初は汗だくなって対応していたオムツ交換も、ご利用者ごとの特徴をきちんと把握して、スムーズにできるようになったりと、様々な場面で自分の成長を実感することができています。それでもまだまだ毎日が勉強の連続ですけどね。奥が深い世界です。
入社してから、今は二人目の管理者さんですが、居心地の良さは全く変わっていません。新卒で入社した、まだまだ若い管理者さんですが、誰よりも熱心というか、一所懸命に頑張ってくださっています。私たちは訪問する先のご利用者のことだけを把握していれば良いわけですけど、管理者さんって、ご利用者全員のことを理解してないといけないじゃないですか。うちの事業所は比較的ご利用者の人数が多い方だと思うんですけど、ちゃんと全員のことを知ろうとしてくれていますし、何か相談すればすぐに動いてくれますし、困っている人がいたら、「ちょっと行ってきます!」なんて言ってすぐに駆け付けてくれますし、若さですよね。走って、走って、走って、走って、って印象なので、とにかく倒れないようにだけは気を付けて欲しいなって願っています。そんな管理者さんの姿を見ているので、時には一日の件数が多くて、「ひー」って思うこともありますけど、「こういう時こそ慌てずに行こう」って自分に言い聞かせながら、お一人お一人のご利用者と良い緊張感をもって関わらせていただいています。仕事以外の時間は、韓国が大好きなので、韓流ドラマを見たり、韓国料理を食べたりしながらリフレッシュして、毎日楽しく、やりがいをもって働かせてもらっています。
これから
-今後の目標を聞かせてください-
まだ初任者研修しか資格を持っていないので、実務者研修をとって、介護福祉士もとってという感じで、ステップアップしていきたいです。そこから先は、ここで働きながらまたその時その時で考えていきたいなって思っていますけど、サービス提供責任者も経験はしてみたいなと思っています。最終的には、まだふわっとしか描けてはいないんですが、ケアマネジャー(介護支援専門員)までやってみたいと思っています。でも本当に、そういうのも良いなってくらいの、軽い気持ちの目標なので、先ずは介護福祉士を取得するために、3年しっかり現場での経験を積んでいこうと思っています。今はまだ体も動くし、ご利用者の顔をたくさん見に行きたいなって気持ちが強いので、「現場をやり切ったぞ」ってところまでは介護士として勤め上げていきたいです。
常に向上心をもって工夫や努力を絶やさない金子さん。その原動力になっているのは同僚の皆さんの存在が大きいようですが、同僚の皆さんも金子さんの明るさやひたむきさに沢山の刺激をもらっていることでしょう。貴重なお話、ありがとうございました!