法律専攻、金融志望。それでも介護業界で経営を学ぶと決めた。

「ケアリッツに入社した理由は『介護』ではなく、『マネジメントコース』に惹かれたからです」
そう語るのは、現在南大泉事業所で管理責任者を務める武井聖真さん。2023年に新卒入社し、2年目で2つ目の事業所を任され、スタッフ15名、利用者100名を統括しています。一日に7〜10件の訪問をこなしながら、営業活動や管理業務も担当しています。
そんな彼は、就職活動中「介護業界は後回しにしていました」と正直に語ります。介護業界とは無縁だった一人の学生が、なぜマネジメントコースを選び、どのように成長してきたのか。これまでの軌跡と、これからの目標を伺いました。
介護ではなくマネジメントを選んだ理由
大学では法律を専攻し、野球部に所属。怪我で部活を離れてからは、実家が自営業なこともあり、ゆくゆくは経営者を目指したいと思いながら就職活動を始めました。マネジメントを学べる企業と金融業界を中心に検討していて、FXにも興味がありました。
──最初、ケアリッツをどう思っていましたか?
当時は介護業界を全く見ていなくて、ここは選ばないだろうなって思っていました。でも会社説明会でマネジメントコースを知りました。早ければ1年目で管理者を任せてもらえるスピード感と、社長や役員との距離が近いことに魅力を感じて、ここに決めました。入社後もマネジメントコース限定の研修や面談があって、想像以上に経営陣との距離が近いです。
──実際に入社してみてどうでしたか?
介護の現場に対しての不安がありましたが、研修が充実していて、やっているうちに不安もなくなりました。管理責任者になると、入社1年目よりもサポートが厚くなり、いつでも相談できる環境に助けられています。

現場を知り、信頼を勝ち取る。管理者として成長する日々
──管理責任者になって振り返ってみて、最初の1年はどんな期間でしたか?
ケアスタッフとして働いた最初の1年間は管理者を目指しながらの下積み期間でした。当時は正直「早く管理の仕事がしたい」と思っていましたが、振り返ってみると、とても必要な期間でした。現場に出ていないと利用者様の様子もスタッフさんの不安も分からない。現場に出る重要性は大きいなと感じました。
また、スタッフさんがどういうルートで回ったら楽かとか、どんなシフトを組まれたら負担が大きいとか、マネジメントされるスタッフ側が嫌だと思うことが学べる期間でした。
──管理責任者として働いてみて、大変だったことはなんですか?
自分よりも年齢が高い方が部下になることです。指示をするにも言葉選びに気を遣ったり、注意するにも信頼関係が必要だったり。スタッフさんにとって年下の人間に相談しないといけないというハードルを下げるのが最初は大変でした。管理責任者が意識してスタッフさんの思っていることを引き出さないと、不満を溜め込んでしまうので、入社前に思っていたよりも3倍ぐらい、コミュニケーションの大切さを痛感しました。
でも、結果で見せるアプローチを意識して乗り越えました。要望には即レスで対応し、自分でどんどん知識を身につけてスタッフさんに伝えていくことで、信頼を勝ち取ることができたので、年齢の差は徐々に感じなくなっていったと思います。
──そんな大変な時、周りからはどんなサポートがありましたか?
一度キャパオーバーした時、上司が管理業務を巻き取って考え直す時間を作ってくれました。「一人で抱え込まなくていいんだ」と気づけたことで、自分と向き合うことができました。失敗したなと感じても、すぐに上司や先輩に相談できますし、毎週提出する週報でトラブルを記載すれば必ずアンサーが返ってきます。他の事業所の先輩がメンターになってくれて、月1回食事をしながら不安を聞いてもらえることにも支えられています。
──逆に、仕事の中で面白い、ワクワクすると感じる瞬間は?
管理責任者になってから、視点が「介護」から「経営」へガラッと変わりました。楽しいと感じる瞬間は、営業がうまくいき、新規ご利用者様が増えて売上が上がった瞬間です。また、スタッフから「これどうしたらいいですか?」と頼られるとワクワクします。
人に求められることにモチベーションを感じるタイプなので、現場の信頼を得て、それが上司からの評価や給料・ボーナスに直結していくなど、成果が目に見える形になるのが楽しいです。
──経営の視点を学べる機会はありますか?
マネジメントコース限定で、月1回ぐらいのペースでブロックマネージャーや副社長、社長などが講師を務める研修があります。特に印象に残っているのは社長の研修で、お金とはなんぞやというか、世の中や介護業界でどのようにお金が回っていて、管理責任者はそれをどう管理していくかを学びました。経営に興味があった自分にとって貴重な経験でした。

気持ちの切り替えができれば大丈夫。成長スピードと必要な資質
──入社1年目の成長スピードについてはどう思いましたか?
私の場合、入社1年目は問題ありませんでした。吸収しないといけないことはそれほど多くないと思います。ただ、管理者になってからの1年目の成長スピードが速いので覚悟が必要かもしれません。管理業務を叩き込んで、それをすぐに現場で活用しないといけないので。
でもそれが僕にとっては一番良かったことです。タスク処理や一つの物事を片付けるスピードが早くなりましたし、どれだけ業務がいっぱいいっぱいでもキャパオーバーすることなく回すことができるように、メンタル面でも成長しました。
──マネジメントコースに向いている人、向いていない人はどんな人だと思いますか?
第一は気持ちの切り替えができる人だと思います。一つの失敗で考え込んでしまうタイプだと厳しいです。上司からも部下からも板挟みになって不満を言われることもあるので、自分の中で流して切り替えたり、人に頼ることを覚えないと潰れちゃいます。同期や先輩がサポートしてくれるので、素直に頼ることも大事です。
コミュニケーション能力も重要ですが、特に察することができる人が強いです。社内だけじゃなく、ケアマネジャーさんなど外部の方との関わりが多いので、一人一人に合ったコミュニケーションを取れることが大切だと思います。
どうにかなる精神で、一歩を踏み出す
──就活当時の自分に声をかけるなら?
ここを選んで間違いはないということと、大変なことはいっぱいありますけど、結局はどうにかなるということです。どうにかなる精神で仕事をしていけば、そんなに考え込んだりする必要はないと伝えたいです。
──今後の目標やチャレンジしたいことは?
まずは現在の売り上げ目標を、毎回達成することです。将来的には近隣の事業所のマネジメントも行えるぐらいの、マネージャークラスの管理責任者になりたいです。同じエリアの他の事業所の運営状況も常にチェックしつつ、他の管理責任者や後輩が困っていることがあれば自分がサポートに回れることが理想です。
──最後に、入社を考えている方へのメッセージをお願いします
介護の現場に対する不安とか、管理者になることへの不安も、実際にやってみたらそこまで気にすることないぐらいの不安だったと今では思います。迷っている方はまずは思い切って一歩踏み出すことが、自分にとっていい未来に繋がるはずです。
(※この記事は2026年2月のインタビュー内容です。)






