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デイサービスでおすすめのレクリエーションは?盛り上げるポイントや注意点についても解説

デイサービスでおすすめのレクリエーションは?盛り上げるポイントや注意点についても解説

デイサービス(通所介護)では、利用者を楽しませるためにレクリエーションのサービスを実施しています。

デイサービスの利用対象者は要介護1~5の認定を受けた方ですが、どのようなレクリエーションが喜ばれるのでしょうか。

この記事では、デイサービスで盛り上がるレクリエーションを紹介しています。

レクリエーションを行うときのポイントについても解説しているので、参考にしてください。

体を使うレクリエーション

 

体を動かすレクリエーションは、座位でできるものや、道具を使うものがあります。

身体機能の維持と向上が目的です。

体を使うレクリエーションを、5つ紹介します。

風船バレー

 

風船バレーは、風船をバレーボールの代わりにして、ラリーを楽しむレクリエーションです。

ボールと違って動きがゆっくりな風船を使用するため、椅子や車椅子に座ったままの状態でも安全に楽しめます。

腕や背中、腹筋を使うため、上半身の筋力強化や、動体視力や空間認知能力の機能訓練になるのがメリットです。

筋肉を痛めることを防ぐために、風船バレーを始める前には準備運動を欠かさず実施してください。

隣の人とぶつからないよう、十分な距離をとることも大切です。

ペットボトルボーリング

 

ペットボトルボーリングは、ペットボトルをボーリングのピンに見立てて、やわらかいゴムボールを転がして倒すレクリエーションです。

ペットボトルに水を入れると、難易度の調整ができます。

ゲームの参加者だけでなく、見ている方も一緒に楽しめるので、コミュニケーションが深まりやすいでしょう。

ボールを投げてしまうと危険ですので、動作の見守りや声がけをすると安全に楽しめます。

ペットボトルまでボールが転がせない場合は、転がす位置をペットボトルに近づけてあげましょう。

ダンス

 

高齢者向けのダンスであれば、立位が不安定な方でも、座った状態で楽しめます。

ダンスのレクリエーションでは、うまく踊ることよりも、楽しむことが大切です。

音楽に合わせて体を動かすことは、運動不足の解消になり、スタッフやほかの利用者とのコミュニケーションも図れます。

ダンスの選曲は、利用者の年代に合わせたものを選ぶと盛り上がりやすいでしょう。

ハードな動きではなく、簡単な振りつけのダンスを選びましょう。

バトンリレー

 

バトンリレーは利用者が円になって座り、座った状態で足踏みをしながら、合図のタイミングで時計回りにバトンを受け渡していくレクリエーションです。

チーム対抗戦にしたり、罰ゲームを設けたりするとさらに盛り上がるでしょう。

バトンを持つことは、握力の維持や向上につながります。

バトンリレーは足踏みができる方であれば、誰でも参加することが可能です。

バトンの受け渡し時にスタッフが声をかけると、受け取る参加者がコツをつかみやすくなります。

ゲーム終了後は両チームの頑張りを称えて、参加者全員が気持ちよく終われるように心がけてください。

スリッパ飛ばし

 

スリッパ飛ばしは、参加者がスリッパを履いた状態で椅子に座り、足を振ってスリッパを飛ばすレクリエーションです。

スリッパの飛距離を競うゲームですが、昔遊んだ経験がある方は、熱中する傾向にあります。

得点制にして優勝者を決めると、さらに盛り上がるでしょう。

大人数で楽しめるレクリエーション

 

参加人数が多いと、雰囲気が活性化しやすいので、一体感や団結力が高まりやすいでしょう。

大人数が参加できるレクリエーションを、4つ紹介します。

お菓子作り

 

参加者同士が協力して、食べやすいお菓子や季節感のあるお菓子を作るレクリエーションです。

人それぞれの能力に合った工程を担当してもらうと、達成感を味わうことができます。

手や指先を動かすシーンが多いため、脳の活性化に効果的です。

高齢になると食が細くなりやすいため、栄養価の高いお菓子を作れば補食にもなります。

お菓子作りは、参加者だけでなく、スタッフも一緒に楽しめるレクリエーションです。

材料や道具の準備、危険がないように見守りや声がけが必要なのは大変ですが、その分やりがいを感じることができます。

合唱

 

合唱は、童謡や懐かしい歌謡曲を、参加者全員で歌詞を見ながら歌うシンプルなレクリエーションです。

少人数でも可能ですが、大人数だと恥ずかしさがなくなるので、声を出しやすいメリットがあります。

合唱には、口腔機能の維持や向上、呼吸機能の強化、ストレス解消など、期待できる効果が多くあります。

何度か歌った後に歌詞を隠せば、記憶力の向上が期待できます。

特定の文字だけ声を出さずに手を叩くゲームを取り入れれば、さらに場を盛り上げることができるでしょう。

ビンゴゲーム

 

ビンゴゲームは、紙とビンゴの抽選箱を用意し、ビンゴになった参加者から勝ち抜けていくレクリエーションです。

ビンゴは運動が苦手な方や、足の不自由な方でも楽しめるゲームになります。

ビンゴカードや抽選箱がない場合は、紙に数字を書いて代用することも可能です。

景品を用意しておくと、場が盛り上がりやすくなります。

前後左右ゲーム

 

前後左右ゲームは、参加者同士が手をつなぎ円になって、進行の声がけとともに一斉に動くレクリエーションです。

椅子に座った状態でもできるので、立位が不安定な方や車椅子の方でも参加できます。

手をつないだまま動くので、最初は動きがそろいにくいですが、成功すると大きな達成感が味わえます。

慣れてきたら声の指示とは逆の動きをするなど、変化を加えてみるのも面白いでしょう。

脳トレになるレクリエーション

 

頭を使って考えることは、認知症の予防に効果的です。

脳の活性化につながるレクリエーションを、5つ紹介します。

連想ゲーム

 

連想ゲームは昔好きだった遊びや思い出に残っている味などのテーマを決め、参加者に連想できる言葉を考えてもらうレクリエーションです。

共感できる話題になれば会話が弾むきっかけになるため、脳の活性化が期待できます。

初級、中級、上級と難易度を上げていけば、想像力や発想力を鍛えることも可能です。

最初はうまくできないかもしれません。

関連することを思い浮かべる習慣を身につければ、連想ゲームが楽しめるようになるでしょう。

後出しジャンケン

 

後出しジャンケンは勝つ・負ける・あいこなど、職員に指示された結果になるように、後出しでジャンケンをするレクリエーションです。

グーチョキパーの動作を素早く考える必要があるので、認知機能や反射神経を鍛えることができます。

間違えてしまったときに盛り上がるので、参加者は自然と笑顔になりやすいでしょう。

場が盛り上がりやすいゲームですが、やりすぎるとかえって飽きてしまうため、適度な時間で切り上げましょう。

手だけでなく足も使うなどの工夫が必要です。

逆文字ゲーム

 

逆文字ゲームは、紙やホワイトボードに文字を上下左右逆さに書き、書いてある文字を参加者に当ててもらうレクリエーションです。

反対文字ゲームや鏡文字ゲームと呼ばれることあります。

個人でトーナメントをしたり、チームを組んで対抗戦にしたりできるので、参加人数にかかわらず楽しむことが可能です。

10秒以内に回答するなど、制限時間のルールを設けると盛り上がります。

難しい場合は、スタッフがヒントを出して参加者をサポートしましょう。

しりとり

 

しりとりは、言葉の最後の文字をとって連想できる単語を、思いつかなくなるまで答えていくレクリエーションです。

誰でも一度はやったことがあるゲームですので、気軽に参加できます。

しりとりは言葉の最後の文字を使った単語を考えるゲームですので、思考力や記憶力を鍛えることが可能です。

しりとりに飽きたら、頭の文字をとって単語を考える頭とりに変えるなど、難易度を上げてみましょう。

早口言葉

 

早口言葉は、提示された言葉をできるだけ早く発声する言葉遊びのレクリエーションです。

大きく発声することで口腔機能の維持や回復が期待できるので、嚥下機能のトレーニングにもなります。

また、脳が活性化されるため、認知能力や記憶力アップに効果的です。

最初はゆっくり読み上げることから始めて、徐々にスピードを上げていきます。

食事前に実施すると、口の動きがスムーズになるでしょう。

座りながらできるレクリエーション

 

高齢者にとって座位を維持することは、寝たきりの防止に効果的です。

安全に座ってできるレクリエーションを、5つ紹介します。

リズム体操

 

椅子や車椅子に座った状態で、音楽やリズムに合わせて上半身を動かすレクリエーションです。

体幹を使うため、筋力や柔軟性、バランス能力など、さまざまな機能の向上が期待できます。

ほかの参加者と手を触れ合ったり、手拍子を合わせたりする動きで、脳をリラックスさせることも可能です。

ケガを予防するために、リズム体操の前には、ウォームアップが必須になります。

リズム体操を実施した後は、クールダウンのためにヒーリングのリズムで心と体を落ち着かせましょう。

折り紙

 

折り紙は子どもだけでなく、大人も趣味として楽しむことができるレクリエーションです。

イベントや花など季節に合わせたテーマで制作すれば、楽しみながら取り組むことができます。

折り方を考えたり、指先を使ったりする作業が多いので、脳の活性化や認知機能の維持に効果的です。

参加者の好きなものや、技術に合わせた作品を選択すれば、継続的な参加を促すことができるでしょう。

お手玉

 

座った状態で、お手玉を使用したミニゲームを実施するレクリエーションです。

ルールは箱にお手玉を投げ入れるだけですので、誰でも楽しむことができます。

手先を使った運動ですので、筋肉の維持と脳の活性化に効果的です。

時間制限を設けたり、いくつ入れられるか競ったりすると、ゲーム性が加わって盛り上がるでしょう。

塗り絵

 

塗り絵は体力や運動機能に左右されないため、高齢者に人気のレクリエーションです。

創作性があるため、モチベーションも維持できます。

完成した作品は施設内に展示したり、家族にプレゼントしたりできるので、社会性の維持にも効果的です。

創作意欲を高めるために、色鉛筆だけでなく絵の具やクレヨンなどのさまざまな道具を用意しましょう。

カルタ

 

カルタは古くから親しまれているカードゲームですので、懐かしさから高齢者の方に人気があるレクリエーションです。

ほかの参加者と一緒に行うため、コミュニケーション能力の向上が期待できます。

手指の運動や、脳の活性化にも効果的です。

耳が聞こえにくい参加者がいる場合は、なるべく大きな声を出すなどの配慮が必要になります。

和歌を使用した百人一首や、ことわざを使用したいろはカルタなど、さまざまな種類のカルタを用意すると飽きずに楽しめるでしょう。

 

デイサービスでレクリエーションを実施するメリット

レクリエーションを実施する利点は、次のとおりです。

 

  • 利用者同士の交流になる
  • 脳が活性化する
  • 身体機能の維持や向上が期待できる
  • 生活の質が高まる

 

デイサービスで、レクリエーションを実施するメリットについて詳しく解説します。

利用者同士の交流になる

 

要介護状態の高齢者は、家族以外の方と交流する機会が少ない傾向にありますが、デイサービスでレクリエーションに参加すれば、ほかの利用者と交流を深めることができます。

ゲームを通して自然と会話が生まれたり、協力したりすることでチームワークが生まれるからです。

デイサービスはさまざまな身体状況の方が利用していますが、役割分担をすればみんなでゲームを楽しむことができます。

脳が活性化する

 

レクリエーションで体を動かしたり、頭を使って考えたりすると、脳の働きが活発になります。

参加者の運動機能や認知機能が高まれば、認知症の予防や進行を遅らせることが可能です。

身体機能の維持や向上が期待できる

 

レクリエーションで体を動かせば、身体機能の向上や維持に貢献できます。

筋力や体力は年齢とともに衰えますが、適度に使い続ければ、老化のスピードを遅くすることが可能です。

高齢になると外出するのが億劫になり、運動する機会が激減します。

デイサービスは参加者の健康を維持するために、レクリエーションサービスを提供しています。

生活の質が高まる

 

デイサービスのレクリエーションに参加すれば、生活の質を高めることができます。

参加者は生きがいや楽しみ、社会的なつながりややりがいを持つことで、自分らしく満足した生活が送れるようになるでしょう。

自宅でできないことが増えて焦りや不安を持っている方も、レクリエーションへの参加がきっかけで自信を取り戻せる可能性があります。

レクリエーションを盛り上げるためのポイント

 

デイサービスのレクリエーションを盛り上げるためのポイントは、次のとおりです。

 

  • 気軽に会話できる雰囲気を作る
  • 参加者に合わせた適切なレベルを設定する

 

レクリエーション運営を成功させるポイントを詳しく解説します。

気軽に会話できる雰囲気を作る

 

初めてデイサービスを利用する参加者がいる場合は、スタッフやほかの利用者と会話しやすい雰囲気を作ることが鉄則です。

相手の会話を待つのではなく、こちらから気軽に声をかけてみましょう。

利用者の好きなことや苦手なことを事前に調査しておけば、会話が広がりやすいといえます。

参加者が安心して参加できるように、明るい挨拶や面白い話をして場を和ませるのもよいでしょう。

参加者に合わせた適切なレベルを設定する

 

レクリエーションの難易度は、参加者の身体状況や理解度に適したものを選択してください。

簡単すぎたり、難しすぎたりすると、参加意欲が低下してしまいます。

達成感が味わえるルールを設定し、全員が楽しめるように配慮することが大切です。

デイサービスでレクリエーションを実施するときの注意点

 

最後に、レクリエーションを実施するときの注意事項をチェックしていきましょう。

安全に配慮する

 

参加者がケガをしないように、安全に配慮することがもっとも重要です。

座ったままできるレクリエーションであっても、バランスを崩した場合は、転倒のリスクがあります。

隣の参加者と十分な距離をとるようにしたり、見守りのスタッフを配置したりして、参加者全員が安心して参加できるようにしましょう。

無理強いはしない

 

レクリエーションの参加を促すのはよいですが、嫌がっている場合は無理に参加させないでください。

無理に参加させてしまうと、デイサービスの利用を拒否してしまう可能性があります。

レクリエーションに参加するかどうかは、本人が決めることです。

誰でも気軽に参加したいと思えるような、レクリエーションを考えましょう。

自尊心を傷つける発言はしない

 

レクリエーションで失敗したときや負けてしまったときに、参加者の心を傷つけるような声がけは控えてください。

勝ち負けは重要ではなく、体を動かすことや頭を使うことに意味があります。

参加者のやる気を高めたり、前向きになれたりするような声がけを心がけましょう。

まとめ

 

今回は、デイサービスで盛り上がるレクリエーションを、参加者の状況別に紹介しました。

高齢者がレクリエーションに参加すれば、身体機能や認知機能を維持、向上させることができます。

ほかの参加者やスタッフと関わることで、自分らしい生き方ができるようになるのも、メリットの一つです。

運営のポイントや注意点をよく理解した上で、参加者みんなが楽しめるレクリエーションを考えましょう。