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【ROOTS】これからも訪問介護を続けていきたいと思えるのは、訪問介護が無限に介護を学べる場だからだと思っています

【ROOTS】これからも訪問介護を続けていきたいと思えるのは、訪問介護が無限に介護を学べる場だからだと思っています

【ROOTS】は、当社で働いている社員の方を紹介するコーナーです。

 

ケアリッツには毎月大勢の方が入社されています。どのような方がどのように活躍しているのか、インタビュー形式で紹介します。これから介護職へ転職を考えている方や、経験は無いものの介護に興味がある方々は、是非参考にしてください!

 

今回紹介するのは 武蔵浦和事業所 坂田 拓海(サカタ タクミ)さん

2020年4月に新卒入社。大学では福祉心理学科に在籍していた坂田さんが、相談援助の道から介護現場での仕事を選ぶに至った経緯や、入社してからこれまでどのように歩んできたのかなど、色々なお話を聞かせていただきました。

 

ターニングポイント

-なぜ介護に興味を持つようになったのですか?-

中学時代の職業体験で、障害者福祉の施設に行ったことがきっかけです。体験を通して、「福祉っていいな」、「人の役に立てる仕事がしたいな」って感じることができて、その思いがずっと色褪せなかったので、福祉を学べる大学に進学しました。在学中は漫才コンビの活動なんかもしながら、社会福祉士を取得することを目標に据え、社会福祉協議会に実習に行って貧困家庭の子供達と関わりながら子供食堂の立ち上げをしたり、併設の地域包括支援センターの手伝いで要支援(介護予防)の方のお宅にお邪魔させてもらったりしていました。ただ、大学4年になったときに、社会福祉士の勉強と就職活動を両立することの難しさを感じるようになったんです。1月に社会福祉士の受験を終えてから、卒業までの数ヶ月で就職活動をするのはあまり現実的ではないなと思いましたし、資格取得見込みで早めに就職活動をしておいたとしても、受験に不合格だった場合は内定が取り消されてしまうというのが現実でした。だったら早いうちから納得のいく就職活動をしようと思い立ち、社会福祉士の受験はきっぱり諦めて、介護職の求人を探すようにしたんです。興味のきっかけは障害者福祉でしたが、ご高齢の方が通うスポーツジムでインストラクターのアルバイトをしていたので、その時の印象というか、ご高齢の方の優しさとかに触れるうちに、高齢者介護が良いなと思い、施設介護と在宅介護の両方を調べました。決め手になったのは、夜勤があるかないかでしたね。将来家庭を持ったりしたときに夜勤で家を空けなければならないというのは、当時の僕にとってはネガティブな要素だったので、在宅介護の会社を探すうちに巡り合ったのがケアリッツでした。

(↓子供食堂の立ち上げ)

(↓漫才コンビ時代)

専門職としてのこれまで

-実際に介護の世界に飛び込んでみてどうでしたか?-

最初の配属先は川口事業所でした。福祉の勉強はしてきましたけれど、介護そのものの経験はなかったので、正直不安というか、「暴れる人とかいるんだろうな」とか、「排泄の臭いって強烈なんだろうな」っていう、ネガティブな想像ばかりがどんどん膨らんでいってしまい、果たして自分にできるのだろうかと、びくびくしていました。そんな状態だったので、初めて先輩スタッフに連れられてご利用者宅に伺った際は、「え、こんなもんなの」って拍子抜けしてしまいました。それくらい、ものすごい想像をしていたんですね。初めて伺ったお宅はいわゆるゴミ屋敷で、認知症の方がお一人で生活されていました。朝起こして、身支度を整えて、デイサービスの車が迎えに来るタイミングに合わせて送り出すという内容でした。初手から、「デイサービスの日ですよ」ってことを伝えてしまうと絶対に行きたがらない方だったので、頃合いを見計らって促すんですが、同行してくれた先輩のアプローチがものすごく上手で、感動したのを覚えています。ご本人のペースに逆らわず、それでいて停滞もさせずに着々と出発に向けて身支度を整えていき、ご本人に一番響く言葉を選びながら、迎えに来た車まで誘導する。頭ではわかっていても実践となるとなかなかうまくできるものではないんですが、そういった、「すごい!」って思えるアプローチを、それ以降も色々な先輩方と同行する度に見せられたので、「なんて人材に恵まれた職場なんだろう」っていつも思っていました。それだけに、「自分は役に立てているのだろうか」という悩みを抱えていた時期もありましたね。「このケアを自分が代わりに行くことができたら、サ責(サービス提供責任者)さんはもっと事務作業を出来る時間が取れるのに」って。そんな折に、半年間入浴を拒否し続けている方のところに同行でついていくことになったんです。もちろん入浴はしてもらえず、「なんで一人で入れるって言っているのにいつもくるんだ!勝手に人まで連れてきて!」って先輩が淡々と説教される始末だったので、「急に来たらびっくりしますよね、申し訳ありません」ってお詫びをしたら、「君は話が分かりそうだね」って、若干態度が軟化したんです。なんというか、ちょっとだけ心が通じ合ったような気がしました。その次の訪問から一人で伺うことになっていたんですが、前回お会いした時のわずかな手応えがあったので、過度に緊張することなく、何気ない世間話なんかをしながら機嫌を取って、「今ちょうどお風呂沸きましたけど、背中流しましょうか?」って伝えてみたら、「せっかくだからいこうか」なんて、全く拒否なく入浴していただけたんです。管理者も、担当のケアマネ(介護支援専門員)さんも大喜びで、なにより僕自身が、「やっと役に立てた!」って初めて実感できる日になりました。あれは嬉しかったですね。今でも鮮明に覚えています。以来、現場での仕事が楽しくて楽しくて、キャリアアップとかそういうことは全然考えずに夢中で訪問をしていたんですが、ある時、新卒で入社した先輩スタッフと将来のことみたいな話をしていたときに、「管理者は目指さないの?」と聞かれて、「いつか話が来れば考えるかもしれないですね」って答えたら、「そんな程度のやる気じゃ話は来ないね」って言われてハッとしたんです。なんだか急にチャンスが遠ざかっていくような気がして、このままじゃいけないって思ったんです。そこからは自分から上長に対して積極的に、「管理者になりたいです!」って言い続けて、その甲斐あって大宮事業所の管理者に就任する話を頂けました。ただ、それまでシフトを触ったこともなかったので、最初はご利用者の住所を把握して、効率よく回れるルートを組んで、誰がどのお宅に行ったことがあるのかを確認してと、本当に丸一日シフトとにらめっこみたいな毎日でした。そこに体調不良で当日欠勤するスタッフさんとが出た時の再調整なんかが重なったりもするので、本当に自分にやり切れるのだろうかと不安にもなりましたし、何度も心が折れそうになりました。それでも、当時いてくださった3名のサ責さんたちが中心になって僕のことを一所懸命に支えてくれたので、乗り越えることができました。この仕事の管理者って、トップダウンでは成り立たないんですよね。周りがしっかり支えてくれるからこそ管理者が管理者としていられるんだなって、その時心からそう感じました。今思い出してみても感謝しかないです。その経験があったからこそ、昨年の9月に武蔵浦和事業所に異動してきてからも、一緒に働いてくれる人のありがたみを忘れずにいられるんだと思います。

 

ケアリッツへの転職

-ケアリッツに転職してみていかがですか-

入社してもう7年目になりますが、年々、どうしたらより社員が働きやすくなるのかを追求しながら変化していっている印象を受けています。僕が入社したころは、特に拘束時間の制限は設けられていなかったので、「ケアが全部終わってから、管理業務はあとでゆっくりやればいいか」っていう思考で、だらだらと事務作業をしてしまいがちでした。それが今では、「どんなに遅くても原則19時30分までには退勤する」、「一日の拘束時間は10時間以内にする」という社内ルールが出来たので、仕事中の時間をいかに無駄なく、効率よく使うかということに意識が向くようになりました。おかげで、仕事以外の時間も有効に使えるようになったので、趣味の筋トレやフットサルなんかも楽しみながら、メリハリある働き方ができるようになりました。

「介護の仕事」って考えた時に、施設やデイサービスなんかももちろんよぎりましたし、訪問介護だけをこれまで続けてきて、「他の業態ってどんな感じなんだろう?」って興味や関心がもちろんないわけではありません。それでもなお、これからも訪問介護を続けていきたいと思えるのは、訪問介護が無限に介護を学べる場だからだと思っています。施設にしてもデイサービスにしても、関われるご利用者には限りがありますし、その施設の中で決められたルールの中でしかサポートができないんですよね。それに比べると訪問介護はスタッフがいてくれる限りは無限にご利用者と関わることができますし、ご利用者の生活の場そのもので暮らしを支える仕事なので、行く先ごとに様々なルールがあるんです。なので、どんなにキャリアを積んでも極めきれないというか、また新しい発見や気づきの連続なんですよね。そんな魅力にあふれた訪問介護だからこそ、これからも長く携わっていきたいですし、その訪問介護に正面から向き合いやすい環境を作り続けてくれているケアリッツでこの先も頑張っていきたいと思っています。

これから

-今後の目標を聞かせてください-

今の目標は、エリアマネージャーに就任することですね。管理者を任せてもらえるようになってから、マネジメントすることの楽しさややりがいも分かるようになってきました。現場稼働していただけの時と違って、人がいてくれることのありがたさや、支えてもらうことの心強さを、身をもって実感することができたので、その感謝をしっかりスタッフさんたちに還元していきたい、還元する先をもっと広げていきたいって思うようになりました。正直まだまだ自分の事業所のスタッフさんの困りごとに対応するときのような自信で、エリア内にある他の事業所のスタッフさんにまで関わり切れるほどの実力があるとは思えないというか、モチベーションが下がってる人の気持ちの立て直し方とかは想像がつかないところではありますが、同じエリアで切磋琢磨している他の管理者との関係がすごく良いので、このエリア、このメンバーと一緒に研鑽を積んでいきたいなって思っています。それこそ、プライベートでもみんなでサウナ旅行に行くくらい仲が良いので、変わらない顔ぶれで成長していけたら最高ですね。

介護の仕事を心から楽しみ、そこで働く人たちの下支えをするやりがいを覚え、関わってくれる人たちへの感謝を忘れない。そんな坂田さんの、社会人として、そして専門職としての在り方は、周囲にいる人たちにとって沢山の刺激を与えていることでしょう。貴重なお話、ありがとうございました!