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【ROOTS】そもそも一対複数という環境で働いてきたので、それが一対一で良くなるわけですから、不安が増えるという感覚はありませんでした

【ROOTS】そもそも一対複数という環境で働いてきたので、それが一対一で良くなるわけですから、不安が増えるという感覚はありませんでした

【ROOTS】は、当社で働いている社員の方を紹介するコーナーです。

 

ケアリッツには毎月大勢の方が入社されています。どのような方がどのように活躍しているのか、インタビュー形式で紹介します。これから介護職へ転職を考えている方や、経験は無いものの介護に興味がある方々は、是非参考にしてください!

 

今回紹介するのは 守山事業所 中島 櫻(ナカシマ サクラ)さん

2025年11月に正社員入社。大学で福祉を学び、新卒で老健(介護老人保健施設)に入社し、施設ケアの中でキャリアを積んでこられた中島さん。在宅介護に踏み出したきっかけなど、色々なお話を伺ってきました。

 

ターニングポイント

-なぜ介護に興味を持つようになったのですか?-

山間部の地域で生まれ育ったこともあって、小さい頃から催し事なんかでご高齢の方や福祉施設の職員さんたちと関わる機会が多く、高齢者も福祉もすごく身近なものとして感じながら育ってきました。また、母親が福祉の仕事に就いているので、仕事の話なんかを聞かせてもらううちに、「自分も将来は福祉の道に」という気持ちが少しずつ芽生えていったように思います。それで福祉学部のある大学に進学したんですが、当初は介護の現場職ではなく、社会福祉士の資格を取って相談援助職に就くことを目指していました。ただ、勉強を続けるうちに、「介護現場の方が面白そうだな」、「介護の現場を知らないで相談援助をしても、うわべだけの支援になってしまうんじゃないかな」と、僕の考えも少しずつ変わっていきました。とはいえ、せっかく奨学金まで活用して社会福祉士のコースに進んでいましたし、介護福祉士は勤務年数を満たせば受験して取得することもできるので、専攻は変更せずに大学を卒業して、就職は介護の現場職を選びました。ファーストキャリアで老健を選んだのは、介護の技術や知識を学べそうだったのと、自宅からの通勤しやすさからです。そこで4年ほど勤務し、その間に介護福祉士の資格も取得しました。

 

専門職としてのこれまで

-実際に介護の世界に飛び込んでみてどうでしたか?-

ご入所者との関わりはとても楽しかったです。何気ない会話のやり取りも、身の回りのお手伝いをした後にかけてもらえる感謝の言葉も、一つ一つの仕事に喜びとやりがいをもって取り組むことができる理由になっていました。ただ、僕が勤めていた老健は、ユニットタイプという、少人数単位で区切って支援させてもらうスタイルだったので、本来であれば、「手厚さ」と、「働きやすさ」が特徴です。ただ、実際働いてみると、スタッフ数はカツカツで、自分のユニットだけではなく他のユニットも含めて自分一人で対応することが求められることが多々ありました。一人一人に親身になって接する時間というのは無いに等しかったですね。それに加えて、ご入所者の皆さんからよく、「家に帰りたい」、「家のご飯が食べたい」という声があがるのが辛かったですね。心情としては、「こんなに言っているんだから帰してあげたらいいのに」というのが本音でしたが、ご自宅の事情や制度上の制約から叶えてあげることは難しく、歯がゆい思いを何度もしてきました。それでも、入社当初に、「絶対に介護福祉士までは取る」と決めていたので、最低でも3年は頑張ろうという思いで勤めていました。その方がいざ転職となったとしても、自分の経験として胸を張れると思っていましたし、なにより、大変さを上回るくらい、ご入所者とのやり取りや介護の仕事自体は僕にとって達成感の大きいものだったんです。尊敬できる先輩や、大学の同級生で同期入社した仲間が先に退職していくのを見送るときには、くじけそうになることもありましたけれど、仕事そのものが嫌になったことはなかったので、続けることができました。

 

ケアリッツへの転職

-ケアリッツに転職してみていかがですか?-

無事に介護福祉士の資格も取得でき、今まで何度も耳にしてきた、「家」というワードも後押しして、次の職場は在宅介護が良いと思っていました。社会福祉士の資格を生かすこともできたとは思うんですが、介護現場での仕事からは離れたくないくらいに、介護職としての仕事は楽しかったので、今度はそれをご自宅という環境で実践したかったのが、訪問介護を選んだ理由ですね。一対一ということに不安を感じる方もいるとは思いますが、施設勤務でも他のスタッフを頼りに出来ない場面は多々ありましたし、そもそも一対複数という環境で働いてきたので、それが一対一で良くなるわけですから、不安が増えるという感覚はありませんでした。誰かの対応をしているときにナースコールが鳴ったり、隣にいる人が転倒してしまったりすることはないわけですからね。むしろ一対一の方が働きやすいくらいに感じていました。ただ、看護学的な知識はないので、判断に迷うときの確認だけは今まで以上に慎重に、丁寧に行わなければならないとは思っています。

実際にケアリッツに入社して感じていることは、サポート体制の手厚さや、頑張っている人に対しての後押しが充実しているということです。施設だと役職に就きたくてもそのポジションがなかなか空かなかったり、年功序列じゃないですけれど、若手にはその機会が回ってこないというのが通例でしたが、ケアリッツだと上を目指して頑張りたいという人に対して、積極的に学べる場が用意されていたり、努力が成果、例えば賞与の金額とかに還元される仕組みになっているのが魅力ですね。なので、学ぶのも働くのもとにかく楽しいです。一対一での介護については、先ずご利用者の雰囲気が違うというのが、今までとの一番の差ですかね。やっぱり施設だとご入所者も緊張するようで、どこか硬さを感じることが多かったんですが、ご自宅だとリラックスされているのが見て取れるので、今まで以上に接しやすさを感じています。あとは柔軟に対応できるっていうのが良いですね。もちろん制度やケアプランに則った範囲にはなりますけど、例えば、「外に出たい」っていう要望に対して、施設で叶えてあげられることはほぼ出来ませんでしたが、在宅であれば、「一緒に買物に出る」といった計画を立てることで叶えることができますし、食事一つとってみても、冷蔵庫の食材と相談しながらその日の気分に合わせたものを作ることが出来たりします。一件当たりの滞在時間が決まっているので、その時間を全部一人の方に使い切ってあげることが出来る分、もっとここまでできそうっていうことがあればご本人と相談しながら提案して、より望む生活につなげていくことがしやすいのも、施設時代との大きな違いですね。バリアフリーではないので、生活環境は施設に比べれば整っていないことも多く、必要な物品が足りていないお宅もありますけど、そこをどうにか工夫しながら対応するのも楽しいので、今まで感じていた歯がゆさはすっかり解消されています。ご利用者一人ひとりの、「こう暮らしたい」を実現するお手伝いができることに、大きなやりがいを感じています。

 

これから

-今後の目標を聞かせてください。-

新卒でこの業界に入った頃から、将来的には管理職として組織運営にも携わっていきたいという思いがありました。ただ、前職ではそれがかなう未来は描きにくかったので、キャリアパスが明確なケアリッツで、それを叶えていきたいと思っています。今はサ責(サービス提供責任者)として勤めていますが、来年の2月に昇格試験を受ける予定なので、まずはしっかり合格して、管理者になることが直近の目標です。その前に、来月今の管理者が異動して新任の、初めて管理職に就く人に代わるので、しっかりとサポートをしながら、管理業務を間近で勉強する機会にもつなげていければなって思っています。とはいえ、仕事一辺倒の毎日を望んでいるわけではありません。毎月の楽しみにしている奥さんとの小旅行も続けていけるように、今のうちからワークライフバランスのとり方も意識しておきたいです。僕一人だったら、休日はごろごろしておしまいだったと思うんですけど、アウトドア派の奥さんのおかげで、出掛けることの楽しさも覚えたので、一緒にメリハリある毎日を過ごしていきたいと思います。これからもプライベートの時間も大切にしながら、管理者として成長し、ご利用者やスタッフから信頼される存在を目指していきたいです。

根っこにある、「目の前にいる方が望む暮らしを叶えてあげたい」という思いを柱に、くじけそうになる時もしっかりと踏ん張ってキャリアを積んでこられた中島さんだからこそ、今の環境の生かし方をきちんと理解した支援ができているのだろうなと、終始感じるインタビューとなりました。また、大変な話も笑顔でさらりと話される姿が印象的で、その懐の深さを感じたように思います。管理者になられた暁には、きっとスタッフさんからも頼りにされることでしょう。貴重なお話、ありがとうございました!