介護職が知っておきたい、新型コロナウイルスに関する情報

先週の金曜日、インフルエンザも含め、介護職が知っておくべき感染症予防についての記事をアップしました。(リンク)

ただ、その後国内でも新型コロナウイルス罹患者の数が増えてきており、それに伴っていろいろな情報も目にするようになってきました。ですので改めて、いったいこの新型コロナウイルスとは何なのか、どのように感染するのか、どう防ぐべきか、といった情報について、まずは基礎的なところをまとめてみました。

情報は随時変わる可能性もあり、今回の記事のベースは2020年2月18日時点での情報です。その後の情報は、随時必要なものを追記します。
情報は概ね、行政からのQ&Aや、情報発信をされている医師の意見などを中心に、社内外の医療系国家資格保持者のチェックの元でまとめています。

解熱剤についての気になる情報(3/16追記)

ちょっと気になるニュースを目にしたので、記事のトップに掲載させていただきます。
フランスの厚生大臣が、イブプロフェンという解熱剤をコロナウイルスに関しては使わない方が良い、使うと感染症を悪化させ、合併症を伴わせる可能性がある、とのことです。(リンク)。

こちらについては、医学的な根拠があるわけではなく、どういった理由なのかは正直わかりません。
ただ、イブプロフェンをはじめとする解熱剤の多くはNSAIDsと言われるもので、実はインフルエンザに関してはインフルエンザ脳症を引き起こす可能性がある、ということで投与を控えるように言われています。

そういった意味では、コロナウイルスに関しても現状何が起きるかわからないという意味で、NSAIDsの服用はいったん控えた方がよいかもしれませんね。

ロキソニン、ボルタレン、イブプロフェン、アスピリンといったあたりがNSAIDsの代表的なもので、市販薬の中にも入っています。

解熱剤としてインフルエンザでも推奨されているのが、カロナール(アセトアミノフェン)というものです。こちらはNSAIDsとは違った機序の解熱剤となっています。効果が弱いのが難点ですが副作用も少なく、こどもなどによく処方され、風邪薬の中にもこれを解熱剤の主成分としているものがあります。

自身で以前にもらった薬を使う、風邪薬を飲む、といったときは、ちょっと成分を見てみるとよいかもしれません。

(4/14追記)

どうやら、WHOやEMA、FDAについてはいったんイブプロフェンをはじめとするNSAIDsがコロナに有害であるというエビデンスはない、という態度を現在ではとっているようで、厚労省もこれに追随する立場のようです(リンク)

ただ、有害だというエビデンスはない、ということは、100%安全である、と同義ではありません。100%危険である、とは言いきれなかった、という意味になります。

実際に臨床医師から、イブプロフェンを投与したからではないかと思われる重症例なども報告が上がってきてはいるようなので、引き続き注意は必要だと考えています。

コロナウイルスとは?

コロナウイルスとは、いわゆる一般の風邪の10-15%程度(流行期は35%程度)の原因を占める、広く分布していたウイルスです。元々は4種類ありました。

その後、SARS, MERSと言われる2種類の肺炎等の重症化疾患を引き起こす新種のコロナウイルスが登場しています。

今回の新型コロナウイルスは、それに続く7種類目のコロナウイルスというわけ、です。

潜伏期間はどのくらい?

実際のところ、潜伏期間としては1-12.5日とバラつきがあり、最長では20日以上後に発症したケースもあります。
ただ、あくまで個別に報告されたケースであり、特殊なケース(あるいは接触時期を勘違いしているなど)といった可能性も高く、一番多いのは5-6日程度と言われています。

インフルエンザの場合は1-3日程度なので、それよりは若干長いのが特徴です。

上記を踏まえ、濃厚接触があった場合には、14日間の健康状態の観察がWHOから推奨されています。

どのように感染するの?

主な感染経路

感染経路としては、インフルエンザと同様に飛沫感染、接触感染が主体です。ちなみに、ペットからの感染は確認されていません。
一般的に、感染力はウイルスが一番増えているとき、すなわち症状が一番激しく出ているときが強くなります。今回のコロナでは、発症後3-4日くらいに感染力のピークを迎えると考えられています。

(4/16追記)
今回のコロナウイルスでは、通常のウイルスと違い、症状が出る2-3日前から感染力が高まり、症状が現れた直後が感染力のピークで、その後は徐々に下がっていく、という驚きの報告が出てきています(リンク)。

そうなると、症状が出ている方との接触を気を付けるだけでなく、世の中すべての人が感染力があるかも、という前提で行動する必要が出てきます・・・ 少なくともコロナが流行っている最中は、すべての利用者さんとの接触を感染リスクと捉え、必ずマスクの着用・換気をし、手洗いを行う必要がありますね。(以上4/16追記)

一部の例でエアロゾル感染や、無症状病原体保持者からの感染の可能性が示唆されたりしてるのですが、こちらは確実なところはわかっていません。

感染経路がほぼ同様と考えられるインフルエンザでも、このエアロゾル感染や、無症状病原体保持者からの感染がありうるのかは、エビデンスはなく、現在でも議論が分かれるところです。
(日本医事新報社; インフルエンザの不顕性感染者が感染源となる頻度)

この論文を見ても分かる通り、可能性としてゼロではないものの、非常に確率としては低い、と考えるのが自然ではないかと思います。もちろん、症状がないので咳やくしゃみが出ずに感染しにくい、という側面もあります。

(4/1追記)
無症状の場合でも、濃厚接触の場合においてはあまり感染力が変わらない、というデータが中国の研究から上がってきているようです(リンク)。

数字上は6割くらい?でしょうか。無症状であってもそれなりにウイルスが増えている、という話もあるようで油断はできませんね。ただ、このデータは濃厚接触の場合の追跡調査です。上記の通り、咳やくしゃみは出ていないので、おそらく近距離で唾を飛ばすほどの会話をしたり、食べ物をシェアしたりといったことがなければうつらないのでは?と思います。

また、最近報道される「感染経路不明」という感染者については、実はかなり多くの部分がいわゆる風俗店やキャバクラである、といった話も出ています。
この場合には皆、感染経路を言いたがらないですし、また一緒に食事をする以上のいわゆる「濃厚接触」がありうるため、こういう場所では無症状感染者がスプレッダーになっている可能性が示唆されます。(以上4/1追記)

エアロゾル感染は一般的には、特殊な部屋の環境下で起こりやすいと考えられています。特にインフルエンザにおいては乾燥低温状態の場合に感染力が長く保たれ、エアロゾル感染する可能性があると言われるため、加湿したり換気を行うだけでもこれらを防ぐ効果はあると考えられています。

今回のコロナウイルスが、乾燥状態を好むのかはわかっていませんが、一般的には加湿状態にある方が飛沫の飛距離は短くなるため、飛沫感染を防止しやすいとは言われています。

(3/18追記)

アメリカの研究グループが発表した結果の中で、ウイルスが空気中で3時間以上生きていた、というものが示されたようです。これが真実であれば、まさに上記のエアロゾル感染が起きる可能性を示唆しています。
ただ結論としては変わらず、換気が悪く乾燥低温状態の場合に、エアロゾル感染が起きうる、ということです。ライブハウスであれだけのクラスターが発生したことから見ても、かなり可能性は高いと言えるでしょう。

(4/13追記)

さらに新しい情報として寄せられたのが、実は湿度が高い方がエアロゾル感染しやすい?という可能性です(リンク)。
要旨としては、湿度が高い場合、エアロゾルが乾燥しにくいため感染力が長く保たれてしまう、というものです。ただ一方で、以前から語られるように乾燥していた方が空気中を舞いやすい、という面もあるため、結果どちらの方が感染しやすいのか、結論はまだ出ていないようです。

可能性としては、湿度の高い密室で、人が動いたりして空気が攪拌される環境であれば、感染力を持った重いエアロゾルが地面に落ちずに空気中を舞い続けることになり、エアロゾル感染が長時間にわたって起きやすい、ということは言えるかもしれません。そういった意味でも、ライブハウスなどは環境としては感染しやすい環境と言えるのかもしれません。

無症状病原体保持者とは?

ちなみに、インフルエンザでも、感染はしているものの症状が出ずに治癒するケースは実は非常に多い、と言われています。

今回は、濃厚接触者全員の検査を行っているため、やたらと症状がない病原体保持者が多く見つかっています。しかも彼らに感染力がある、ということで軽いパニックを引き起こしているわけですが、おそらく流行期にインフルエンザの全件検査を行えば、同様に、無症状の病原体保持者は多く見つかる可能性が高いでしょう。

通常インフルエンザの検査を受ける人は、症状を訴えて受診した人だけなので、通常時では無症状病原体保持者は見つからないわけです。

感染力は本当に強い?

基本再生産数、という1人が何人にうつすか、という基準で言うと、インフルエンザかちょっとそれよりも強いくらい、と考えられていました。インフルエンザが2-3と言われていますが、WHOは1.4-2.5と推計しています。

しかし、政府の専門家会議がこれまで国内で発生した事例を分析した結果、どうやら興味深いことがわかってきたようです(3/1の厚労省発表による)。

その分析によると、実は感染者のうち8割は、誰にもうつしていないようだ、というのです。
通常の患者の基本再生産数は実は0-1程度に過ぎず、換気の悪い密閉された空間に不特定多数の人が密集したケースで爆発的に感染が広がったケースが複数あり、基本再生産数の平均値を引き上げているのでは?という見解です。

確かに言われてみれば、電車やエレベーター、会社など、通常の生活で感染したというケースはあまり多くないように思います。
本当に感染力が強いのであればそれこそ満員電車などは一発でアウトだと思いますが、感染者が電車などで移動したケースは何例も報告されている割に、その後感染が大きく広がったという事例は耳にしません。

武漢などであれだけ感染が広がったのも、明らかに写真などを見る限り、単純に医療機関に感染者が殺到した結果のように思えます。

あまり楽観論は良くないかもしれませんが、当初考えられていたような、街中で次々と感染が起こる、といった事態にはならないのかもしれません。
となると、気を付けるべきは、ジム、ライブハウス、立食パーティ、映画館、などの人の集まる閉鎖空間、いわゆる3密にあまり行かないようにする、ということになります。

満員電車などは一見危険そうに思えますが、ちょこちょこドアが開いて換気されるため、つり革や手すりを触らず、飛沫感染を防ぐためにマスクをしておけば、十分に感染は防ぐことが出来そうです。

ただし、あくまで街中での感染は検査対象となっておらず、クラスター感染のみを検査しているからこういった状況になっている、という可能性は捨てきれません。
まだまだ注視していく必要がありそうです。

また、コロナは通常冬の風邪であり、気温が上がると流行しないことが知られているため、今回の新型コロナも春を越えれば終息するのでは?という希望的観測はあります。
ただ、シンガポール、オーストラリアなど現在気温が夏並みのところでも感染自体は確認されている(ただ、そこから流行しているわけではない)ため、本当に季節が変わると解決するのかはまだわかりません。

感染後の経過は?

一般的な経過

勘違いされがちですが、新型コロナウイルスに罹患したとしても、ほとんどは肺炎にはならず、ただの風邪で終了します。いわゆる、喉が痛くて微熱が出たり出なかったり、といった風邪っぽい症状が1週間くらい続いて治る、という人が8割方です。

ただ、特徴としては、一般的な風邪だと数日で治りますが、今回のコロナの場合は少し長引くような傾向がみられているようです。

(4/9追記・再編集)
発熱の特徴としては、朝は37度台だが夜になると39度台に上がる、というのが1週間くらい続いたりするケースが多いようです。この熱の日内変動は多くの感染者がブログなどで上げており、ある程度重い症状(医学的には軽症であっても、いわゆるインフルエンザなどと比べれば重症、といったレベル)の場合に見られる特徴です。

また、同時に味覚障害・嗅覚障害を訴える人の割合も高いようです。論文によると7-8割が訴えることもあり、コロナを判別する一つの大きな特徴といえるかもしれません。

1週間経っても症状が軽快せずにさらに倦怠感や息苦しさが出てくると、重症化、と言われ、肺炎などを引き起こしている可能性が出てきます。この場合、症状が出てから10日前後で、入院に至るケースが多いようです。
肺炎が疑われると日本においてはほぼ確実にCTを撮影され、その際に特徴的な影が見られるとPCR検査を行い確定診断、というのが今の流れです。

新型コロナ肺炎の特徴としては、細菌性の肺炎とは違い、肺胞が炎症を起こすのではなく肺胞の外側の間質が肺炎を起こす、「間質性肺炎」を起こすのが特徴と言われています。レントゲンを撮るとすりガラス状のような淡い影が映るので、医師が見ればすぐにわかります。また、両肺のあらゆるところに同時多発的に炎症が起きる、というのもかなり他では見られない特徴とのこと。

健康な若い人でも報告例はあるものの、糖尿病などの基礎疾患がある方、喫煙者、高齢者などで重症化の率は高いと考えられています。(以上4/9追記・再編集)

ちなみに、子供に関しては意外にも、重症例などは少ないようです。
おたふくかぜや麻疹・風疹といったウイルス疾患も、子供だと重症化することが少ないことが知られていますね。子供は感染例じたいがそもそも少ない、とも言われているようです。

(2/19追記)

今日日本眼科医会が、新型コロナの初期症状として結膜炎のような症状が発生し、その後呼吸の症状に移行するケースもありうる、と発表しています。

実際、夏風邪の原因となるアデノウイルスについては、目に感染するといわゆる流行り目と言われる結膜炎を発症することが知られています。これと同じようなことが起きるのかもしれません。

発熱や喉の痛みに加え、結膜炎のような症状が出た場合も感染を疑うことが必要です。また、目から接触感染しうるということなので、外出時は不用意に目を掻かない、というのも重要です。

花粉の季節と重なると、症状で判断できなかったり、目を掻く機会が増えたりと、より混乱を招きそうです・・・

重症化率

重症化率についてはWHOが発表を2月17日に出しています。
中国の4万4千人のデータによると、8割が軽症、14%が肺炎や息切れが起きる重症、5%が多臓器不全や呼吸困難を起こし重体となり、2%が死に至る、とのことです。

ただ、中国国内ではこの数字ですが、中国以外では致死率がもっと低いのが現状です。今の時点では中国本土以外での死亡者は5名で、致死率は0.6%と言われています。

この理由を、中国の医療体制が崩壊してしまっているからだと見るような意見もあるようですが、今後中国以外でも、現在の重症者が死に至ることで致死率が徐々に上がっていく可能性は十分あります。(現時点で、中国以外での死亡例は5件にとどまります)。

ちなみに、エボラ出血熱の致死率が50%前後、MERSの致死率が約35%、SARSの致死率が約10%、湖南省で発生した鳥インフルエンザH5N1型がヒトに感染した場合の致死率は約50%と言われており、それに比べるとかなり低い割合であることがわかります。(参考リンク)

(2/28追記)

先日、退院後コロナウイルス陰性が確認されたのち、症状が再び現れ、再度陽性と判定されたケースが出てきました(リンク)。

まだ原因ははっきりとわかっておらず、再感染した可能性なども捨てきれませんが、同じようなケースが中国でも報告されているようです。それによれば、退院後、再度陽性を示す患者数がなんと14%もいるそうです。(リンク)

こうなってくると、やはり再度感染したわけではなく、体内に残ってしまっていたウイルスが再度増殖した、と考えるのが自然かもしれません。
特に重症例においては、ウイルス量も多いでしょうし、肺の奥の方にウイルスが残存してしまった可能性が高そうです。

気になるのは、このウイルスに対して、「抗体」は正しく作られるのか?という疑問です。例えばC型肝炎などは、中和抗体がつくられないことが知られており、何度でも感染することが知られています。
この新型コロナにおいてはすべての人ではないにしろ、一部の人においてはC型肝炎のように抗体が十分につくられない、そんな可能性も考えられます。

こうなると、再度陽性を示す人たちの抗体検査などを行い、何がその要因なのかを突き止めていく必要が今後はあるでしょう。

(3/6追記)

中国の研究チームが、新型コロナの重症例について、肺炎だけでなく、リンパ系臓器の脾臓の顕著な縮小やリンパ節細胞の壊死も確認されたほか、心筋細胞の壊死や肝臓の肥大、腎臓の異常、脳組織の充血・水腫といった、さまざまな内臓破壊を起こすことが報告しています。

テレビでもおどろおどろしく取り上げられ、恐怖をあおってはいましたが、実はこれはウイルス性肺炎の重症例であれば、新型コロナに限らずよく起きうることです。
全身に回るほど重症化したウイルスを攻撃しようと、自己免疫が暴走するから、という説もありますが、いずれにせよ、非常にレアな重症例ではこういうこともありうる、と理解しておけば十分です。

予防法は?

重要なこと

新型コロナウイルスにはインフルエンザと違ってワクチンはなく、初期に飲むべき特効薬もないため、予防が何より重要になってきます。
そして、人にうつさない、という意識を全員が持つことも大事です。

こちらの記事(リンク)でもご紹介したような、手洗いうがい・消毒・マスク・咳エチケットといった、一般的な感染症予防の方法を国民全員が踏襲していくことで、大規模な流行は抑え込めるはずです。

マスクは意味ないってほんと?

よく医者が、マスクは予防効果はないよ、という情報を発信していたりします。

実際、マスクの付け方によっては隙間があったり、ウイルス自体が透過してしまったり、そもそも接触感染が防げない、というのは確かです。医学的に言えば、マスクを毎日していた群と、マスクをしていなかった群を比べてみて、マスクをしていた群が有意に感染を防げていた、というエビデンスはないかもしれません。

ですので、マスクさえしていれば安心!という考えは非常に危険です。

しかし、マスクによって飛沫が防げるため人にうつす割合が減ったり、といった社会学的な意味は十分にあると考えられます。

実際、2月になってから、インフルエンザの患者数は例年に比べてかなり低い水準に抑えられています。気温の条件などもあるとは思いますが、やはりこれは新型コロナウイルスによる感染症予防意識の高まりによるもの、と言えるのではないでしょうか?(東京都インフルエンザ情報)

うがいは意味あるの?

実は、イソジンなどのうがい薬は、意外にも予防にはあまり効果がないということが知られています。疫学調査なので理由は不明ですが、おそらく常在菌などを殺してしまうことで、喉の免疫力が下がってしまうのでは?と言われています。

すでにウイルスや細菌が増えてしまった状況、つまり喉の痛みなどがある状態であれば、症状を緩和したり治療効果はあるようです。

逆に、水でのうがいについては予防効果が認められていますから、あえてうがい薬などは使わずに、水でこまめにうがいするのが良いでしょう。

また、喉が乾燥することでも喉の防御力は落ち、細菌やウイルスが増えやすくなるとも言われています。
なので、こまめに水を飲むと言う方法も、医学的なエビデンスが示されているわけではないものの、予防効果のある行為なのでは?と信じている医師も多いようです。

アルコール消毒はコロナには効かない?

これは、ノロウイルスがアルコール消毒に比較的強いため、広まった噂でしょう。コロナウイルスには、エンベロープというウイルスの外殻があるため(ノロにはありません)、アルコール消毒は有効です。

ちなみに、ウイスキーを飲んだり焼酎を飲んだり、という行為には意味がありません!消毒効果のあるアルコール濃度は70%と言われていますので、飲んで効果があるものではないのです(一応ヘビーラムの中には、高濃度のアルコール飲料もあるにはありますが・・・)。

もちろん石鹸にも十分効果がありますので、外ではアルコール消毒をこまめにしつつ、家に帰ったら必ず石鹸でしっかり手を洗う、というのが良いでしょう。電車ではできるだけつり革や手すりを持たない、エスカレーターの手すりも持たない、といったこともありだと思います。

最後に

今後、新型コロナウイルスがどう広がっていくか、まだ予想はつきません。

もはや、感染を食い止めることはほぼ無理なフェイズになってきているため、いわゆるパンデミックを防ぐこと、そして重症化を防ぐことが重要です。

重症化するのは高齢者や基礎疾患を持つ方に多いこと、また健康な人の場合には感染力は持ちながらも症状がないこと、などを勘案すると、特に高齢者とよく接する介護職の方などは、自身の体調に問題がない状態であってもできる限りマスクをする、あるいは咳・くしゃみをする際に肘などで抑える(手で抑えない)といった心がけが重要、と言えるでしょう。

WRITER
ケアリッツマガジン運営者 Yuri
普段の業務に加えて、いろいろと記事を書いて情報発信しています。プライベートでは女子力高めなことが好きです。
ペーパー薬剤師。