介護職でむかつく職員の特徴とは?ストレスを減らす対処法や転職の判断基準

介護現場で働いていると、嫌味や悪口が多い、仕事を周囲に押しつけるなど、職員の言動にむかつくこともあるでしょう。
苦手な相手とは距離を取りたくなりますが、業務に必要な連携まで避けると、利用者へのケアに影響する恐れがあります。
本記事では、介護職でむかつくと感じる職員の特徴や対処法を紹介します。
上司へ相談したほうがよいケースや、問題が改善しないときの対応、異動・転職を考える判断基準についても解説します。
介護職でむかつくと感じる職員の特徴
介護現場では職員同士で連携しながら業務を進める必要があるため、相手の言動がストレスにつながることがあります。
周囲への配慮に欠ける言動や責任を避けるような態度が続くと、不満を感じやすくなるでしょう。
ここでは、むかつくと感じやすい職員の特徴を紹介します。
嫌味や悪口・陰口が多い
ほかの職員への嫌味や悪口、陰口が多い人は、一緒に働く周囲にもストレスを与えます。
本人がいない場所で悪口を繰り返し話していると、自分も陰で何か言われているのではないかと不安になるでしょう。
また、仕事への愚痴に同意を求めたり、特定の職員への不満に周囲を巻き込んだりする人もいます。
日常的に否定的な発言が続くと職員同士が話しにくい雰囲気が生まれ、必要なコミュニケーションまで取りづらくなることがあります。
相手によって態度を変える
上司には愛想よく接する一方で、同僚や後輩には高圧的になるなど、相手によって態度を変える職員も不満を持たれやすいでしょう。
役職や関係性に応じて接し方を変えることは自然ですが、立場が弱い相手だけに強く当たるような態度は周囲から不公平に見えます。
例えば、管理者がいるときだけ積極的に仕事をしたり、気に入っている職員には協力するのに特定の人からの依頼や会話は無視したりするケースです。
接する相手によって発言や対応が大きく異なると、職員間の信頼関係も築きにくくなります。
自分の仕事を周囲に押しつける
自分が担当する業務をほかの職員に任せ、自分では十分に業務を行わない職員がいると、周囲の負担が増えます。
介護現場では食事介助や排泄介助、記録、利用者からの呼び出しへの対応など、複数の業務を並行して行います。
一人の職員に業務が集中すると、確認不足や対応の遅れにつながる恐れがあるため、状況に応じた業務分担が必要です。
しかし、特定の職員に繰り返し仕事を任せたり、自分だけ動かず休憩に入ったりする状態が続けば、不公平感につながります。
ミスを認めず他人のせいにする
自分のミスが明らかな場合でも謝らず、周囲の職員や環境のせいにする人もいます。
例えば、「聞いていなかった」「ほかの人が確認すると思っていた」などと言い訳を続け、責任を引き受けようとしない態度は、一緒に働く職員の不信感につながります。
介護現場ではミスが起きたときに原因を確認し、同じことを繰り返さないための対応が重要です。
ミスの内容によっては報告書の作成が必要になることもあり、責任を押しつけ合っていては正確な状況を把握できません。
また、自分の失敗を別の職員のミスとして扱うような言動があれば、周囲も安心して仕事を任せにくくなるでしょう。
自分の介護方法を押しつける
介護経験が長い職員のなかには、自分がこれまで行ってきた介助方法を正しいものとして、周囲にも同じやり方を求める人がいます。
経験に基づく助言は役立つ一方で、介護に関する知識や技術は、利用者の状態や新しい知見を踏まえて見直されることがあります。
そのため、ほかの職員の意見を聞かず「昔からこうしているから」「この方法でないとだめ」と決めつければ、押しつけと感じられるでしょう。
また、利用者の身体状況や希望は一人ひとり異なるため、以前うまくいった方法がすべての利用者に適しているとは限りません。
施設の方針やケアプランより自分の意見を優先し、異なる方法を否定する態度が続くと、職員間で介護方針を共有しにくくなります。
介護職にむかつく職員がいるのはなぜ?
介護職で人間関係のストレスが生じる背景には、職場の人員配置や業務体制などに問題があるケースもあります。
ここでは、職員同士の不満や衝突が起こりやすくなる主な理由を紹介します。
人手不足で職員に余裕がない
人手不足の職場では予定どおりに業務を進めにくく、職員の精神的・時間的な余裕を失いやすくなります。
そのため、急な対応や予定変更が重なれば、周囲へ気を配ることも難しくなります。
言葉遣いがきつくなったり、相手のミスに過敏になったりすることもあるでしょう。
こうした状態が続くと、本来は大きな問題ではない意見の違いや仕事の進め方にも不満を感じるようになります。
人手不足による余裕のなさは、職員同士の関係が悪化する原因の一つです。
介護に対する考え方が職員ごとに異なる
介護職員は年齢や経験年数、取得している資格、これまで勤務してきた施設などがそれぞれ異なります。
利用者への声かけや介助の進め方、どこまで本人に任せるかといった考え方に違いが生じることも珍しくありません。
例えば、安全を優先して介助したい職員と、利用者の自立をできるだけ促したい職員では、同じ場面でも対応が異なるでしょう。
職員間で介護方針を共有できていないと「自分のやり方を否定された」と受け取り、対立につながることもあります。
業務分担や職員の役割が曖昧
誰がどの業務を担当するのか明確になっていない職場では、仕事の抜けや重複が発生します。
例えば、「誰かが対応するだろう」と業務が残ったり、複数の職員が不必要に同じ仕事をしたりすることもあるでしょう。
特に忙しい時間帯に担当が曖昧だと、一部の職員に業務が偏り「自分ばかり働いている」という不満につながります。
職員同士の問題に見えても、役割や責任の範囲が整理されていない職場の体制そのものに問題がある場合もあります。
管理者が職員間の問題を把握していない
管理者が現場の状況を把握していないと、職員同士の不満や対立が放置されます。
周囲を困らせる言動や職員間のトラブルが続いていても、管理者が気づかなければ指導や調整は行われません。
また、問題を把握しているにもかかわらず対応しない場合も、職員の不満は解消されないでしょう。
一見すると個人同士の相性の問題でも、管理者が職員間のトラブルや業務への影響を把握できていないことが、問題を長引かせる原因になる場合があります。
介護職がむかつく職員と働くときの対処法
苦手な職員がいても、仕事上の関わりを完全になくすことはできません。
相手への不満をそのまま態度に出すのではなく、業務に必要な関係を保ちながら、自分のストレスを増やさない接し方を意識することが大切です。
ここでは、具体的な対処法について紹介します。
仕事に必要な範囲で距離を取る
むかつく職員とは無理に親しくなろうとせず、業務に支障が出ない範囲で距離を取りましょう。
挨拶や申し送り、利用者に関する情報共有など、業務上のやり取りを中心にするだけで十分です。
一方で、苦手な人と休憩中の雑談やプライベートな話まで付き合う必要はありませんが、露骨に避けたり、無視したりするのは不適切です。
介護では職員同士の連携が利用者へのケアにも関わるため、報告・連絡・相談は欠かさず行います。
相手と仲良くすることではなく、仕事を滞りなく進められる関係を保つと考えれば、必要以上に相手へ気を遣わずに済むでしょう。
相手の悪口や陰口を広めない
むかつく言動が続くと、同僚に愚痴を聞いてもらいたくなることもあるでしょう。
しかし、相手への悪口や陰口を職場内で広めると、自分自身の立場を悪くする恐れがあります。
話した内容が本人へ伝われば関係が悪化するだけでなく、周囲から「一緒に働きにくい人」と見られる可能性もあります。
特定の職員を仲間外れにしたり、人格を否定する発言を繰り返したりすると、職場環境を悪化させる原因になります。
不満があっても相手の人格を否定したり、周囲へ同意を求めて味方を増やしたりするのは避けておきましょう。
業務に支障が出ている場合は悪口を広めるのではなく、問題となっている言動や状況を上司や管理者へ相談してください。
仕事以外の時間は気持ちを切り替える
仕事が終わったあとまで苦手な職員の言動を思い返していると、職場を離れてもストレスを抱え続けることになります。
帰宅後は仕事について考える時間を区切り、趣味や運動、入浴など、気分転換につながる行動へ意識を向けましょう。
仕事用の服から着替える、帰宅後に好きな音楽を聴くなど、気持ちを切り替える習慣を決めておく方法もあります。
休日や帰宅後まで苦手な職員のことを考え続けず、仕事とプライベートを切り替える時間を持つことが大切です。
問題を上司に相談したほうがよいケース
個人間のトラブルにとどまらず、業務や利用者へのケアに影響が出ている場合は注意が必要です。
以下のようなケースでは無理に職員同士で解決しようとせず、上司へ相談したほうがよいでしょう。
業務に必要な報告・連絡・相談が行われない
利用者の状態変化や介助内容、当日の申し送りなど、業務に必要な情報が共有されない場合は上司への相談を検討してください。
介護は複数の職員が連携して利用者を支えるため、情報が伝わらないと必要なケアが行われない恐れがあります。
また、利用者の体調の変化や転倒などの情報共有が遅れれば、その後の対応にも影響します。
単に「話しかけても反応が薄い・挨拶を返してくれない」といった不満とは分けて考え、業務に必要な報告・連絡・相談まで拒まれているかを確認しましょう。
必要な情報共有が行われず、業務や利用者への対応に支障が出ている場合は、職場として対応が必要です。
このような場合は、個人間の人間関係だけで片付けず、上司に相談して職場として対応してもらうとよいでしょう。
仕事の負担が一部の職員に偏っている
特定の職員に業務負担が偏った状態が続いている場合は、上司へ相談しましょう。
介助や記録、利用者対応などを一部の職員が多く担っていると、疲労が蓄積します。
その結果、確認不足や対応の遅れにつながれば、利用者へのケアや安全にも影響しかねません。
職員同士で業務を調整しても状況が変わらない場合は、管理者による業務分担の見直しが必要です。
どの業務が誰に偏っているのかを整理し、具体的な状況を上司へ伝えましょう。
指導の範囲を超えた威圧的な言動や嫌がらせがある
業務上必要で適切な範囲の指示や指導は、パワーハラスメントには当たりません。
一方、人前で繰り返し怒鳴る、人格を否定する、特定の職員を無視するなどの行為は、指導の範囲を超えている可能性があります。
厚生労働省では、職場のパワーハラスメントを以下の3要素をすべて満たすものと定義しています。
- 優越的な関係を背景とした言動
- 業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動
- 労働者の就業環境が害される言動
威圧的な言動や嫌がらせが続いている場合は、一人で抱え込まず上司や相談窓口へ相談しましょう。
出典:厚生労働省「あかるい職場応援団|パワーハラスメントとは」
利用者へのケアや安全に問題が生じている
職員への個人的な不満とは別に、利用者へのケアや安全に問題がある場合は、早めに上司や管理者へ報告する必要があります。
例えば、以下のような対応には注意が必要です。
- 利用者に怒鳴る、命令口調で接する
- 利用者からの呼び出しを意図的に放置する
- 必要な介助を行わない
- 無理に食事介助を進める
- 利用者が嫌がっている対応を繰り返す
不適切なケアは利用者の尊厳を傷つけるだけでなく、内容によっては高齢者虐待につながる恐れがあります。
職員への好き嫌いとは切り分け、利用者の安全や尊厳が損なわれていないかを基準に判断しましょう。
むかつく介護職員について上司へ相談する方法
上司へ相談するときは「相手が嫌い」「一緒に働きたくない」と訴えるだけでは、問題の内容が正確に伝わりません。
対応が必要な理由を理解してもらうためにも、具体的な事実や業務への影響を整理したうえで相談しましょう。
ここでは、相談する際のポイントについて解説します。
問題となる言動を記録する
問題となる言動が続いている場合は、相談する前に内容を記録しておきましょう。
時間が経つと発言や状況を正確に思い出しにくくなるため、いつ、どこで、誰から、どのような言動があったのかを残しておきます。
また、「いつも高圧的」「仕事を押しつけられる」といった印象だけでなく、実際に起きた出来事を具体的に記録することがポイントです。
メールやチャットなどに関連するやり取りがある場合は、あわせて保存しておくと上司へ状況を説明しやすくなります。
感情と客観的な事実を分けて伝える
上司へ相談するときは、自分の感情と実際に起きたことを混同しないようにしましょう。
むかつく職員について話していると「態度が悪い」「わざと嫌がらせをしている」と感情を交えてしまうことがあります。
しかし、自分の推測を交えて話すと、実際に起きたことと自分の受け止め方の区別がつきにくくなりかねません。
まずは実際にあった言動や状況を説明し、そのあとに「そのことで負担を感じている」など、自分がどう感じているのかを伝えます。
事実と感情を分けて話すことで、個人的な好き嫌いではなく、解決したい問題として相談できます。
業務や利用者に生じている影響を説明する
問題となる言動によって、業務や利用者へのケアにどのような支障が出ているのかも説明しましょう。
例えば、情報共有が行われず対応が遅れた、業務が集中してほかの仕事に手が回らなかったなど、具体的な状況を伝えます。
また、利用者に関わる問題であれば、必要な介助を行えなかったなどの影響があったことも伝えてください。
相手への不満だけで終わらせず、仕事やケアに生じている支障まで伝えることで、上司も対応が必要な状況か判断しやすくなります。
希望する対応を具体的に伝える
相談するときは状況を伝えるだけでなく、上司にどのような対応を希望しているのかも伝えましょう。
業務分担を見直してほしい、必要な指導や調整を行ってほしいなど、希望する対応を具体的に伝えます。
ただし、職場の状況によっては希望どおりの対応が難しい場合もあります。
上司と話し合いながら、問題を改善するためにどのような対応ができるのかを検討しましょう。
上司へ相談しても改善しない場合の対応
上司へ相談しても状況が変わらない場合は、別の相談窓口へ相談したり、異動や勤務体制の変更を申し出たりする方法があります。
現在の職場でできることを確認し、それでも解決が難しければ我慢せず、以下の対応を考えましょう。
人事や法人の相談窓口へ相談する
直属の上司が対応してくれないときは、人事や法人の相談窓口など、別の相手へ相談することも検討してください。
例えば、複数の施設や事業所を運営する法人では、本部に職員向けの窓口が設けられていることもあります。
上司本人の言動に悩んでいるときは、施設長や法人の担当者など、別の立場の人へ相談しましょう。
その際は、これまで誰に相談し、どのような対応を受けたのかも伝えます。
これまで相談した内容や受けた対応、その後も状況が改善していないことまで伝えると、問題の経緯を把握してもらいやすくなります。
ハラスメントは外部の相談窓口も利用する
ハラスメントについて職場へ相談しても対応してもらえない場合は、勤務先の外に相談する方法もあります。
例えば、厚生労働省の「総合労働相談コーナー」では、パワーハラスメントをはじめ、職場でのいじめなど幅広い労働問題について無料で相談することが可能です。
電話または対面で相談でき、必要に応じて問題解決に向けた制度の案内も受けられます。
職場のなかだけで解決するのが難しいと感じたら、一人で抱え込まず、公的な相談窓口への相談も検討しましょう。
異動や勤務体制の変更を申し出る
相手との関係を改善するのが難しくても、働く場所や時間を変えれば、接する機会を減らせることがあります。
複数のフロアや事業所がある職場なら、配置転換や異動ができないか相談してみましょう。
また、勤務する時間帯や担当業務を調整できる職場では、シフトを見直す方法もあります。
介護の仕事や現在の職場に不満がないのであれば、退職を決める前に異動や勤務体制の変更ができないか相談してみましょう。
相手との接点を減らすことで、現在の職場で働き続けられる可能性もあります。
心身に不調がある場合は休養を優先する
人間関係のストレスで心身に不調が出ている場合は、問題の解決よりも休養を優先することが大切です。
例えば、以下のような変化が続いているときは注意してください。
- 眠れない、夜中に何度も目が覚める
- 食欲が落ちている
- 仕事へ行こうとすると強い不安を感じる
- 仕事中に集中できない
- 気分の落ち込みが続いている
こうした状態が続いている場合は無理をせず、有給休暇を取得したり、必要に応じて医療機関などへ相談したりすることを検討しましょう。
むかつく職員を理由に転職してもよい?
職員との人間関係が原因で働き続けることが難しい場合は、転職も選択肢の一つです。
一人の職員との相性だけで転職を判断せず、職場全体の状況や問題への対応を見て検討しましょう。
転職を検討する目安として、次のようなケースがあります。
職場全体に人間関係を改善する姿勢がない
上司に相談しても問題を放置され、状況が変わらない状態が続いている場合は転職を検討してもよいでしょう。
人間関係の問題について管理者が状況を確認し、必要な指導や業務の調整を行っているのであれば、改善を待つ選択もできます。
しかし、相談しても取り合ってもらえず、職場に問題を解決する姿勢が見られない場合は、同じような状況が今後も続くかもしれません。
自分だけで人間関係を変えるのが難しい職場では、環境そのものを変えることも検討しましょう。
不適切な介護を報告しても放置されている
利用者への不適切な言動や介助を報告しても、事実確認や必要な対応が行われない場合は注意が必要です。
利用者を怒鳴る、必要な介助を行わないといった行為は職場として対応すべき問題になります。
そのため、報告後に事実確認が行われたか、ケア方法の見直しや職員への指導があったかを確認してください。
また、一度対応しただけで終わらず、その後も同じ行為が繰り返されていないかを見ることも必要です。
それでも問題が放置されている職場では、自分が望む介護を続けることも難しくなります。
利用者の安全や尊厳が守られていないと感じる場合は、別の職場へ移ることも考えましょう。
介護の仕事自体は続けたい
今の職場を辞めたいと思っていても、介護の仕事自体を続けたいのであれば、介護職を離れる必要はありません。
同じ介護職でも、施設の種類や運営方針によって働き方は異なります。
さらに、人員体制や職員同士の関わり方、業務の分担方法なども職場によって異なります。
まずは介護の仕事内容そのものに不満があるのか、今の職場に不満があるのかを考えてみましょう。
利用者との関わりにやりがいを感じているなら、これまでの経験を活かして別の介護事業所へ転職する方法もあります。
職場を変えることで、介護の仕事を続けながら、現在抱えている人間関係の悩みを解消できる場合もあります。
人間関係に悩みにくい介護職の職場を選ぶポイント
人間関係を理由に転職する場合は、次の職場の雰囲気や働く環境も確認しておきましょう。
実際の職員の様子や人員配置、相談体制などを確認し、自分が無理なく働き続けられる職場か見極めることが大切です。
次の職場を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
面接や職場見学で職員の様子を確認
求人票や施設のホームページだけでは、実際の職場の雰囲気までは分かりません。
そのため、可能であれば職場見学を行い、現場で働く職員の様子を確認することが重要です。
職員同士で挨拶や声かけをしているか、利用者にどのような言葉遣いで接しているかを観察します。
困ったときに相談し合っているか、互いに協力して業務を進めているかも見ておきましょう。
ただし、見学した時間帯の様子だけで、人間関係の良し悪しを判断することはできません。
気になる点があれば、面接で職員同士の連携方法について質問してみてください。
見学時の様子と面接で聞いた内容をあわせて、自分に合う職場か判断しましょう。
新人への研修や相談体制を確認
入職後の研修や相談体制が整っているかも、職場選びで確認したいポイントです。
特に、新人への指導方法が決まっていないと、教える内容が職員によって異なることがあります。
指導内容に違いがあると、どの方法で業務を進めればよいのか戸惑うでしょう。
また、相談相手が決まっていなければ、困ったときに誰を頼ればよいのか分かりません。
面接では、入職後にどのような研修を受けられるのか確認しましょう。
あわせて、指導担当者や相談できる相手が決まっているかも聞いておくと安心です。
定期的な面談や相談窓口がある職場なら、人間関係で悩んだときにも相談先を確保できます。
職員の定着状況や人員配置を確認
職員の定着状況や人員配置も、職場選びで確認しておきたいポイントです。
特に、人手不足で業務量が多い職場では、忙しさから職員同士の人間関係が悪化することがあります。
面接では、夜勤や忙しい時間帯を何人で担当するのか確認しましょう。
募集理由や職員の勤続年数を確認することも、職場の人員体制や定着状況を知る参考になります。
ただし、求人が長期間掲載されていても、離職者が多いとは限りません。
事業拡大や通年採用による募集もあるため、求人の掲載状況だけで判断しないようにしましょう。
職員同士の接点が少ない訪問介護も検討
多くの職員と一緒に働くことに負担を感じる人は、訪問介護も選択肢の一つです。
訪問介護は利用者の自宅で一人で介護をすることが多く、施設勤務と比べて同僚と長時間一緒に働く機会が少なくなります。
職員同士の関わりによるストレスを減らしたい人にとっては、働きやすい場合もあるでしょう。
ただし、ほかの職員との関わりがなくなるわけではありません。
利用者の状態やケアの内容は、サービス提供責任者やほかのヘルパーと共有する必要があります。
訪問介護の仕事内容や働き方も確認したうえで、自分に合う職場を選びましょう。
まとめ
介護現場では、嫌味や悪口が多い、仕事を周囲に押しつけるなど、職員の言動にストレスを感じることがあります。
苦手な職員とは無理に親しくなる必要はありませんが、利用者へのケアに影響しないよう、業務に必要な報告・連絡・相談は続けることが大切です。
業務負担の偏りやハラスメント、不適切な介護などがある場合は上司への相談を検討しましょう。
相談しても改善されない場合は、人事や法人の相談窓口を利用したり、異動を申し出たりする方法があります。
それでも働き続けることが難しければ、現在の職場を離れ、別の介護事業所へ転職することも選択肢の一つです。
職場見学や面接で職員の様子や人員配置、研修・相談体制などを確認し、自分が無理なく働き続けられる職場を探しましょう。
ケアリッツでは、正社員として訪問介護スタッフを募集しています。
安心・安定して働ける環境を探している方は、転職先の候補として検討してみてはいかがでしょうか。






