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介護福祉士国家試験に挑戦!「人間の尊重と自立」編

介護福祉士国家試験に挑戦!「人間の尊重と自立」編

 1月29日(日)は第29回介護福祉士国家資格の受験日です!

「人間の尊重と自立」から出題します。

<問①>Aさん(82 歳女性)は、アルバイト店員の息子(56 歳)と二人暮らしである。Aさんは、3 年前にアルツハイマー型認知症と診断された。現在、要介護 2 と認定されて訪問介護(ホームヘルプサービス)と通所介護(デイサービス)を支給限度額まで利用している。Aさんは、身の回りのことに常に見守りや介助が必要であり、一人で外出して道が分からなくなり、何度も警察に保護されている。訪問介護事業所が、アドボカシー(advocacy)の視点からAさんと息子を支援する場合の対応として、最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 自分の食事も作ってほしいという息子の要望に、対応できないと断る。
2 息子の外出時は、Aさんが部屋から出られないように施錠することを提案する。
3 Aさんと息子に相談の上、社会福祉協議会に見守りボランティアの派遣を働きかける。
4 息子に、市内に認知症家族の会があることを知らせる。
5 町内会に回覧板でAさんと息子の状況を詳しく知らせるように働きかける。

ヒント!
アドボカシー(advocacy):自己の権利を表明することが困難な寝たきりや認知症の高齢者、または障害者の代わりに、代理人が権利を表明すること。

第28回試験問題より出題

 

◆解答◆
問①
1:× 権利擁護の推進、実現の観点から考えると、断るのは不適切。
2:× 権利擁護どころか、権利をはく奪するに等しいこうです。施錠するなどというのは虐待にあたります。
3:○
4:×
5:× 不特定多数の人に、Aさんと息子の情報を公にしてしまうことはアドボガシーの視点から不適切です。

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